火曜日, 12月 04, 2012

サイトの移行について

石田会計事務所のスタッフブログに訪問いただき、ありがとうございました。

当該サイトは次のアドレスに移行させていただきます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。


http://jimusyo.ne.jp/blog/
 石田会計事務所(名古屋)の新スタッフブログ

火曜日, 11月 27, 2012

「アイデア」

 ユニクロとビックカメラがコラボした「ビックロ」が東京でオープンされたことは記憶に新しいと思います。
衣料品店と家電量販店という異業種のコラボレーションは斬新なアイデアで注目された方も多いのではないのでしょうか。

 新たにアイデアを出す必要があっても、なかなかアイデアが出なくて頭を悩ませる経験は誰にでもあると思います。
ある本ではアイデアとは既存のものの組み合わせに尽きるということが書かれていました。
今まで私は、アイデアは0から生み出す必要があるように思い込んでおり、○○を改善させるにはどうしたらいいかなどという漠然としたアイデアを出す際、頭を悩ませていました。

 アイデアを出す際の情報収集として色に注目するという方法があるそうです。
例えば今日は赤色と思って赤色に注目して赤色のものを探します。
そうすると、赤色という共通項にくくられて、一見関係なさそうなものが集まってきます。
実践してみると、思った以上にその色のものが目にとまります。PC、文房具、外に出れば看板、道歩いている人のカバンなどなど…。いつも何気なく通っていた道から意外な物たちが集まってきます。

 どうしても○○の情報が欲しいと思うと、○○の周りに目がいってしまいがちです。
色の情報が欲しいわけではないけれど色に注目することで意外なものが組み合わさり、思考の幅が広がります。
思考の幅を広げておくことはアイデアを出すことに大きく役立ちそうです。
「いつもと違った視点で…」と思ってもどうしていいか分からなくなりますが、強制的に何色と決めることで違った視点で必然的に情報収集できます。 ゲーム感覚でもでき、頭の体操にもなりそうなのでしばらく実践してみようと思います。

by石原

木曜日, 11月 22, 2012

「挫折と再起」

 京都大学の山中伸弥教授が、あらゆる組織や臓器に分化する能力があるiPS細胞を開発して、ノーベル医学生理学賞を受賞しました。
iPS細胞の開発を発表してからわずか6年で賞に輝きましたが、それまでは挫折と再起の繰り返しだったそうです。

 最初の挫折は、整形外科の研修医だった頃で、治すことができない数多くの患者がいるという現実に直面したり、
他の医師が30分で終わる手術に2時間かかり、向いていないと痛感したことでした。
その後は基礎研究に転換し、大阪の大学院で研究の基本を学んだ後、外国の研究所に留学して研究に打ち込みましたが、帰国後二度目の挫折を経験しました。
研究資金も少なく、実験用のマウスの世話ばかりで、研究だけに没頭できる米国の環境との落差に苦しみました。
そんなとき、米国の研究者がヒトES細胞の作成に成功したというニュースに励まされたり、奈良の大学院の助教授の公募に通ったことが救いとなり、現在に至ります。

 これまでの経緯を聞いて、挫折は人生において大切なことだと改めて思いました。
挫折することにより、今まで当たり前のように与えられていた環境やチャンス、幸運などに改めて気付き感謝するきっかけになったり、
自分に足りないものを自覚し習得するきっかけになったり、相手の気持ちがよく分かるようになります。
また、今まで偶然乗り越えられてきたことも、色んな状況を踏まえて、自分の真の力で突破することができるようになるのではないかと思います。

 ただ、挫折だけではなく、時には周りから見て自分の能力では現実的でないと思えるようなことでも、自分を信じて脇目も振らず一心に、目標に向かって進むことも大切だと思います。
そういうときは、周りが見えていなかったり、迷惑を掛けていたり、犠牲を伴うことも多いですが、自分の枠を超えた大きな目標も成し遂げてしまえるほど、
爆発的なエネルギーを出すことができると思います。

 しかし、ずっと周りが見えていない状況が続いては、人として成長できないことも多いと思いますので、
やはり挫折も経験しそれを乗り越えてこそ、成功に繋がりまた、より充実した人生をおくることができるのではないかと思いました。

by 石井

火曜日, 11月 20, 2012

説明があってこそのサービス


 ネイルサロンに勤める友人の話です。
ネイルサロンは今女性の間で流行っている、爪に色を塗ったりアートを施したりする場所なのですが、
お客様に直に接する職種なのでやはり様々な苦労があるようです。

 爪は人によって形状や状態も多様な為、時として爪が割れてしまったり、
要望があったデザインにならなかったりと、ベストを尽くしてもお客様の希望するような
仕上がりにならないこともあるそうです。
そんな時、あらかじめ「爪が薄くなっているので割れてしまう危険性があります」、
「爪が短いので、このデザインだと色が剥げやすいかもしれません」などと一言添えておくだけで、
クレーム率はかなり低くなるそうです。
お客様の立場にたった説明と状況判断で、同じような技術を持ったネイリストであっても、
顧客満足度が大幅に違ってくるという現象が顕著に現れてくるとのことです。
友人は将来独立を考えていることもあって、技術力を磨く事以外にも、
そういった気配りの方法についても試行錯誤をしつつ工夫を凝らしているようです。

 会計事務所の仕事も、お客様の状況に応じたサービスを提供すると言う点ではネイルサロンと共通しているので、
友人の話を聞いている時に自分の仕事に重ねて想像してみました。
そうすると最初は全く違う分野の仕事と思って聞いていた話であっても学ぶことはたくさんありました。
お客様の現状の問題点、会計事務所から提案できるサービス、それに対するリスクや費用を適切なタイミングで
お伝えしているか…等、自分で少し考えただけでも友人の話から考え直すことは多くありました。
お客様の求める説明をベストなタイミングで提供しなければと改めて考え直す一件でした。


by 加藤

火曜日, 11月 13, 2012

「年齢の数え方」

 小学生の時に、同級生の中で誕生日が1番早い子は4月2日生まれ、1番遅い子は翌年度の4月1日生まれ、と知って「4月1日が一番じゃないの?」と思った記憶があります。「そういうものなんだよ」と聞いてそのままだったのですが、税務の勉強をしているときにその答えを知りました。なぜだかご存知でしょうか?

 実は《年齢の数え方に関する法律》というものがあります。
それによると年齢を数えるときは、誕生日から起算して応答日(年を数えるので、月日が同じ日)の前日に満了する(よって次の年齢に達する)ことと定められています。
 ですので、4月1日生まれは3月31日をもって、また4月2日生まれは4月1日をもって歳を重ねます。日常の感覚とは違いますが、これが現在の法律上の扱いです。
 
 冒頭の話であると、就学義務を定めた法律が“満6歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから…就学させる義務を負う”とあるので、法律の認識で3月31日までに6歳になっている必要があり、同じ学年に翌年度の4月1日生まれの子まで入ってくるということです。

 そろそろ年末調整シーズンが視野に入ってきた頃ですが、扶養控除の判断に必要な家族の年齢の数え方もこれにならっています。年齢の判定は年末(12月31日)で行いますが、上記のことを意識して頂かなくても誕生日の記載を間違わなければ控除ミスが起きることはありません。
誕生日を間違えることはほぼないかと思いますが、他の事項を含め、書類はよく確認頂き間違いやもれがないようにして頂くことがお客様にとってベストなことです。
 石田会計では年末調整業務に備えて、書類の記載方法の説明資料を配布しておりますが、それでもわからないことがあれば、遠慮なくお尋ね頂ければと思います。

【参考】
《年齢計算に関する法律(明治35・12・22施行)》
1 年齢は出生の日よりこれを起算す
2 民法第143条の規定は年齢の計算にこれを準用す
3(省略)

《民法》第143条(暦による期間の計算)第143条 
1 週、月又は年によって期間を定めたときは、その期間は、暦に従って計算する。
2 週、月又は年の初めから期間を起算しないときは、その期間は、最後の週、月又は年においてその起算日に応当する日の前日に満了する。(以下、略)

by 松浦

金曜日, 11月 09, 2012

組織力を生かす

「かんてんぱぱ」のブランド名で有名な伊那食品工業をご存知ですか。
この会社は、寒天の国内シェアが80%もある、本社が長野県の会社です。
妻の実家のすぐ近くにあるので何度も訪れたことがあるのですが、先日、テレビで特集されていたので見てみました。

番組の中で印象に残ったのは、従業員の方が始業時間よりもかなり早く出勤していることでした。
その目的は、清掃です。
本社には広いガーデンがあり、誰でも自由に利用することができるのですが、そこを中心に毎日掃除するそうです。
しかも業務命令ではなく、皆さんが自主的に行っているとのこと。
会社が好きでプライドを持ち、お客様に汚いと思われたくないといっていた男性職員の言葉がとても印象的でした。
実際に訪れると、ゴミどころか落ち葉さえほとんど落ちていないぐらいの本当にきれいな庭園です。

人材採用の話では、「採用時にもっとも重視するのは協調性」と経営者の方が言ってました。
協調性を重視している会社は多いですが、1番となると珍しいと思います。
また、「人間は力を合わせればものすごい力が出る」とも。
私自身、仲間で協力して1つの目標に向かっている時は、人数の足し算以上の成果が出た経験が何度もあります。
この会社では、この効果を日常的に経営に生かし、好業績を続けていると感じます。
従業員の仲の良さは、「伊那食ファミリー」という言葉があることからも伺えます

能力主義が叫ばれ、ヘッドハンティングが盛んな時代ではありますが、会社の業績アップには、個の力に頼るよりも組織力を高めた方が近道ではないかと感じます。
「組織力」や「協調性」といったキーワードが、長引く不況下の中で”勝ち組”になるための一つの条件になるのではないかと思います。

by 加古宗利

火曜日, 11月 06, 2012

「年末調整少し変更あります!」

 平成24年分より、生命保険料控除の最高額は10万円から12万円にアップされています。従来の生命保険料控除は一般タイプ・個人年金タイプの2種類でしたが、ここに介護医療保険タイプのものが加わったためです。
 ところが、一般タイプ、個人年金タイプ、介護医療保険タイプというように個別にみると各々の控除額が5万円から4万円に引下げなので拡充なのか減額なのか??わかりにくいですよね。
「いままで受けていた5万円控除も4万円に引き下がってしまうのか?」
「従来加入していた保険に加えて、今後、生命保険に加入した場合、控除額はどうなるのか」などいろいろな疑問が出てきます。

 平成23年以前契約の保険については従来どおり、生命保険料控除の最高限度額を5万円のままとする経過措置があります。
 後者の疑問については、平成23年以前契約の保険(旧保険)と平成24年以後契約の保険(新保険)の両方に加入している場合には、①~③で有利なものを適用します。
①旧保険のみ(限度額5万)
②新保険のみ(限度額4万)
③旧・新保険合算する場合(限度額4万)
 たとえば、旧保険(一般タイプ)5万円の控除&旧保険(個人年金タイプ)5万円の控除&新保険(介護医療保険タイプ)4万円の控除ということになり、単純に加算すると14万円の生命保険料控除となるのですが、このような場合の限度額は12万円に調整されるということです。
 また、平成24年以後の、従来の保険への特約中途付加、更新、転換等の保険の見直しをした場合は新しい控除の適用(上限4万)になります。平成24年以後の保険の見直しは、増税に作用することもあるので注意です。

 各社の生命保険料控除証明書の様式が様々ですので、年末調整書類記載の際は気をつけていただければと思います。年末調整のご依頼いただいているお客様は、私共でも再度書類チェックいたしますが、ご協力宜しくお願いいたします。

by 古橋

金曜日, 11月 02, 2012

「よろしくお願いいたします」

この度石田会計事務所に入所しました公認会計士の長尾一毅と申します。
この入所に際してずっと住み続けた京都から名古屋に移り住み約1ケ月。
京都の知人たちには、「ホームシックにかかるんちゃう?」と笑って送り出されましたが、やはり寂しさは感じるものですね。
ただ、名古屋の地で頑張ると決めたのは自分自身、名古屋に永住するつもりで来たので、早く名古屋に慣れて溶け込んでいきたいと思います。

話は変わりますが、私は入所以前は地域金融機関に約3年、監査法人に約6年勤務していました。

地域金融機関では融資業務に携わり、中小企業や個人に対する融資審査などを行っていました。
ある融資の申込みを断らざるを得ず、お客様が目の前で涙された時もありました。なんとかしたかった。
金融機関は、人から預かった、命の次に大事と言われるお金を、他の人に貸し出す。これがどれほど大変なことかを痛感させられました。
金融機関側の視点などわかる部分もあります、何かお役に立てればと思います。

また、監査法人では公認会計士として監査業務に携わり、上場企業等に対する会計監査などを行っていました。
公認会計士の監査を受ける必要があるのは、上場企業など一部の企業に限定されているため、一般の方は公認会計士の仕事に馴染みがないと思います。そのため、「公認会計士ってどんなことするの?」とよく聞かれます。
すごく簡単に言うと、例えば世界でも知らない人はいないT自動車が、売上10兆円、利益1兆円の決算発表をしたとします。なぜ、世間の人はなんの疑いもなくT自動車の決算を信じるのでしょうか?
それは公認会計士がT自動車の決算に対して、概ね間違っていないということを監査により確かめ、問題なしという報告書を出しているのです。これにより投資家は安心して株の売買ができるというわけです。

最後になりましたが、私が関わる全ての人が幸せな人生を送られることを願っています。その一助となれるよう日々研鑽して参ります。
よろしくお願い致します

by 長尾

金曜日, 10月 26, 2012

「『違う』ところから学ぶこと」

 「ベンチマーキング」という言葉をご存知ですか?
これは、業界を超えて、最も優れた方法あるいはプロセスを実行している組織から、その実践方法を学び、自社に適した形で導入して大きな改善に結びつけるための一連の活動のことです。

 近年は非常に厳しい競争環境に置かれているため、常に競合企業に目を向け即座に改善していくことが不可欠になっています。また、既成概念を打ち破る考え方を取り入れたり、実際に他社と比較分析してみることで、自社を冷静に見ることができ、何がどう違うのか、本当に自社が一番優れているのかを明らかにすることができるとされています。

 以前に、高収益を上げ続けている企業に会社訪問させていただいたことがあります。業種が違う会社から、果たして学ぶことはあるのかな・・・と、その時の私は期待せずに参加しました。しかし、経営者の考えや従業員の方々の仕事に向き合う姿勢など、業種は違っても根本は同じことが多く、見習うべきことがたくさんありました。また、たまたま取り上げられた在庫管理についての話から、その時ちょうど悩んでいた業務ルールについてのヒントをもらえたこともあり、今でも強く印象に残っています。

 テレビ番組でも、その道を極めた方を「賢人」と呼び、特集が組まれることがあります。こんな業界があるのだと初めて知ることや、その方自身の人物像など、興味深いことが多く、楽しみに見ています。業界を超えてベストな方法を学ぼうとすることは、これまで思いもよらなかったやり方を知ることができます。また、その業界ではそんなことできるはずがないと考えられていることも、全く違ったやり方をしているのを見ると、自分が偏った見方に捉えられていたことを知ることができます。「違う」ということにも意識を注ぎ、大事にしていきたいと思いました。

by 板谷

木曜日, 10月 25, 2012

「外に目を向ける」

 最近、気になったセミナー等があれば積極的に参加するようにしています。
新聞や広告等に目を向けてみると本当にたくさんのセミナーが開かれていることに気づきます。主催者側もセミナーを通して営業等が行われるため、セミナーの中身は分かりやすいものが多いように思います。

 最近は資産運用、企業確定拠出年金に関するセミナー等に参加してきました。
今まで知らなかった分野に関しては、とっかかりやすく教えてもらえるため理解を深めるきっかけになります。そして、たとえ知っている分野に関しても、新たな発見があったり、第三者への伝え方という観点から、「話の仕方が上手だな」と感じたり、「そういう説明の仕方もあるのか」などいろいろな面から勉強になっています。石田会計でも毎月スタッフが順次研修を行っていますので、研修の際は学んだことを実践できればと思います。

 また、セミナーを通してたまたま隣り合わせた方との交流がセミナー後も続いたりなど、思いがけないところから広がったりもしています。人とのつながりでは所長の石田が発起人であるアイチ士業ネットワーク(異業種交流会)に参加し、弁護士、司法書士などの異分野の方々との交流も広がりつつあります。異分野の方との交流により、自分のいる世界を客観的に見ることが出来、新しい刺激を受けています。

 セミナーや異業種交流会等の参加で外に目を向けることは、視点をかえるきっかけを与えてくれ、多くの事を教えてくれます。今後も会計・税務という軸をしっかりさせるとともに、フットワーク軽く、幅広く行動していけたらと思います。


by石原

金曜日, 10月 19, 2012

「趣味の時間」

私は花や緑が好きで、たまにフラワーレッスンに行って花束やアレンジを習ったり、観葉植物などを室内で育てて楽しんでいます。

将来的にはイングリッシュガーデンまでとは言わなくても、少し本格的にガーデニングをしたいと思いながら、本屋で気になって手に取ったのが、「モネの庭」というモネが晩年を過ごした地、ジヴェルニーの庭園の四季折々の写真集でした。
淡いピンクの壁に窓扉の明るいグリーンが映えるモネの家とその前面に広がるチューリップや、太鼓橋にかかる藤、青紫と黄緑の補色を使った組み合わせが目を引きます。
モネは印象派を代表するフランスの画家ですが、ガーデンデザイナーでもあったようです。
モネは絵画だけでなく、庭にもその豊かな色彩を表現しました。
そしてまた、庭の生きた色彩や光から新たなインスピレーションを受けて、睡蓮などの絵を何枚も描きました。
私はもともと「色」にも興味があり、もっと「色」について知りたいと色彩検定を受けたことがあるほどで、庭と色彩をテーマとしたこの本はお気に入りの一冊です。

現状ではガーデニングと言えば、毎年秋にチューリップの球根を植え、春に様々な品種の花が咲くのを楽しんでいる程度です。
開花時期や高低差、色彩を意識して組み合わせるガーデニングにはほど遠く、砺波のチューリップ公園や木曽三川公園などを訪れた際に気になった品種を実際に植えてみたり、開花後も手入れをして来年のための球根を育てたりという段階です。
これから色んな植物の性質を知ることはもちろん、土やエクステリアなど、身近なものから少しずつ範囲を広げて、いつか自分の想像する庭を実現できたらと思います。

このような趣味の時間は、良い気分転換になったり、心に遊びとゆとりを持つことができます。
また、普段とは異なった視点で物事を捉えられたり、趣味を通して人とのつながりが広がったりとプラスの要素が大きいので、これからも大切にしたいと思います。

by 石井

木曜日, 10月 18, 2012

「人事のはなし」

「評価」と「評判」は似ていますが、大きく違い、でもとても親密です。
「評価」は賞与査定など短期的な指標で一定の評価基準を設け数値化することが可能です。厚労省によると、意欲・勤務態度・健康・能力・技能伝承力等の5項目が多くの企業の評価対象になっています。

 一方、「評判」は基準がなく、築くのに長い年月がかかり、一旦おちると回復は大変です。「評価」に比べ定義は曖昧ですが、印象・人望の評価に及び、人事異動の際に重視されます。
「評判」といっても高「評価」から「評判」につながることは理想的ですが、「評価」が伴わない「評判」もあり、人事担当者にとって公平に収集できるものではありません。

 ある企業では、一緒に働いている仲間が仕事ぶり、人柄を適正に評価できるとし、従業員同士の相互評価を導入しています。
 また、社内ヘッドハンターを使って、ポテンシャルの高い従業員を探し集め、次世代リーダーを育てている大企業もあります。優秀な従業員を手放したくないため部署が抱え込んでいる場合や、能力があるにも関わらず上司との折り合いが悪く、評価の低い従業員の発掘をするのです。
 他社の成功例が自社にあてはまるとは限りませんが、悩ましい問題のため、いろいろな事例の紹介を読むことはとても興味深いです。

 ご存知の方も多いかと思いますが、会社のための人事という視点からはかけ離れた、年金財政からの視点で「改正高年齢者雇用安定法」が8月末に成立しました。
 
 来年4月より、希望者全員を65歳まで再雇用するよう企業に義務付けるというものです。今までも65歳まで雇用措置の義務はあったので、何がかわったか?というと・・・企業側が事実上、再雇用する対象者を選別できなくなりました。(※勤務態度や健康状態が悪い人を対象外にできる指針を国が今後作る方針だそうですが・・・現状未定です)                  
 年金財政事情で会社への雇用義務を課すことに賛否両論ありますが、時代の流れですね。
就業規則など社内書類整備・変更などは労働局で無料の労働相談窓口(総合労働相談コーナー052(972)0266)がありますので活用していただければと思います。

by古橋

火曜日, 10月 16, 2012

本音で話せる関係を目指して

8年くらい前から、とあるハウスメーカーとお付き合いしています。
そこは「お客様アンケート」がとても多いことで有名で、事あるごとにアンケート用紙が自宅に届きます。
その提出先は、メーカー本部です。経営者がユーザーの本音をとても気にしていることが伺えます。
その甲斐もあってか、毎年の満足度ランキングで常に上位をキープしているので、アンケートの成果が出ているようです。
各担当者もその結果が、賞与の査定に影響するみたいでみなさん必死です(笑)。

石田会計では、定期的にアンケートをお願いするようなことはしておりません。
ハウスメーカーのような大きな組織ではないですし、お客様にとってより身近な存在と自負しておりますので、わざわざアンケートをお願いするのもどうかと思っています。
それでも、ふと「お客様に満足していただけてるのか」、「今日の訪問の付加価値は高かったのだろうか」と不安になることがあります。
また、「相談しやすい雰囲気で接することができたのだろうか」と帰り道に考えていたりもします。

私は石田会計に入社して4年になり、担当のお客様とのお付き合いも長くなってまいりました。
親しくさせていただき、ありがたく思っております。
しかし、そのことが、逆に本音を察知する機会を失っているのではないかと思うことがあります。
私に気を使っていただいた結果、伺えない真のご要望があるのではないかと。

会計事務所業界はサービス業なので、本音(ご要望)が伺えなくなるのはその後の成長を考えますと、致命傷になりかねません。
もっと良いサービスを生み出し喜んでいただくには、お客様のご要望を把握することが不可欠だと感じます。
私自身はお客様に本音でお伝えできるように意識しておりますが、本音を言いやすい雰囲気も持てるように努力いたしますので、率直なご意見をいただければ幸いです。
そして、お客様の応援団として、ともに成長し続けられる関係を築けたらと思っております。

by 加古宗利

火曜日, 10月 09, 2012

「習慣化にチャレンジ」

 去年の今頃は記念すべき第一回目の名古屋ウィメンズマラソンに申し込みをし、フルマラソン完走を目標に頑張る宣言をしていました。完走を果たし、また次の大会にもエントリーしましたが、今度選んだのはハーフマラソンです。

 自分の限界に挑戦という意味ではフルマラソン完走による達成感をすでに味わったので、今回は違う目標を据えてみました。
 目標は運動の習慣化です。
 極端な話で恥ずかしいのですが、実は前回の大会を終えてから今日まで、忙しかったこともあってほとんど走っていません。

 ランニングほどではないですが、運動という括りでは、ストレッチや簡単な筋力トレーニングは習慣づいています。効果(体の変化)が見えやすいので継続につながり、よい循環となっているのでは?と思います。

 思い返せば、昨年練習を始めた頃は、スマートフォンのアプリを使って、日々の走行距離や速さ、累積の走行距離を確認し、その時々の成長を楽しみにこつこつ取り組めていた記憶があります。
 ところがある日バックアップの不備でアプリが消えてしまったので…、後半は当初よりは練習頻度が落ちていました。練習が軌道に乗ったと思ってアプリなしで過ごしたのですが、数字ではっきり成果・もしくは反省点が見られるアプリは自分が思っていた以上にやる気維持に貢献していたのかもしれません。

アプリを使う以外の良い方法もあるかもしれませんが、とにかく、変化がわかりやすく実感できる、もしくは数値でみることができるといった状況を最後まで用意して今回は取り組もうと考えています。
 やる気を維持し、特別な意識にならず、習慣化することによって大きな目標がなくてもその後も継続できるようにしたいと思います。



by 松浦

木曜日, 10月 04, 2012

第二回石田会計事務所OB会

 昨年に続き今年も石田会計ではOB会を開くことになりました。
所長の石田の発案で、昨年第一回目が開催されたものです。

 石田会計は今までに独立開業した人、公認会計士試験に合格して他所で活躍中の人、出産育児の為退職した人等、
たくさんのOBがいます。
様々な経験や能力をもったOBに会って、話を聞く機会は現スタッフにとって、貴重な場となっています。
また在職時期が重複していない人同士も出会うキッカケとなり、輪がどんどんと広がっているようです。
所長はアイチ士業ネットワーク(ASN)という異業種交流会の発起人にもなっており、
人と人との繋がりを大切にしています。
今年の夏には同窓会の企画をプライベートでも行った経験から、こういった交流会を催すこと自体、
いい経験になると所長自身、実感しているようでした。

 今年は日程や会場選びも含め、形式等もスタッフに任されていますので、OB、現職スタッフ、
またその家族の皆さんが有意義で楽しい一日を過ごせるよう力を合わせて準備を進めています。

 昨年の様子は石田会計のホームページ中に所長ブログとして写真とともに掲載されていますので
ご興味ある方は是非ご覧下さい。
長年、石田会計とお付き合い頂いているお客様にとっては懐かしい顔もあるかもしれません。
今年は11月に開催予定ですので、また後ほどご報告できたらと思います。

by 加藤

金曜日, 9月 28, 2012

豊川稲荷参拝

 先日初めて豊川稲荷へ参拝してきました。

 私が住む豊田市からはほど近く、高速道路を使えば一時間もかからず行くことができます。
参拝が目的とはいえ、どちらかというと今話題の門前町での食べ歩きをメインの楽しみにしていたのですが、
想像を遥かに超える立派な建物や敷地内の造りの美しさに花より団子の私でもうっとりするほどでした。
夏の晴れた日でしたので青い空に浮かぶ白い雲と寺院のコントラストが映え、普段絵を描かない人でも
写生がしたくなるような風景です。
さて境内を歩いているとお坊さん達が歩いていたり、写経会のポスターが。
「???」
実は私は豊川稲荷を神社だと思っていたのですが、お寺だったのですね。
完全に勘違いしていて、柏手を打ってしまいました。
今回の事がきっかけで家についてから改めて豊川稲荷の歴史を調べたお陰で、神仏習合の慣習や、
稲荷にも神社系と寺院系があるということが分かりました。
どんなところにも知識を得るチャンスは転がっていますね。
寺院には無料ガイドさんもいらっしゃるようなので、今度チャンスがあればお話しを聞きたいです。

 参拝を終えるとちょうどお昼でしたので、楽しみにしていた食べ歩きです。
豊川市では町おこしとして「いなり寿司選手権」を開催していたり、よくマスコミでも取り上げられているので
古い街並みも活気に溢れていました。
各お店は趣向を凝らし、様々な味や形の「いなり寿司」やアゲを使った料理を食べ歩き用にアレンジして
出していますので、見ているだけでも楽しいです。
お店の人によると「いなり寿司」はそもそも米の不作時に、アゲにオカラをつめて俵型にして、
米俵の代わりにお供えしたのが始まりということで、色々由来を聞きながら美味しく頂きました。

 とくに新たな観光施設を作らなくても、市民が町を盛り上げようと頑張れば、
現状を生かした観光客も楽しめる場所になる良い手本だと感じ、応援したいなと思いました。

by 加藤

月曜日, 9月 24, 2012

「キャッシュフロー計算書」

「資金繰りが厳しくて…」とこのご時世、いろんな場面で耳にすることがあります。

利益が上がっていても、資金繰りが上手く回らず倒産してしまう「黒字倒産」という言葉まであるように、資金繰りは企業を存続させるために大切なポイントとなってきます。利益がいくら計上されて、資産・負債がどれだけ残っているかということは「決算書」で確認されていると思います。 それと同じように資金がどこに使われて、どれだけ残っているかを表すものに「キャッシュフロー計算書」というものがあります。

「キャッシュフロー計算書」では、本業である「営業活動」、設備投資などの「投資活動」、そして資金の借入・貸付などの「財務活動」の3つの活動に分類し、それぞれの活動ごとに資金の動きを把握します。一般的には「営業活動」で資金を生み出し(+)、「投資活動」「財務活動」で資金を減らしている(-)と、生み出した資金を、投資や過去に調達した資金の返済に充てているということで、将来性・成長性の高い会社だと言われています。

経営者の方や、経理をされている方はどこにお金を使われているかは大体把握されているかとは思いますが、1年間の動きを客観的に見るために「キャッシュフロー計算書」は現状を見つめなおし、改善するための一つの材料になってきます。

規模の小さな話にはなりますが、私個人のお金の動きを大まかにキャッシュフロー計算書で分類してみますと…

営業活動にあたる入出金:毎月のお給料(+)、食費(-)、被服費(-)等
投資活動にあたる入出金:勉強のための本代(-)、研修等に参加する費用(-)等
            ※一般的に株式の売買等もあてはまります
財務活動にあたる入出金:特に無し 
            ※一般的に借入・配当等があてはまります

もちろんお給料の中でやりくりしているので、現状営業活動がプラス、投資活動はマイナスといったところでしょうか。一応成長過程にあてはまりますね(笑)

頭の中で分かっているつもりでも客観的に把握することは、感覚とのズレがないかも確認できるため大切だと思います。
私も出来る限り会計の面からお力添えをしていきたいと思います。


by石原

水曜日, 9月 19, 2012

ターゲットを絞る

先日、研修のため、とある温泉宿に宿泊してきました。
大型の宿泊施設で、会社の慰安旅行が盛んだった時代に建てられたもののようです。
宴会場が多数あり、団体客をターゲットにしていたことがうかがえます。
時代とはミスマッチな宿となってしまった現在、どのような経営をしているか気になりました。

さて、夕方になると夕食が気になりました。
個人的には、温泉宿の楽しみは9割以上料理が占めていて、宿の選択では最も重視するポイントです。
今回は自分で選んだところではなく、全く情報がないまま行ったので期待と不安が入り混じっていました。
が、早めに宴会場についてみると、すでにほとんどの料理がセット済みでした。
出来立てのものはほとんどなく、残念ながら食事に対する期待はなくなりました・・・。

食事を終えて、この宿のインターネットでの口コミはどうなっているのかが気になりました。
比較的繁盛している様子だったのですが、食事のことがあるので、評価が低いのではないかと思って調べてみると・・・
これが意外にも高い評価が多くて驚きました。
リーズナブルな料金や、大型のテーマパークに近いこと、また接客が親切でよいといったものが中心でした。
なかには、食事の不満や施設の古さなどを理由に批判的なものもありましたが、ある旅行会社の評価でも総合80点となっているところをみると合格点の宿のようです。

宿泊料金を見てもかなり安い部類のようで、部屋のアメニティー等の備品を極力なくして、コスト削減を徹底している印象です。
子供連れが多いことから、近くにテーマパークがあり、その客をリーズナブルな宿泊料金で取り込めているようです。
残念ながら、この宿のターゲットから私は外れていたということでしょうが、顧客層を絞ることによって、時代に合わなくなった施設の生き残り策として、比較的成功しているのではないかと感じました。

by 加古宗利

金曜日, 9月 14, 2012

「便利すぎ!?」

インターネットで日用品など買い物をすることが日常的になりました。
個人的には週1~2回は利用しており、実際に見定めたいものがあるときだけお店にいくので効率的です。
最近では午前中に注文すると夕方届くということも珍しくなく、ネットスーパーは約3~4時間で届きます。急いでなくても早く届くので申し訳ない(?)くらいです。
早いだけでなく、配送料無料も多く、便利さに日々感謝です。
 
 お店に出向かないので時間も節約でき、衝動買いするリスクもなく、必要な物が買えるので配送料くらい払ってもいいのでは・・・と個人的には思うのですが、それにしてもどうしてこんなに早いのか、不思議に思いませんか?
調べたところ、本で有名なアマゾン(ネット小売店)では商品をバーコード管理し、ロボットが商品の保管、ピックアップ、集出荷を管理しているそうです。
 利用者拡大や長期的な成功のため、短期的な利益は気にしない、との企業哲学だそうです。もちろん、短期的には損失が出るため、アナリストの批判的な意見もありますが、実際サービスを受けている立場からすると、すばらしい企業哲学だと思っています。
 
日本の小売店もネット通販の物流整備を急ピッチで進めているようで、大型物流施設・倉庫賃貸料も半年で5%上昇しているようです。付随して、フルフィルメント(商品の発注から決済、ピッキング、配送までのトータル業務)代行事業は、伸び盛りの成長市場になっています。物流専業者のみならず、自社インフラの有効活用を狙うカタログ通販やIT企業が参入し、異業種間で荷主を奪い合っている状況で、利益に結びつくのは少し先のようです。ネットスーパーも顧客の囲込優先で、利益が出るのはまだまだ先のようです。

顧客の過剰な(?)利便性や、インフラ整備優先で、従業員の給与などコスト削減では企業努力とはいえ、少し寂しい気がします。宅配ピザが少し割高なのが当たり前のように、もう少しサービスに対する対価を払う仕組みがあってもいいのではと思います。 

by 古橋

木曜日, 9月 13, 2012

「脳を支配しよう!」

先日、ある本を読んでいたら、『脳に支配されるのではなく、脳を支配しよう。』というフレーズがありました。

内容としては、たとえば大きな仕事を与えられたときなどに、「これは自分には出来ないかもしれない。」とか「その期限までには、到底無理だろう。」という思いに、そのまま飲み込まれるのではなく、「出来そうだ。」とか「何とかやりくりすれば可能だろう。」という考えに、自分から持っていくことで結果は変えられるというものです。
初めに、無理だと思ったことは、その結論に向かって進んでしまうので、結果的に出来ることも出来なくなってしまうそうです。

確かに、出来ないかもしれないという気持ちからスタートすると、すべての判断基準がそちらへ向いてしまい、「やっぱり・・・。」という結果になることは容易に想像がつきます。自分の脳を支配して、気持ちのコントロールが出来るようになると、いつもとは違った結論が見えてくるのかもしれません。

ところで、かなり前になりますが、お寺の座禅会に参加したことがあります。
日の出前の静かな本堂で、一列に並んで、壁側を向いて座禅を組みます。手は、左手のひらに右手の甲を重ね、両方の親指がつくかつかないかの状態にします。目線は1メートル先の床を見ます。これが基本の姿勢です。
あとは、無心になるだけですが、この無心というのが、やろうと思ってできるものではありません。蝉の声が聞こえても、足がしびれてもじっと耐えます。頭の中を空っぽにするようにと言われても、何も考えないようにしようと・・・考えてしまい、自分をコントロールすることは難しいなと感じたことを思い出しました。

 脳を支配するというのは、そんなに容易ではなさそうです。が、そう思ってしまっている私は、すでに脳に支配されてしまっているのかもしれません・・・。
 脳に支配される(その時々の気持ちにとらわれる)のではなく、脳を支配する(より良い結論にたどり着けるよう、気持ちをコントロールする)ということを意識して、物事に対処していきたいと思いました。

by 板谷

金曜日, 9月 07, 2012

「豊かな人間性」

 先日、東京都美術館を訪れました。
私は、絵画に詳しく絵心があるわけではありませんが、絵を見るのは好きで、たまに美術館を訪れます。
今回は、一度は見てみたいと思っていたフェルメールの代表作である「真珠の耳飾の少女」が来日しているということで、この機会に見に行くことにしました。

 フェルメールは、17世紀のオランダ美術を代表する画家の一人で、精緻な空間構成と独特の光の質感が特徴の風俗画家です。
私はフェルメールの優しい静寂に包まれている空間から伝わる平和な日常と、柔らかく温かみのある光に照らされている青と黄の色彩が好きです。
今回目当ての真珠の耳飾の少女は、振り返って何かを伝えようとしている眼差しと唇が魅惑の少女で、観る人の想像を掻き立てるような作品ですが、わりと素朴に感じられ、また絵画史上最も美しいとも言われるその少女は、想像を超えた美しさでした。

 私は東京に住む大学時代からの友人を誘って美術館を訪れたのですが、友人は全く絵画に興味が無かったため、つまらない時間を過ごしていないか少し心配をしていました。
しかし友人は、こういう機会がなければ絵画に触れることもないし、せっかくだからと自ら積極的に興味深く説明文を読んだり、絵画を見て楽しんでいました。
私は、友人の新しいものを積極的に柔軟に取り入れようとしている姿に感心しました。

 年齢を重ねるとどうしても、自我が確立され、周囲に注意される機会も少なくなり、自分とは異なった価値観が受け入れ難かったり、新しいものを柔軟に取り入れることが難しくなったりします。しかし、それができる人の方が、より豊かな人間性育むことができるのではないかと思います。

 実践するのは難しいと思いますが、常に意識して、新しいものを一旦は受け入れ、必要に応じて柔軟に取り入れていきたいと思います。

by 石井

火曜日, 9月 04, 2012

「どこに時間を投資するか」

 夏を盛り上げてくれたオリンピックや甲子園が終わってしまいました。
 メダルや優勝以前に、出場権を得るステージに辿り着くまででさえ、どれだけの努力と工夫があるのか想像もつきません。順位に関わらず、すべての出場選手に“素晴らしかったです。お疲れ様でした”と伝えたい気持ちです。

 ところで、甲子園初出場の三重県・松坂高校の監督は、進学校であるその高校を出場に導いたことで注目を浴びていました。私立の強豪校が圧倒的有利と思われる中、ユニークな指導方法により、練習時間が限られる進学校を出場に導いた実績が以前もあるとのことです。
 その指導方法の根本となる考え方は、「明らかに先を走っている強豪校に追いつき追い抜くにはどうしたらいいのか。ゴールから逆算して行動しよう。」、というものです。一見直接的な効果が分かりにくいのですが、“テニスボールをいくつも積み上げる”、“打席に入る前にバットの文字を見つめる”、ということを、集中力を磨くための練習として行わせるのだそうです。「集中力を磨く→短時間でも効率的な練習がこなせる」、という効果があり、日々長時間の練習が必要なわけではない、ということを証明しています。

 私は、壁が目の前にある時にそれに対してどう取り組むか?というと、正面突破を試みてしまう傾向があります。いわゆる頑張ればなんとかなるだろうという根性論で、甲子園を目指す球児だとしたらきっと朝から晩まで練習してしまうのだろうと思います。

 もちろん目標によって、正攻法で取り組むことが正解な場面もあるでしょうし、人によってはそういった時期が必要なこともあるかもしれません。ただ、いつまでも同じ方法ではなく、時と場合、自分の成長度合いに合わせて取り組み方を変えられるように、なるべく多くの選択肢と柔軟さを持っていたいものだと、こういった成功事例を見ると考えさせられます。

 仕事上は、お客様の依頼や期待に応えるといった面で日々ゴールがあります。時間は有限です。効率がよくなる仕組み作りや、分担作業のために資料を整える時間など、より良い成果のために、時間の投資のしどころを考えるべきだな…と思いました。

by 松浦

火曜日, 8月 28, 2012

北欧デザイン

私は北欧家具が好きで、よくインテリアショップや雑貨屋を訪れたり、本を読んだりします。

名古屋では、アクタスやコンランショップで、ポール・ヘニングセンのPHランプや、ハンス・J・ウェグナーのYチェアを見ることができます。

私は学生の頃から一人暮らしをしていましたが、部屋のインテリアを楽しむようになって、北欧デザインと北欧家具の木のぬくもりに惹かれていきました。
最初はそのデザインに魅力を感じていたのですが、北欧家具誕生の背景や過程を知ると、より一層好きになりました。

北欧は、夏は白夜ですが、冬は逆に日照時間が短く、厳しい寒さが続きます。
そのため、家の中で過ごす時間が長くなり、室内を快適で居心地の良い空間にする感覚が発達しました。
また、物質的に豊かな国ではなく、女性も働き、男性も家事育児をするため、日用品や食器類のデザインにおいも、デザイナーの生活者としての視点がしっかりと活きています。
北欧デザインには、見た目としてのデザインではなく、毎日使う人のためのデザイン、という考え方が根本にあるのです。
それは、機能的で丈夫で飽きのこないデザインです。
デザイナーはまた家具職人でもあり、その高い技術力が、美しいデザインを実現しています。

そして、これらのデザインは、短いサイクルで生み出されては壊されるものではなく、
時代を経て、生活者の視点から、より現代生活に取り入れやすい形に改良が重ねられていきます。
こうして蓄積されたデザインが、長い時代人々に愛され続け、ロングセラー商品となっているのです。
名作は、偶然生まれたものでなく、必然的に生み出されたものです。

このような北欧家具にみられる、生活者の立場に立ったデザインと、確かな技術は、私たちの仕事にも共通するものがあると感じます。
それは、お客様の立場に立った提案と、それを支える確かな知識です。

改良を重ね、必然的に生み出された名作のように
時代とともに変化するお客様のニーズや税法に常にアンテナをはり、良いタイミングで、より良い提案ができるよう日々努力していきたいと思います。

by 石井

金曜日, 8月 24, 2012

有給休暇の消化率

昔から日本人は働き過ぎとかワーカホリック(仕事中毒)なんて表現されることがありますが、有給休暇に関する調査でも、日本人は有給休暇をもらっている日数が少なく、さらに使っている消化率も低いようです。有給取得日数が多く、消化率が高いのはフランスやドイツといったヨーロッパの先進国なのですが、しっかり休んで仕事も順調とはうらやましい限りです。

調査結果を見てみると、有給消化率が低い原因の中に、改善が可能だと思われるものが2つありました。
まず、「上司が協力的でない」こと。
これは日本だけでなく、多くの国で主な原因となっているようです。有給を消化するには上司の許可が必要な会社が多いと思いますので、すんなりとOKが出なければ取りにくいわけです。
個人的には、上司が意識的に有給を使っている会社は、従業員の消化率が高い印象があります。

そして、もうひとつが、「上司や同僚に迷惑がかかる」こと。
自分が休むことで、自分の仕事を上司や同僚に押し付けることになってしまうためです。
では、有給消化率の高い国は、どうしているのか。例えば、ドイツでは、誰がいてもいなくても業務が滞らないようにするための仕組みづくりに熱心、という情報がありました。会社内は誰が見ても分かるように整理整頓が行き届き、休んでいる同僚の代わりをスムーズに行えるようにしてあるとのこと。
なるほど、これならそれほど迷惑をかけることはなさそうです。

ちなみに石田会計では、有給の消化率は概ね9割といったところでしょうか。世間でよく耳にする、「強制的な取得」はもちろんありません。
仕事量が少ないかと言えば、実際は昔の職場よりも多いです。その代わり、いかにして無駄をなくし、効率的な業務を行えるかをスタッフ全員で話し合っています。
また最近は、お客様の情報や仕事内容などを事務所全体で共有していく取り組みを強化しています。これにより、休んでいるスタッフの担当先から急ぎの依頼があっても、より迅速に対応できるようになると思います。

有給休暇は業種により取りやすさが違うと思います。
会計事務所業界は一般に激務といわれ、昔は有給はあってないようなものだと思っていました。
石田会計に入ってからは、職場の環境を整えることで充分消化可能であると実感しています。
そして、取得しやすい環境を整備することで従業員の定着率が上がり、人材採用の面でも大きなプラスになっていると感じます。

by 加古宗利

火曜日, 8月 21, 2012

夏の読書

 最近読んだ本ですぐ実行できそうなポイントが多く書いてあるものがありました。
その本は箇条書きで具体的に仕事や日常の改善策が書いてあったので理解しやすく、実行しやすいものでした。
私が興味を持った項目を一部ご紹介します。

・マニュアルを読む
「マニュアルを読まずに進歩はできない。
新しいものに買い替える際も前の機種に比べ何らかの新機能が搭載されているはず。
それは一般ユーザーの想像を超えたものであることはほとんどである。」
マニュアルを読むのは困った問題がおきた場合が多かったのですが、読むことの利点が分かるとまた違った考えになりました。
全ページを熟読する必要はなく目次や商品の特徴のページから拾い読みをすれば良いという付け足しの一言で、ハードルも低くなります。
今までは商品のパンフレットを見て特徴をつかむのみで満足していましたが、マニュアルまで読み進めてみる価値を見出せました。

・できる理由を考える
できない理由を考える=言い訳をする
できる理由を考える=工夫をする
なかなか難しいことではありますが、このように単純明快に言われると思考ぐせとして意識しなければと痛感します。

・運をあげない
「運をあげる」のではなく「運をつかむ」
チャンスは平等であり要は目の前にやってきたチャンスに気が付いてそれをつかめることができるかどうかであるという言葉に妙に納得しました。
ではチャンスを見逃さない方法はというと「目標を明確にする」ことだそうです。
例えばダイエット中の人はフィットネスクラブの広告が目に入ったり、スタイルの良い同性が目についたりするように脳がそれに関する情報を勝手に集めるようになりますよね。
このように具体的にメリットを述べられると目標を定めるのがプレッシャーになりがちな私でも自ら目標を設定したくなります。
また自分の脳が情報を集めてくれるのがチャンスに繋がるのであれば、目標を他人に話すことでも同じようにチャンスが増えるのではないかと思いました。

 最近は思考法の本から遠ざかっていたのですが、たまたま家族の書棚に埋もれていたものを読んでみました。
自分で本を選ぶと偏って手に取りがちなので分野が限定されてしまいます。
たまに他人の本棚を見せてもらって普段読まないような本を読んでみることで、いつもと違った方向に視野が広がるのは良いことだと思いました。

by 加藤

金曜日, 8月 17, 2012

「相手の心に届く言葉で話す」

 先日、税理士会の研修に参加し、法務・税務のどちらにも精通している大学院教授の講義を聴く機会がありました。
 5時間超の長丁場でしたが、法務の視点からの話はとても興味深く、その話の中で特に私の興味をひいたのは、「相手の心に届く言葉で話す」という発言でした。

 10年ほど前の改正により、税理士補佐人制度(※)ができ、今後ますます税理士が裁判に参加する機会が増えるだろう状況になったことから、法務と税務のメンタリティ(考え方、心理的傾向)の違いについての話がありました。
(※税理士補佐人制度・・・税理士が、租税に関する事項について、補佐人として弁護士である訴訟代理人や当事者に付き添って、裁判所において出頭・陳述をすることができるようになった制度。)
 “法務を勉強し、それを基礎とする裁判官に対し、裁判で、税法の論理を前面に出して主張していくと負ける確率が高い。メンタリティの違いを意識しないと、税理士は訴訟の場でお客様の力にはなれない”とのお言葉でした。例えば、「民法はともかく税法では…」との話の進め方は、それを一生懸命勉強して今の立場がある人にとって素直に耳に入れにくい、ということだそうです。
 勝つためには法務に携わる方の考え方を理解し、同じ事実を述べるにしても、裁判官の知識背景の論理の下、自分の主張である結論にたどり着いてもらいやすい論法を繰り広げる必要がある、と。そのことを「相手の心に届く言葉で話す」、と表現されていたのです。

 日本語が通じる相手であると忘れがちかもしれませんが、他人が同じ基礎知識や常識(と言われるもの)を持つかどうかは、期待できないことの方が多いと思います。
 仕事中、税務や会計に関してお客様に説明をする機会は数多くあります。しかし数多くあるものの、実はいつも説明しながら難しさを感じ、試行錯誤しています。その業界の専門用語になじみの少ない人に対して、正確だからと専門用語を使うことばかりが適当ではなく、かといって平易な言葉を使って説明すると、まわりくどくかえって話がわかりにくい感じになってしまったり…、と。

 優秀な方は、説明が上手です。要点抑える事や簡略化が上手だからだと思います。それに加えて、相手の立場や考え方、理解度に合わせ、「相手の心に届く言葉で話す」ということが意識されているのではないかと今回の話を聞いた後に思いました。同じ事実を説明するにしても、アプローチの仕方で腹に落ちる・落ちないの違いが、結果的に納得の度合いや結論さえ左右することになる、ということだと思います。
 今までもお客様ごとに説明の仕方などを考えて対応してきたつもりではあるのですが、そのことにしっくりくる言葉を頂けたおかげでとても強く心に残りました。今後も忘れずに仕事に活かしていきたいと思います。

by 松浦

金曜日, 8月 10, 2012

『レモンORピーチ?』

売り手と買い手に「情報量の差」があるため粗悪品の出回る市場を「レモン市場」といいます。
ここでいう「レモン」とは果物ではなく、アメリカでは質の悪い中古車のことを「レモン」、良質なものを「ピーチ」を呼ぶことにちなんでいるようです。
 
 レモン市場では、売り手は品質をよく知っているので中古車に相応の値をつけるが、買い手は品質の情報がないので中古車にあまりお金を払いたくない。
 売り手は、買い手の予算内では低品質の中古車を売らないと利益を上げることができない。
 低品質なので故障が多い→中古車の印象悪化→買い手の予算低い・・・と負の循環によりレモン市場ができ、ピーチは市場へ出られないのです。とても不幸な市場で、逆選択(買い手はピーチがほしいのにレモンを買ってしまう)やモラルハザード(売り手がレモンをピーチと偽って売る)がおきてしまうのです。
 分かりやすく、当たり前のような話ですが、2001年ノーベル賞受賞の理論です。

 情報量の差を解消(レモンにアフターサービスをつける、ピーチに第3者が保証書をつけるなど)をすれば、適正な価値で市場に出回ることができます。
 
 労働市場も採用側、応募者側の情報量の差で「ピーチ」な人材すべてが、能力を生かせる職に就けるとは限りません。ある会社にとっては「レモン」であっても、他の会社では「ピーチ」な人材ということもあるのでミスマッチがおきやすいことも容易に想像できます。
 
 今年はここ3年で新卒の内定率が一番よく、中小企業の比率が上昇しているようです。HPなどの普及により中小企業の良さが理解されはじめたようです。新卒採用に積極的な中小企業が、新卒就職先の選択肢に入ることはとても嬉しいですね。
 
 通年中途採用も中小企業で多いですが、応募者は自分の能力を把握し、会社情報もHPなどで得てから応募してきますが、採用側は履歴書と面接で判断するので自社にとっての「レモン」か「ピーチ」なのか判断情報が少なく、一歩踏み出せないことがあるかもしれません。
 実技試験をしてみる、試用期間を設ける、など解決方法は色々ですが、雇用に関する助成金なども上手に活用していきたいですね。年度末で改廃がありましたので、ご利用検討の際はお気をつけ下さい。

by 古橋

水曜日, 8月 08, 2012

「夏到来」

この季節になると、女性にとっての天敵である紫外線対策で、外出するにも日傘にストール、アームカバーなどが欠かせません。最近は、男性用の日傘まで売り出されており、日焼け対策への関心の高さがうかがえます。せっかくの夏が台無しですが、そうも言っていられないのが現実です。

 一方で、節電意識の高まりに加え、普及拡大を目指した国等からの補助金制度も整い、今年になってから「太陽光発電」という言葉をよく耳にするようになりました。設置方法により全量買い取り制度(太陽光パネルで発電した電力は、すべて電力会社に売り、家庭で使う電力は通常通り電力会社から買う仕組み)、余剰買い取り制度(太陽光パネルで発電した電力をまず家庭で使用し、余った電力を電力会社に売るという仕組み)の違いはあるものの、どれだけ発電できるかは太陽次第。「猛暑日」という言葉も、設置されている方にとっては、うれしい存在となっているのかもしれません。

 ところで先日、ニュース番組の中で、平日の昼間に公園のパラソルの下で、サラリーマンがネクタイ姿でビールを飲んでいる映像が写されていました。これは、サントリーが期間限定で出店したノンアルコール飲料のみのビアガーデンで「オールフリーガーデン」として大盛況のようです。小さい子供を連れた女性や、ノートPCを広げたサラリーマンなど、昼間のビールとは似つかないような人達がビールを手にする姿は、意外性もあり大変目を惹く光景でした。

 クールビズも定着し、次はビール(ノンアルコール)・・・。周囲に不快感を与えない程度の気分転換を取り入れて、仕事の効率が下がらない工夫をしたいものです。

by 板谷

火曜日, 8月 07, 2012

「囚人のジレンマ」

経済学のモデルで「囚人のジレンマ」という考え方があります。これは自分にとって良いように行動したにもかかわらず、結果としてあまり芳しくないものになっているという考え方です。

例えとして…

ある犯罪の共犯者(囚人Aと囚人B)が別々の部屋で尋問を受けています。
検事が囚人2人それぞれに以下の条件を示しました。
・2人とも黙秘すれば懲役1年ずつである
・2人とも自白すれば懲役2年ずつである
・1人が自白し、1人が黙秘すれば自白したものは釈放、黙秘したものは懲役3年である

 ちなみに相手がどんな選択をするかは分からない状況が前提とすると皆様はどれを選択するでしょうか?
私は、自白を選択します。 それは相手が黙秘した場合も、自白した場合も自白を選択したほうが、罪が軽くなるからです。このように考える方が多いのではないでしょうか。

 そうすると、互いに自白を選択し、結果的に懲役2年ずつの刑罰になりそうです。
しかし、本来は懲役1年ずつの刑罰になる「黙秘」を選択する方が望ましく、自分にとって良いように行動したにもかかわらず 結果としてあまり芳しくないものになっているという「ジレンマ」が起きているのです。
価格競争などもこのモデルと似たような状況にあります。

 自分の「得」を追求すれば、なぜか自分は「得」にならない結果となり、そして、自分の「得」を追求しないと、なぜか自分も「得」になるという結果にこのモデルはなっています。
 全ての事象が話し合いできる状況には当然なりませんが、自分だけのことではなく全体を考えて行動することが、結果として自分にとっても良い方向に導いてくれることを教えてくれています。私自身も常に一歩引いて客観的に物事を考えることができるよう励みたいと思います。


by石原

火曜日, 7月 24, 2012

マイホームの購入と税金

最新の住宅着工戸数の統計をみますと、今年の4月は前年比で10%も増えているようです。
報道でもご存知の通り、消費税の増税は、後はタイミング等の問題となっていますが、増税前の一時的な駆け込みが始まっている気がします。
また、金融機関の借入金利もかなり低い水準となっていますので、マイホームを購入する方にとって好条件が揃っているようです。
そこで、購入に際して覚えておいて頂きたいことを、税金面を中心にご紹介します。

まず、増税が予想される消費税は、土地にはかからず、建物部分にのみ課税されます。
例えば、建物本体を税抜2,000万円で取得する場合で、消費税率が5%と10%との差を考えてみますと、購入時は税額で100万円の差が出ます。
さらに、建物部分を全て借入でまかなった場合、この100万円の差は、金利3%で35年返済とすると、160万円にまで拡大します。
「消費税が上がる前に購入したい」というのは当然の発想だと思います。

また、両親や祖父母からの資金援助が期待できる方は、贈与税で住宅取得者限定の非課税枠があり、平成24年であれば1,000万円もあります(平成25年は700万円、平成26年は500万円で、省エネ住宅等であればそれぞれ500万円が加算されます)。
これに、毎年の非課税枠110万円をプラスすると、今年は1,110万円まで資金援助を無税で受けられることになります。
ただし、一定の要件があり、税金のかからない人でも贈与税の申告は必要となりますので、ご興味のある方は担当者までご相談下さい。
これ以外にも、もちろん所得税の住宅ローン控除がありますので、所得税の確定申告もお忘れなく。

このように税金面ではマイホームを取得する良いタイミングですが、逆に購入希望者が多い時は、良い物件が少なくなるというデメリットもあります。
通常、マイホームは人生で最も大きな買い物です。
くれぐれも税金を安くすることを最優先して、慌てて購入したために後悔するようなことがないよう、お気をつけ下さい。

by 加古宗利

金曜日, 7月 20, 2012

情報の選別力


 インターネットでニュースを見ていると、その記事を読んだ読者のコメントが書き込まれている場合があります。
コメントを見ていると、同じ出来事の記事を見ても様々な感想が飛び交い、思ってもいない視点からの意見が
あったり背景に対する情報提供があったりと、驚くこともしばしばです。

 指名手配犯の逃走事件ひとつとっても、警察の失態をあげる人、潜伏先の予想を立てる人、
犯人に同情する人、犯罪組織について語る人等、テレビのニュース番組や新聞には出てこないような意見を聞ける
というメリットがあります。
その一方、専門知識を持ったコメンテーターではなく一般人が匿名で意見するということもあって、
いい加減な発言や偏った思想の人が集まっていたりするので鵜呑みにするのは危険な気もします。

 学生の頃はそれほど情報の信憑性や信頼度といったことを意識したことはありませんでしたが、
税務の仕事をするようになって情報源や発信された日付等に気をつけて信頼性の確認に神経を尖らせるように
なりました。
法律の条文や判例の裏づけのないような情報を元に決算書や申告書を作成しても、
税務署が認めてくれるわけではないと常々職場では教えられました。
節税情報も多くの情報がある分、間違っていたり、古い法律をもとにしたものも混在しています。
仕事で調べ物をする際、大量にある情報は一意見として調べるための糸口とし、
そのなかで自分に必要な情報を選りすぐっていくことを意識するようにしています。

これだけ色々な情報があふれる状況だと、情報を選別する力、統計を読み解く力等、
受け手としての能力を向上させなければと思っています。


by 加藤

火曜日, 7月 17, 2012

「体が資本」


 今年は少し長びいた繁忙期がつい最近落ち着きました。
 繁忙期を乗り越えるたびに思うのが、こうやって頑張れるのも健康であってこそ、やはり体が資本である、ということです。

 石田会計では例年5月から6月頃に健康診断を受けることになっています。身体測定と血液検査等の標準的なもの+αの検診に加え、さらに35歳からはバリウムつきのフルコース、女性は二年ごとに婦人科検診つき、と手厚い健康診断を受けさせてもらっています。
 最近はオプションで追加できる検査も色々あって面白く、今回受けさせてもらった骨密度の検査では同世代平均以上、血管年齢の測定では実年齢とかけ離れた21歳!という結果をたたき出しました(笑)(機械の性能上1番若い年齢として数値が出るのは20歳だということでした。)
 ともかく、今回もありがたいことに特に問題なしの好結果で一安心でした。

 健康なことは自慢のできる私の健康管理の基本の一つは、「常に早めの対処」です。平素健康なため、ちょっと疲れとは違う嫌な感じがするな…という時など、体調の変化がよくわかります。その際には、早く帰ってたっぷり睡眠をとる、早めに薬を飲む、など早めに体を労わってあげるだけで、風邪をひくのもせいぜい5年に1回程度に予防できています。
  
 健康診断があったおかげで、自分の体調改善に早めに対処できた話も周りで聞きます。
 今後も福利厚生の充実具合に感謝しながら検診結果を活用し、良いことはそのままに、改善すべきことがあれば改善し、自分の体のケアに気を配りながら元気で仕事に取り組んでいきたいと思います!


by 松浦

金曜日, 7月 13, 2012

「日本人は経営上手」

今年は帝国データバンクの調査によると、創業100年を迎える企業(個人経営含む)が1800社ほどあり、ここ5年で突出して多くなっています。
 100年前の日本は、大正元年の好景気かつ、大正デモクラシーの自由な気風の時代背景もあり起業の風土があったようです。ベンチャー支援も財閥系企業が長い目で応援するなど財務面でも今より恵まれていたようです。

 世界的にみても、創業200年以上の企業数は日本が約4000社と2位のドイツ約1800社との大差をつけ1位の長寿企業大国です。
 江戸時代の商人が確立した厳しい家訓・後継者選抜人事・教育、顧客管理などの経営理念が受け継がれ、家業の継続を重んじる風土が育ったようです。
 フランスのワイナリーなども歴史があるのですが、オーナーの入替りが多く、組織継続という面では日本と少し異なります。
 
 世界中で100年以上の社歴を持つ企業を調査したところ、以下の4つの共通点があるそうです。
①環境変化に敏感
②強い結束力と組織を大切にする経営者
③現場の人の判断を大切にしている
④資金調達に保守的
 上記に加え、近江商人の「三方よし(売り手・買い手・世間)」精神も日本の長寿企業の特徴だそうです。
 いくつもの景気の波を乗り越えた長寿企業が世界一多いことは同じ日本人として、とても誇りに思えます。ちなみに世界最古の企業は1400年以上の歴史をもつ、四天王寺を建てた日本の建設会社になっています。

 石田会計の関与先は設立間もないお客様から社歴のあるお客様まで様々です。
 相続や事業承継についてのご相談をいただくことも少なくありません。
良い経営のパートナーとなれるよう、個々のお客様の中・長期的な経営計画や意向に沿って、ご提案・ご相談させていただけるよう心がけておりますのでいつでもお気軽にご相談いただけると嬉しいです。

by 古橋

火曜日, 7月 10, 2012

「相手の立場に立って」

最近、急に体調を崩したスタッフが暫く休む状態が発生したこともあり、石田会計では緊急時の体制を見直しました。
それにあたり、自身が担当させて頂いているお客様に関しても、以前作成していた引継資料を見直しました。

「急に来ることが出来なくなったら…」という目線で改めて引継資料を見直すと、自分の中では当たり前になっているだけで本来は共有するべき事項ではないかと思われる部分が出てきました。実際に引継ぐ際に補足しないといけない点は出てくるかとは思いますが、緊急時の体制を見直すことをきっかけに相手の立場にたって考える大切さを改めて認識することが出来たように思います。それと同時に自分の業務の棚卸しにもつながり,お客様にとっても自分にとっても効率的な新しい方法はないかと見直す機会にもつながりました。

そしてお客様からご質問を頂いてお応えする際にも、お客様にとって耳慣れない言葉でお伝えしていないかと日々の業務においても今までより一層お客様の立場にたつことを意識して行うようになりました。「説明不足にならず、くどくなりすぎず」を念頭にお応えできるように進歩していければと思います。分かりにくい点等ありましたら遠慮なくお伝え下さい。

どんな状況に置いても相手の立場に立って考えることの出来るように頑張っていきたいと思います。


by石原

金曜日, 7月 06, 2012

「はじめまして」

6月に入所しました、石井美美と申します。
名前は"よしみ"と読みますが、3月3日生まれで"みみ"と名付けられました。

入所以前は、税理士法人で約5年にわたり、税務会計業務に携わってまいりました。

現在に至る最初のきっかけは、商業高校で簿記を学び興味を持ったことでした。
大学進学後も独学で日商簿記検定1級を取得しましたが、その延長線上にあったのが税理士資格だったことから、何となく勉強を始めました。
勉強するうちに税法もおもしろいと思うようになり、大学卒業後は地元の岐阜県に近い、名古屋の税理士法人に就職しました。

新人でも様々な仕事を任せ、経験ができる職場環境で、月次監査や決算申告業務を中心に、色々なお客様と接することができました。
こうして仕事をしていく中で、将来的にも税務会計の仕事を続けていこうと考えましたが、まずはしっかりとしたベースとしての知識を習得したいと思い、税理士資格を取得するため、退職して本格的に受験勉強を始めました。

試験に合格するために、人一倍努力しようと決心しましたが、努力にも工夫が必要で、専門学校内で上位に入る得点力ではなく、年一回の試験で結果を出す精神力と合格点を取るための実力が必要でした。
実際に実行するのは難しいことでしたが、色々な人の助言やサポートにより、目標を達成することができました。

税理士登録後は、相続申告なども経験しましたが、これからも日々自己研鑽し、お客様に満足して頂けるよう努めますので、よろしくお願い致します。


by 石井

水曜日, 7月 04, 2012

「ありがとうございました」

この度、6月末をもって石田会計事務所を退職することになりました。
 入所して1年で退職することで、お客様にご迷惑をおかけして大変申し訳なく思っています。
結婚13年目で新しい命を授かり、体調も万全ではないため、仕事を辞めて出産育児に力を注いでいくつもりです。

 短い勤務でしたが、私にとっては人生の転機となる1年でした。
 石田会計に入所する前は7年間東京で仕事をしていましたが、あまりに忙しく寝ても覚めても仕事のことを考えていて、心身ともに疲れ切っていました。

 夫の地元である愛知県に移り住むことに決めて、石田会計に入所してからは、快適な職場環境とお客様との温かい交流により、自分自身がとても癒されていったように思います。

 仕事も家庭も大切にするという当たり前の感覚を取り戻し、心穏やかに暮らすことにより、あきらめていた子供を授かることができました。

 これからは家庭をしっかり守っていくという使命を果たしつつ、いつか新しい視点で社会との関わり方を見つけて社会貢献することで、ご迷惑をおかけした分、恩返しができればと望んでいます。

 今まで大変お世話になりまして、本当にありがとうございました。

by 鈴木

金曜日, 6月 29, 2012

自分のためから、他人のために

先日、当番が回ってきたこともあり、初めて町内会に参加しました。

 きっと出席するのは、当番の人くらいだろうと思っていたところ、大半の世帯の方が集まり、出席率の良さに驚きました。
 活動報告として、街灯の設置箇所に印のついた町内地図が配布されました。これには、現在の街灯設置状況と、新たに今回設置された箇所に色分けされており、これにより、ほぼ等間隔での設置が終了したため、危険と想定される箇所はない見通しとのことでした。また、先日警察署の方と町内を車で巡回し、危険な場所や見通しの悪い交差点がないかの確認をしましたとの報告もありました。
 一ヶ所、カーブミラーの設置を打診している場所がありますが、他の地域では、更に危険なところもあり、そちらの対応が終了したら順次応じてくれるようです。現時点では、順番待ちの状況とのことでした。

 確かに、わたしの家の周りは外灯が多く設置されており、夜道も明るくて安全です。また住宅街で見通しの悪い道路には、しばらくすると必ずミラーが設置されていました。

 会長さんから、「この地域はアンケートでも住みやすい街の上位にランクインしています。」というお話があり、さらに「(自分が)住みやすい町から、(他人が)住みたくなる町にしていきましょう。」と言われました。
 私が受けていた恩恵は、実は町内の方々の努力の賜物だったのだと知りました。今後の人のためと思うことが、実は自分たちのためになるという発想に改めて自分自身の行動を見直してみようと思いました。

by 板谷

火曜日, 6月 26, 2012

「ピラティスを体験!」

先日友人が通っているピラティス教室に参加してきました。

最初はピラティスと聞いてストレッチのようなものかなと思っていましたが、実際は筋力トレーニングのような筋肉を鍛えている感覚に近いものでした。
例えば使われている筋肉を意識しながらゆっくり腹筋を行うイメージです。

時間は1時間ほどで、一枚の長方形のマットの上で行うのですが、想像していたよりもきつく、初心者用コースにもかかわらずついていくのに必死でした。
終わったころにはじんわりと汗が出るほどで、次の日は案の定、筋肉痛になりました。

ピラティスって何だろうと思い調べてみると、もともとは第一次世界大戦の負傷兵のリハビリのためのフィットネスプログラムで、呼吸法を活用しながら、主にインナーマッスルをゆるやかに鍛えるエクササイズのようです。
ピラティスの効果としては代謝・姿勢がよくなるといったことがあげられます。
また使われている筋肉を頭の中でイメージして取り組む必要があるので集中力を高めるといった効果もあり、心身ともに鍛えることのできるエクササイズのようです。

自分のイメージしていたものとは異なりましたが、日頃肩こりに悩まされている私にはとてもいいリフレッシュになりました。
まだ始めたばかりですが、日頃の生活でも姿勢等を意識するようになり、プラスの効果を感じ始めています。
ピラティスはマット1枚で手軽にできるエクササイズで集中力も高められるため、これからも定期的に取り組み、仕事の効率化にもつなげていけたらなと思います。


by石原

火曜日, 6月 12, 2012

「ご存知ですか?“D言葉”」

最近知ったのですが、“D言葉”とは、頭文字が「だ行」で始まるネガティブな言葉のことだそうです。
 各々の職場や特定の人に対し、これを言ってはいけない、と認識しているものがあるのではないかと思うのですが、その中でビジネスシーンやプライベートのいずれにも共通のNGワードと言えるのがそのD言葉ということです。

 例えば…、「だって」・「だけど」・「でも」・「ですから」・「どうせ」、という言葉です。
 なるほど、その後には言い訳や相手を否定する言葉が浮かびませんか?
 これらは相手を嫌な気分にさせるだけでなく、自分の評価も下げてしまいそうです。

 心配になって自分の言動を省みてみたところ、私が発しがちなD言葉は、家族から頼みごとをされた時の「(手伝ってあげたいけど)でも忙しい」という言葉だと思いました。
 職場では、このような直接的な断りの言葉はさすがに使いませんが、家族だからといって良いわけではありませんね。

 どうもうっかり出てしまいそうな言葉ですが、そんな時の対策は、「でも」と言い訳や否定から入らず、「そうですね、でも私は○○だと思うのですが、どうでしょうか?」という感じで、「Yes+D言葉+疑問・提案」という形で言葉を伝えるというのがよいそうです。
 また、D言葉は「使わなくても会話が成り立つ」と認識するということが大事です。

 日本には、「言霊(ことだま)」という言葉が昔からあるように、言葉が自分の思考や行動に与える影響は侮れないようです。言い訳や否定の言葉に囲まれるよりは、前向きな発言をする人になりたいですし、そういう人の近くにいたいと思う気がします。
 自分も周りの人にも気持ちよく過ごしてもらうために、悪気がなくてもうっかり“D言葉”を使わないよう、心がけたいと思いました。

by 松浦

金曜日, 6月 08, 2012

理解のための知識

以前のブログにも書きましたが、私は新聞やニュースの記事をそのままでは理解できない時にはその事件の背景や予備知識を解説してくれる番組を見ています。
お気に入りだったNHKの「週刊こどもニュース」という番組は終了してしまいましたが、最近では大人向けの番組でも、
ニュースを分かりやすく解説するものが放送されていたり、新聞社のホームページに噛み砕いた解説が掲載されていたりするので、とてもありがたいです。
(ちなみに「週刊こどもニュース」は子ども向けの番組にも関わらず、大人の方、特に50歳以上の方の視聴率が大半を占めていたそうです。)

何事も、基礎の知識をあやふやなままに進んでいくと、間違った理解をしてしまう事が多いように感じます。
今になって思えば、学生時代の社会の授業をもっと熱心に聞いておけば良かったです。

最近特にそのことを痛感して、税務のみならず他の分野の法律知識もあればニュースが少しは分かりやすくなるのかなと思いたって、本を一冊購入してみました。
一般的な法律を学ぶものですが、ビジネスで使う知識を中心にまとめてあるものです。
日常はもちろんのこと仕事をしていると、様々な法律知識の下地が必要となる場面に遭遇します。
知識の下地があれば、調べ物をするにしても回り道はしなくて済むので有効に使えそうです。
日常のみならず仕事の上でも役に立てられればいいなと思っています。

by 加藤

水曜日, 6月 06, 2012

『扶養者の確認はじまります!』

昨年は震災の関係で見送られていた、健康保険の被扶養者確認が5月末頃から始まります。
3月から健康保険料が上がったばかりですが、要は、赤字で苦しいので、本来扶養ではない人を外す作業です。

 今年の4/1時点で学生など18歳未満の人、4/1以降に扶養になった人は重複確認のため対象外になります。
前述以外の扶養者がいる従業員が在籍する会社に「被扶養者状況リスト」が送付されますので、対象従業員配布→回収&確認→提出という流れになります。
 会社で回収した書類のチェックは給与計算時の資料やH24年 給与所得者の扶養控除等申告書での確認になると思いますが、税法上と健康保険上の基準が異なるので少し紹介します。

●健康保険の扶養範囲
・3親等以内血族・姻族→同居要件→年収要件の順に判断します。
 配偶者は内縁でも扶養になり、同居要件も不要です。
 ・所得税法上(6親等以内血族・3親等以内姻族)より認定範囲が狭く、同居要件があります。
例えば、妹弟は別居でもいいが、兄姉は同居していないと扶養になれないのです。
「弟の学費を稼ぎ、仕送りする兄」を想定し、40年ほど前からこのような取り扱いになっています。兄がダメとは厳しいのでは!?と思いますが、内縁の配偶者は別居OK(連れ子は同居要)ですので、少し悩ましい基準になっています。

・年収要件は
健康保険・・・年収130万未満(60才以上180万)※年収とは経費控除前です。
所得税のように年間ではなく、今後の見込みで判断します。
失業保険や遺族年金など非課税収入もカウントしますので税法上扶養でも健康保険は扶養でない場合があります。
所得税・・・所得(経費控除後)38万以下。パートなど給与のみの場合は103万以下です
  
 対象従業員が多い会社はお手間になると思いますが、健康保険財政のため、できることから協力していくしかありませんね・・・。
 判断に迷う扶養者がいる場合は、具体例と共に健保協会(愛知支部は052-979-5190)にお問合せ下さい。
給与計算など関与させていただいているお客様は変更ございましたら、連絡下さいますようお願いいたします。
※上記説明は政府管掌健保ですので、組合健保などはまた別になります※ 

by 古橋

金曜日, 6月 01, 2012

「便利さの代償!?」

ネット検索大手企業の新しい個人情報保護に関する利用規約(プライバシーポリシー)が話題になっています。
概要は、提供しているサービス(メール・地図・写真管理など60以上)の顧客情報を統一管理し、利便性を高めるというものです。
同時に、サービスを使用すればするほど、いつ何を購入したかなど個人情報が蓄積されるので、プライバシーの侵害になる心配もあります。日本よりも欧米で懸念の声が強いようです。

少し前、地図のストリートビューが裁判で問題になっていましたが、利便性が評価され、改善を重ね現在も世界中で活用されているので、今回も利便性優先になるのでは・・・と個人的には思っています。

以前、利用していたネットスーパーで顧客情報流出の事故があり、お詫びとして商品券を頂いたことがあります。クレジットカードの番号の登録もしていたので、当初はかなり心配でしたが、実害は特になかったため、半年程停止していたサービス再開と同時に利用を再開しました。
やはり、日常の便利さには少々(大きな?)のリスクはあるのだと実感した経験もあります。

公私問わず、個人情報を提供しないと、受けられないサービスが多いことを改めて痛感します。同時に、個人情報提供の対価(サービス)がとても便利なので、なくては困るものになっています。
法整備が後手にまわっており、何かあったときの保護・救済はあまり当てになりませんが、利用目的などをしっかり理解してサインするなど、できることから心がけていきたいと思います。

by 古橋

木曜日, 5月 31, 2012

「80対20の法則」

以前、マーケティングのお話を聴いた際に「売上の80%は顧客の20%によって生み出されている」ということ知りました。この考え方は20%の顧客に的を絞ったサービスを行った方が売上を効率的に増加することができるというものです。

最近またこの話を耳にする機会があり、気になったので調べてみました。
これは「80対20の法則」とよばれ「パレートの法則」とも呼ばれるそうです。そしてこれはマーケティングだけでなく、あらゆる場面であてはまるそうです。

例えば…
仕事の成果の80%は、費やした時間全体のうちの20%の時間で生み出している
富める者上位20%が全体の富の80%を所有している
文章で使われる単語の80%は全単語数の20%にあたる頻出単語である
ソフトウェアの利用者のうち80%は全機能のうち20%しか使わない

などといったようにさまざまな例があげられていました。

自分自身の仕事や受験時代を振返っても、結果を生み出した努力は全体の努力の20%によって占められているといったのは、20%は極端な気もしますが「確かにそうなのかもしれない」と思わされる部分があります。例えば受験時代についていえば基本がとても重要で、その基本をしっかりとおさえておけば、80%程度の問題は解けるといったような感覚です。

では、残りの努力は無駄なのか?という感覚にもなりそうですが、個人的にはそうは思いません。あくまで、限られた時間の中で最大限の成果を出すためには、費用対効果の1番高い部分を見極め、集中的に取り組むことが大事とこの法則は伝えているように思います。

この見極めが大切であると同時に難しい部分でもありますが、意識して取り組むことで仕事もプライベートもより充実させていきたいと思います。


by石原

金曜日, 5月 25, 2012

波長が合うって大事

相手のことをよく知らないけど、話しているとなんとなく波長が合うと感じることはありませんか?
このなんとなくの感覚が、結構大事なのかもしれないと思います。

私が通っている美容院の店長がまさにこの「波長が合う」人で、髪を切ってもらいながら、話に花が咲き、時にはお互いの失敗談で盛り上がり、涙が出るほど笑うこともあります。
聞き上手、話し上手で、相手をリラックスさせる雰囲気をもつ人なので、行くととても気持ちが明るくなります。
笑いのツボが似ていることもとても魅力です。

髪を切ったあと、いつも清々しい気持ちで美容院を出るのですが、人気のある人なので、たくさんの人が同じように明るい気分になって帰っていくことが想像できます。
いい仕事をしているなあと感心してしまいます。

サービス業は技術、知識はもちろんのこと、多くの人に波長が合うと感じてもらえるだけの器がいるのだと思いました。

その美容院の技術や店舗の雰囲気にも満足していますが、上手な美容師がいる素敵なお店は他にいくらでもあると思います。
でも波長の合う人はなかなか見つからないので、これからも今の美容師さんにお世話になろうと思います。

by 鈴木

木曜日, 5月 17, 2012

異業種の方との交流

今年に入ってから、異業種のメンバーで定期的に意見交換会を開催しています。

 仕事の内容、職業によっては専門分野、そしてプライベートなどの自己紹介をして、自分のことを表現する場にもなりました。
 食事をしながらですが、自分とは異なる職業の方と話をするのは、考え方や話の切り口が新鮮で驚きや勉強になることが多いです。

 「最近、こんなことがありましたが、どのように考えますか?」とか「みなさんならどうされますか?」といった問いかけをきっかけに、各々が意見を出し合ったり、過去に似たような経験をしたことなどを話し合います。思いも寄らない考えや、そこから派生して、「こんな場合は・・・こんな場合は・・・」と新たな問題がどんどんでてくるところも面白いです。
 一つのテーマについて、従業員の立場からだけでなく雇用者側の考え方や 、法律上の見方など様々な角度から検証していけるのもとても興味深いです。
 また、その職業ならではの苦労話や特殊な経験談など、普段は聞くことのできない話もあり、とても充実した時間をもつことができました。

 食事からスタートした会ですが、せっかく知り合った仲間なので、みんなで何かできたら・・・という気持ちが芽生えています。
 良い刺激を受けながら、成長していけたらいいなと思っています。
 そして、私自身も負けずに自己研鑽に励みたいと思いました。

by  板谷

月曜日, 5月 07, 2012

「更正の請求の改正による影響」

“確定申告を間違えて税金を多く払ってしまった!?”そんなときに、是正を求める「更正の請求」という手続きがあります。聞いたことがないと言う方もいらっしゃるかもしれません。昨年の税制改正により大きな変更がありましたので簡単にご紹介したいと思います。

 まず、「更正」がそもそも何かというと…、例えば納税者が申告した内容に計算間違いや転記ミスなどがあったとき、または税務調査等によって税法違反が判明したときに、税務署が正しい税額に是正することを言います。増額更正と減額更正のどちらもあります。
 そして、「更正の請求」とは、上記のような間違いの場合で、所得や税額が過大であったときに、納税者側が税務署長に対して是正(減額更正)を求める手続です。(所得や税額を少なく間違えていた場合の是正については、納税者側が行うのは修正申告であり、税務署側が行うのは増額更正となります。)

 さて、改正で何が大きく変わったのかというと、更正の請求ができる期間です。従来は請求できる期間が1年だったのが、5年へ改正されました。これは、平成23年12月2日以降に申告期限が到来する国税について適用されます。しかし、それ以前のものについても従来の請求期間(1年)内であれば手続は可能です。また、請求期限を過ぎてしまったものについても別の手続より更正を求める方法が残されています。

 ここまで聞いただけでは有利な改正と思えるかもしれませんが、気にすべき点は、税務署側が“増額”更正できる期間も従来3年であったものが5年に改正されているところです。(不正行為によるものは従来どおり7年まで遡って更正されます。)
 今まで調査対象が通常3期分であったのはここに基づくもので、それが延長されたということは、今後順次にではありますが、5期まで遡っての調査がベースになってくる可能性があります。
 お客様においては、今後決算資料や総勘定元帳はもちろん請求書や領収書などの資料は、直近の5期分くらいはすぐ出すことができるよう、紛失などに気をつけながら資料の管理に一層の配慮をしていただきたいと思います。
 会計事務所としては、調査の傾向が変わってくるようでしたら、また何らかの形で情報発信していきたいと思っています。

by 松浦

火曜日, 5月 01, 2012

カーシェアリング

「カーシェアリング」をご存知でしょうか。
車を複数の会員で共有し、会費と利用料を負担する仕組みで、会員制のレンタカーといった感じのものですが、近年会員数が増えているようです。
事務所の近くにも一台、カーシェアリング用の車両がありますが、設置当初は使われている様子はありませんでした。
しかし、ここ最近は時々車がない(利用されている)ことが増えてきました。

カーシェアリングを利用するメリットは、やはりコストでしょう。
車は本体の値段だけでなく、毎年多額の維持費がかかります。
車を長時間使わない人は車を持たずに、頻繁にタクシーを使った方が安いという人もいるくらいです。
一方、デメリットとしては、共有ですので利用者が多い時間帯には使えないケースがでてくることです。
でも、レンタカーやタクシーで一時的な代用は可能な気がします。

利用者に対するアンケート結果では、会員入会後のマイカー保有台数は大幅に減少し、また、公共交通機関や自転車等の利用が増えたそうです。
渋滞が減少して、排気ガスが少なくなる効果も期待できそうですね。

利用効率の関係で、都市部でないと採算が取れないため、全国的に普及することは難しいと思いますが、お財布にも環境にもやさしい仕組みですので、普及が進めば良いなと思います。
残念ながら、サービスが無い地域に住んでいる私は利用することができませんが、都市部にお住まいの方は検討されてはいかがでしょうか。

by 加古宗利

金曜日, 4月 27, 2012

活気ある商店街へ

地元の商店街が企画する「はしご酒」というイベントに友人達と参加してきました。

これは3,000円で5枚つづりのチケットを買うと、参加店で1枚のチケットにつき飲み物と食べ物が一つずつ出てくるというものです。
普段よりもずっとリーズナブルな価格で楽しめるので大好評で、今回で第六弾のイベントのようです。
お店にとっては、通常の営業よりお客の回転が早い分、手間がかかるという面を差し引いても、新規のお客さんを呼び込めるというメリットは大きいようです。
一見入りにくい店構えのお店や、外から雰囲気の分かりにくいお店の経営者にとってはまたとないチャンスです。
私は今の地域に引っ越してから間もないので、近所のお店の様子がまだ分からず、こういったイベントはまさに私にぴったりの企画です。
日程は指定日の二日間ですが、その間に使いきれなかったチケットは商店街で金券として使えるということもあり、気軽に参加することができました。
はしご酒の日は、街を歩く人もいつもより多く、賑わっていて、町おこしの効果が見てとれました。

こういった「はしご酒」を推奨して地域興しをするイベントは全国各地で行われていて、先日も名古屋で「鯱(しゃち)コン」という名で開催されていました。
こちらは商店街主催の大規模合コンで、一定金額で何軒ものお店を飲み放題食べ放題で「はしご」できるようでした。

お店にとってもお客さんにとっても嬉しい、アイディア溢れるイベントが、今後も続けばいいと願っています。


by 加藤

水曜日, 4月 25, 2012

「簿記って面白い?」

以前「簿記って面白い?」と聞かれたことがあります。
今では簿記自体について考えることもあまりありませんが、会計に関する本を読んでいて改めて簿記について考えました。

そもそも簿記は世界中で用いられており、ヴェネツィア商人が発明したそうです。
そして江戸時代に欧米からの導入で日本に普及したといわれています。
ちなみに英語ではbookkeepingと呼ばれることから日本では簿記とよばれるようになったという一説もあるそうです。

簿記が世界中に普及した理由として以下のことがあげられていました。

・誰が行っても同じ結果が得られること
・分担作業もできること
・一つの取引を常に二つの側面から記録することで、記録の正確性も確認でき、間違っていることを教えてくれる場合もあること

最後に挙げた一つの取引を二つの側面から記録ということはとてもよく考えられた仕組みのように思います 。

例えば車1台を100万円で現金で購入した際、複式簿記では(借方)車100万円/(貸方)現金100万円と記帳されます。
これは車という資産が100(万円)増えたこと、それに伴い現金100(万円)が減っているということをあらわしています。

固定資産台帳、現金出納帳等でそれぞれ管理されているとは思いますが、簿記では仕訳をきることで一体として把握することになります。
膨大な取引を管理できる仕組みとして簿記は欠かせないということを改めて感じるとともに、面白く感じました。

そして今では当たり前に簿記を利用していますが、最新の技術がどんどん発明される中、400年前に考案された簿記が今でも世界中で使われているということは偉大な発明であり、奥が深いとしみじみ思いました。


by石原

火曜日, 4月 24, 2012

思い違いに注意

先日お客様から、こんな電話がありました。

 「○○○を行ないたい思うのですが、結構かかるので何か別の方法はありませんか?」
とのお尋ねがありました。
 書籍などで事例を調べてみたのですが、なかなか良い提案が思い浮かびません。
そこで、“そもそも結構な費用とはどれくらいかかるのかな”と、まずは話の元から検証してみようと思い、今度は違う角度から調べてみました。
 すると、かかる費用は実費程度とのこと。結構というほどの金額ではありません。

 そこで再度確認の電話をしてみました。
すると、「費用はかからないのですが、相当な手間がかかる。」とのことです。
よくよく考えてみると、実は初めの電話で、「・・・結構かかる・・・」とおっしゃっていたのは、費用ではなく手間のことだったのです。それを、わたしが勝手に“結構かかるのは、費用のことだろう”と思い込んでしまったようです。

 私の確認不足が招いたことだったのですが、今回は早い段階で気付き、事なきを得ました。しかし、前提部分の下調べが重要であることを再認識した出来事でした。思い違いで話がすすんでしまうと、全く別の結論にたどりついてしまうことにもなりかねないので十分に気をつけなければと思いました。

by 板谷

火曜日, 4月 17, 2012

成功体験

我が家には10歳のラブラドール・レトリーバーがいます。
毎日家に帰るとしっぽをちぎれんばかりに振りながら迎えてくれて、ソファーに座ると足元に寄り添って甘え、いつも癒しを与えてくれる私にとってかけがえのない存在です。

今は、散歩するときはぴったり横を歩き、とても穏やかで困らせることは全然ありませんが、3歳頃までは、散歩中は引っ張るし、リードを外すと戻ってこないし、家具は壊すし、育てるのがとても大変でした。

しつけの本を熟読して、子犬教室に通い、悪戦苦闘して身につけた育て方は、犬に成功体験を積ませることでした。

呼んだら走ってくるとか、横について歩くなどの訓練で、うまくできるようにこっそり手助けしては、「偉いね~」と誉めることで「できた!誉められて嬉しい!」と思わせるように工夫しました。
そして失敗体験は記憶させないことも大切と教わり、トイレを失敗したときなどは、何事もなかったように黙ってさっと片付けてしまいます。

これを地道に繰り返すうちに、成功して誉められることを積極的に選ぶようになり、お互いが嬉しくて、信頼関係も築かれました。

うまくいったことは、人間にとっても自信につながるので、私自身、大型犬をちゃんと育てられるという自信が芽生えました。
その自信が何か思いがけないときに自分の支えになってくれるような気がします。

小さな成功の積み重ねがやがて大きな実を結ぶと信じて、目の前のことに集中して取り組んでいこうと思います。

by 鈴木

金曜日, 4月 13, 2012

保険金の請求もれがないように

仕事でもプライベートでも、複数の保険を契約されている方が多いと思います。
保険は、将来の大きなリスクを回避するために入るものですが、契約したことで安心してしまい、契約内容は時間の経過とともに忘れがちです。
万が一、保険事故が起こったときには、保険会社側から連絡してもらえるわけではなく、契約者が保険金の請求をしなければなりませんので、ある程度の保険内容は把握しておく必要があります。

そのために、お勧めなのが簡単な保険の一覧表を作ることです。
全ての保険契約において、重要事項が一目で分かるようなものを作ります。重要事項としてピックアップするのは、主に保険金額、保険料、保険期間、保険の対象、保険会社の連絡先などです。変更等があれば、その都度反映させていきます。何かあれば一覧表を確認すれば分かりますし、更新を続けることで自然と内容を覚えることができ、請求もれが防げると思います。
また、一覧表を作ることで、現状の契約が必要十分なものかどうかのチェックもできます。必要以上に契約していたことに気づき、無駄を減らすといった効果も期待できます。契約時は必要だったけど、今は必要ないのに払い続けてしまったといったケースは良く耳にします。

ところで、保険はいつまでに請求すればよいでしょうか。
法律では時効は2年となっていますが、生命保険のように約款によって3年になっているものもあります。
また、損害保険では、損害の査定が必要なため、保険事故発生から1~2ヶ月で連絡しなければならないものもあるようです。
いずれにしても、一覧表を作っておけば、保険事故が起きたらスムーズに手続きができるようになると思います。

一覧表を作ったら周りの方(他の従業員や家族)と共有しておくと、なお良いと思います。
保険を使わない生活が理想的ですが、いざという時には保険金が確実に受け取れるようにしておきたいですね。

by 加古宗利

火曜日, 4月 10, 2012

日本人思考ですか?

石田会計では税務関係以外にも、スタッフが自由に閲覧できるビジネス誌が数種類あり、大切な情報収集源になっています。
私は人事関係の記事を特に好んで読んでいるのですが、最近読んだ「コンフリクト・マネジメント」について紹介したいと思います。(コンフリクトとは葛藤・衝突・対立を意味します)

「1つしかないオレンジを二人がほしいと思っている。どうすればよいか?」
(※答えが浮かんでから読み進めて下さい)
①強制(競争的)・・・腕力、ジャンケンやくじ
②服従(受容的)・・・相手に譲る
③回避的・・・二人ともあきらめる
④妥協的・・・半分づつにする
⑤協調的(Win-Win)・・・? 
上記は心理学者が人が対立した時に取る態度を分類したものです。
日本人の多くは④を選ぶそうです。(ちなみに私も④です)
 ⑤は一方はオレンジジュースを作りたい(実がほしい)、もう一方はジャムを作りたい(皮がほしい)というニーズがあり、話し合いで両者ともほしいものが100%手に入るという例です。

問題は「実を食べたいのだろう」という先入観と、妥協を「良し」する価値観です。
どのモードが適切なのかは、もちろん問題と状況によりますが、日本人は①~④(双方目的未達成)の選択が多く、⑤の解決策を見出すこと(コンフリクト・マネジメント)が苦手な人が多いそうです。
コンフリクトを戦略的・効果的に利用する事は、健全な組織に大切なので、人事研修に取り入れている会社もあるようです。
若手社員向けの導入例では、国籍や文化の違い、職歴の違い、価値観の違い等、多様性にあふれる職場環境において、社員に「他者との違いを受容し、共感する心」を育ててもらい組織力を高めるため。
管理者研修の導入例では、部下との衝突、社内他部門との軋轢、会議場面での意見対立等々・・・日々の業務の中で、組織内コンフリクトが生じたとき、リーダーが適切に異なる意見を集約する力を身につけるため等が紹介されていました。

公私問わず、問題とは自分が問題視するか否かだけで、日常にありふれているはずです。
回避的(見ぬふり)、妥協的(諦める)に解決したつもりになっていることを見つめなおし、協調的解決策を考えていく思考「癖」を心がけたいと思います。

by 古橋

木曜日, 4月 05, 2012

「フルマラソン完走できました! 」

去る3月11日、名古屋ウィメンズマラソンに参加し、フルマラソンを5時間31分にて完走しました!
 以前のブログにも書きましたが、9月に申込みをしてからランニングを始め、思えばあっという間の本番でした。

 当日はとても素晴らしい天気に恵まれました。
 スタート付近では沿道に、おもてなし武将隊、中日ドラゴンズのドアラ、大村県知事など地域の有名人が多く応援に参加しており、名古屋国際女子マラソンから衣替えしたこの大会への力の入れようを肌に感じました。

 折り返してくるトップランナーを隣の道路から間近で見たり、仮装ランナーを見物したり、最初は興奮状態もあって快調でした。しかしマラソンはそんなに甘くはなく、お祭り気分も中盤を過ぎる頃から笑顔と共にすっかり消えうせ、後半は歩きを交えてのかなり苦しい道のりとなりました。

 そんな中嬉しかったのは、多くの人から応援を頂いたことです。ゆっくり走っているので沿道の方の声援がもれなく耳に入ります。応援される側になってみて、声援を受けるというのはとても嬉しく力になるものなのだと実感しました。
 また、マラソン参加を公言してからは同僚やお客様、友人などから頻繁に、“練習してる?”と様子を聞かれ、直前には“頑張ってね”との応援の言葉を頂きました。 これも道中思い出しては「絶対完走するぞ!」と励みになりました。

 辛い時間に耐え、ゴールのある名古屋ドームにたどり着いた時は思わずこみ上げてくるものを感じました。記念すべき第一回目の大会に参加できたことで今まで味わったことのない経験をし、ケガもなく無事完走でき、練習期間を含めとても充実した時間だったと思います。
 目標は達成しましたが、これで終わりにすることなくいつまでも健康でいられるよう程良い運動を心がけていきたいです。
 応援をくださった皆さまには心からお礼申し上げます。ありがとうございました!

by 松浦

金曜日, 3月 30, 2012

読めても書けない

パソコンで文章を書くようになってから、読めても書くことができない漢字が増えた
という話はよく耳にします。

 私もその一人で、人前で漢字を書く場面で冷や汗をかくことが度々あることから、
何とかしなければと考えていました。

 あらためて漢字の勉強をするというとなかなか億劫になってしまいますので、
とりあえず通勤電車の中で吊り広告を眺めることから始めてみました。
もちろんただ眺めているだけだと意味はありません。
そこで漢字の一つ一つを頭の中で書くようにしてみると、
思っている以上に読めても書けない漢字が多いことに気付かされます。
先ほど使用した「億劫」も、パソコンでは変換キーを押せばすぐ出てくるので問題はないのですが、
いざ自分で書こうと思うと、さてどんな漢字だったかなと一呼吸置いてしまいます。
電車の中に限らず、街中を歩いていると看板や標識が溢れています。
それを意識して読んでいると漢字の知識も増えることはもちろん、
普段いかに様々な情報を右から左に流していたかが分かります。
情報を目にすることと頭に入れることの違いというものを実感させられました。

 難しい漢字を机の前に座って勉強する方法もあるかもしれませんが、
日常目にしている漢字を意識して頭に入れるだけでも少しは効果があるのではないかと期待しています。

by 加藤

火曜日, 3月 27, 2012

「睡眠」

皆さんは睡眠時間をどれくらいとれることが理想ですか?

私は睡眠時間を8時間程度とれることが理想です。睡眠不足を感じると全ての事において非効率になるため、睡眠時間をなるべく削らない様に心がけています。

しかし、中には睡眠時間が1日6時間で足りる方や、少ない人では3~4時間という方も耳にします。人によってなぜこんなにも差があるのか不思議に感じていました。睡眠時間3~4時間でスッキリとした生活が送れるならそれに越したことにないなと思ったり・・。

そこで睡眠のメカニズムについて調べてみました。

レム睡眠…身体が眠っているのに、脳が活動している状態
ノンレム睡眠…身体は活動しているのに、脳は眠っている状態

インターネット情報によると一般的には大体90分の周期でレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しているのですが、睡眠時間が短い人ほどレム睡眠が短い様です。そして人間は寝付いたときはレム睡眠(浅い睡眠)であり、暫く経つとノンレム睡眠(深い睡眠)になる様です。

あくまで遺伝による影響が強いので極端に睡眠時間を減らしたりといったコントロールは難しそうですが、就寝してから深い眠り(ノンレム睡眠)に入りやすくなる方法はいくつかある様なのでご紹介いたします。

具体的に深い眠りにつくために…

①就寝前3時間の食事は控える(就寝中に消化活動を行うのを防ぐ)
②就寝1時間前頃に入浴する(就寝頃に体温が低下し、眠りにつきやすくなる)
③布団をこまめに干し、湿気を追い払う

などがあげられていました。それに加え適度な運動など、やはり規則正しい生活が大事なようです。①は太らないようにだけなく睡眠にも良い効果が得られると思うと尚更試みたくなります。人それぞれの体質があるので極端に睡眠時間を減らすのは難しいかも知れませんが、深い眠りでスッキリとした目覚めが出来るようどれも手軽に出来そうなことなので実践してみようと思います。そして仕事の効率もさらにアップしていきたいと思います。

by石原

金曜日, 3月 23, 2012

記憶より記録

会社の状況によって様々ですが、基本的に税務調査は数年に一度やってきます。

 そんなとき、決まって聞かれるのが「○○についての資料はありますか?」 というものです。
 つい最近の事柄であれば、計算根拠やその時の状況、どうしてこのように処理したのかなど詳細に説明できるのですが、過去のこととなるとそう簡単にはいきません。その時は、納得して行った処理でも数年経つと、忘れてしまうものです。また、資料があっても、数字の根拠や理由などは、どうしても「記憶」が薄れてしまいます。

 そこで頼りになるのが「記録」ということになります。
「記録」は「記憶」と違って目に見えるため、証拠として残るうえに「記憶」を呼び起こす手掛かりになることもあります。
こんなことまでメモしておく必要があるのかな・・・と思うようなことが、実は後から大変役に立ったという経験は何度もあります。

 例えば、正式な資料が見つからなかったときに、手書きのメモや手帳の記録が証拠になったということもあります。
もちろん、きちんと書類を整備しておくことが一番なのですが、何気ない記録がそれを補ってくれることがあります。

少し面倒だと感じても、後々の自分を助けると思って、意識的に「記録」を残す努力をしていこうと思いました。

by 板谷

金曜日, 3月 16, 2012

継続は力なり

イチロー選手の名言の中に「小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道」という言葉があります。
その言葉を目にして、身が引き締まる思いがしました。

自分の過去を振りかえって思い出したのは、小学生の頃、剣道を4年間一生懸命やってきたのにちょっとした挫折でさっとやめてしまったことです。
1年前の地域の大会では道場から選抜されたのに、その年の大会では選ばれなくて、とても悔しくて大泣きしてその日限りでやめてしまったというなんとも情けない話です。

やめたことを後悔してはいないつもりでしたが、剣道場の壁に貼ってあった「継続は力なり」という文字が、今になっても心にふと思い浮かぶことがあります。

今年の2月からゴスペルを習い始めました。音楽をやってみたいという気持ちが以前からあり、身ひとつでできるゴスペルにとても興味がありました。
「とんでもないところに行く」ことはないと思いますが、今度こそずっと継続して、一生の趣味にしたいなと思っています。

仕事でもプライベートでも、小さな積み重ねを大切にして少しずつ成長していきたいと思います。

by 鈴木

火曜日, 3月 13, 2012

予測とその後の対応

先日、自動車で事故を起こしてしまいました。
相手はバイクだったのですが、低速での接触だったのでお互いにケガもなく、その後の対応も穏便に済ますことができました。
車の損傷は、ぶつかったのがナンバープレートだけだったこともあり、大したことはなかったのですが、ナンバー取付け用のネジがフロントバンパーを傷つけてしまったため、修理に出すことにしました。

いつも頼んでいるディーラーに見積りをお願いすると、フロント左のライトも故障しているとのこと。
それも取り替えると14万円という金額提示を受けました。
自分の中では5~6万円と思っていたので予想外でしたが、これからも長く乗り続けたいと思っていたため、ライトも直すことにしました。

修理に出して2週間後、ディーラーから修理完了と修理代金の連絡がありました。
知らされた請求金額は、なんと24万円。見積りより10万円もオーバーしていました。
その理由を聞くと、「ほかにもいろいろと部品を交換しているみたいで・・・」との回答。
担当者はどちらかというと真面目そうな人でしたので、”たまたま担当者の予測が外れただけ”と割り切りましたが、なんだか詐欺にあったような気分でした。

自宅に戻ってから、イヤな気分になった原因を考えると以下の2点が思いつきました。
(1)見積りより高くなったこと。
(2)(1)の連絡がないまま、修理が終わってしまったこと。

(1)は、修理してみないと分からない部分はあると思いますので、ある程度仕方ないかなと思います。
が、(2)はコミュニケーションの問題であり、本人の心がけや努力次第で改善可能なところでしょう。
見積りより高くなることが分かった段階で、すぐに連絡をもらって、修理を続けてよいかどうかの確認さえもらえれば、結果は一緒でも不信感を持つことはなかったと思いました。

会計事務所の仕事においても、日常的に利益や納税額の予測をします。
すべて予測通りになることが理想ですが、そうはならなかった時の対応がとても大切だと痛感しました。
予想外の出費で懐が痛みますが、この経験を仕事等に生かすことで、少しでも元を取ろうと思います。

by 加古宗利

金曜日, 3月 09, 2012

「願いをこめて・・・」

先月、グリーンジャンボ宝くじが発売されましたが、前後賞合わせて史上初の5億円ということもあり、ご購入された方は多いのではないでしょうか。
 宝くじをあまり購入したことがない私も「復興」という言葉に惹かれ久々に購入しました。
 今回は660億円が販売され88億円が災害復興に当てられる「復興宝くじ」で阪神淡路、新潟県中越地震に続き3回目になるそうです。

 もともと宝くじは戦後のインフレ対策で始まり、自治体の復興資金調達として今に至るようです。平成7年に50周年記念に登場したマスコットのクーちゃん(黄色のくじら)もかわいいですよね。
 歴史があるせいか、ロトなども含む宝くじを過去に1回以上購入したことのある人は18歳以上人口のうち約75%と、なじみ深いものになっています。
 毎年購入は55%、毎月購入は13%と息の長いファンが多いことに驚きました。
 
 一般的な 宝くじ収益金の内訳は当選金45%、公共事業など40%、諸経費15%だそうです。当選金45%とはいえ、「当たらない」イメージが強いですが、まさにその通りです。
 ジャンボ宝くじの場合、1等は1ユニット(1000万枚)に1本なので、単純に1000万分の1ということになります。3等100万円の当選確率は5万分の1です。
 
 ピンとこないので・・・
 おコメ1袋(10kg)で50万粒位らしいので3等は1袋に10粒、1等は20袋で1粒になります。当たらないはずですよね。
 1ユニット(30億円)購入で当選金は半分以下なので、たくさん買えば当たる(?)とはいえ、なんとも複雑な思いになります。ちなみに当選金には所得税はかかりません。

 宝くじ長者白書(1000万以上の高額当選者の統計)によると当選者の多くは10年以上宝くじをコツコツと購入されているそうです。
 主にジャンボ宝くじをメインに購入、職業は会社員の方が多いようです。枚数も10~30枚と庶民的でした。
私も「当たらないから・・・」と悲観的にならず、今年からこつこつ購入を続けていこうと思います(笑)

 久々に購入した宝くじが復興の一助となり、当たるといいなぁと願いつつ抽選日を待っています。

by 古橋

火曜日, 3月 06, 2012

「電子申告をして思ったこと 」

石田会計では以前から電子申告を取り入れ、今では法人・個人共に100%に近い実施率ですが、仕事では当たり前のように電子申告をしながら実は自分の確定申告は紙で提出していました。本人確認に必要となる電子証明書の取得手続きが面倒だったからです。
 しかし、電子申告することによって受けられる税額控除が以前は五千円だったものが、23年分は四千円、24年分は三千円と減額されてきたので、どうせやるなら早いうちに…と重い腰を上げました。

 電子申告のメリットは、還付申告の場合還付が早く処理される、添付書類の省略が可能(大量の医療費領収書を郵送する必要もありません。但し保管義務あり。)、確定申告期間中は24時間受付可という点です。

 さて、そのための事前準備は①電子申告の開始届出、②電子証明書の取得、③カードリーダー(読み取り機)の取得、です。
 ①の開始届出は国税庁のホームページから、住所氏名などの必要事項の入力をして完了します。
 ②の電子証明書の取得が面倒なのですが、一般的だと思われるのは、住所地の市役所で住基カードを発行してもらい、そのカードに電子証明書を格納してもらうというもの。申請は代理でも可能ですが、受取は本人でなければいけないということなので一回は足を運ぶ必要がありそうです。 (もしかして自治体により違うかもしれません。)私は三が日明けに行きましたが、待ち時間は一時間位かかりました。
 最後に③カードリーダーを電器店で取得し、準備OK!
 申告書の作成については、国税庁のホームページ“確定申告書等作成コーナー”から行うことができます。

 私の場合、今回の出費は住基カードと電子証明書の発行で1,000円、カードリーダーで2,400円の支出、税額控除が4,000円だったので差し引き600円の得となりました。手間もかかり、得する分がごくわずかなので、多くの人はあまりメリットを感じられないところかもしれません。(税額控除を受けられるのも一人一回だけです。)
 また事後的なコストとして、電子証明書の有効期間は3年、住基カードは10年であること(更新料が500円ほどかかる)を考えると、「パソコン利用に抵抗がない」、「持参も郵送も面倒だからデータ送信できることに“とても”魅力を感じる」という方でなければなかなか個人では電子申告に手が出ないというのが実際のところかもしれません…。

 電子申告をしてみて感じたのは、個人的には“(紙より)楽だな、国税庁のホームページも良くできているな” という感覚なのですが、税金の制度は複雑な上、申告にパソコンを使う必要があることに苦手意識を感じる方も多いと思います。私もこういう仕事をしていなければ全く違った感じ方をすると思います。

 国税庁の統計では、22年分確定申告人員中、電子申告したのは33%強のようです。会計事務所の代理送信分を考慮するとまだまだ普及半ばと言えそうです。
 今後、より使いやすく、メリットが感じられるものに改善されていき、普及による行政コストの削減で間接的にもメリットが受けられるというようなサイクルになっていくと良いなと思っています。

by 松浦

金曜日, 2月 24, 2012

視える化

仕事上の問題を早期発見したいとき、効率化させたいとき、また改善したいときに役立つもののひとつに「仕事の視える化」があります。「仕事の視える化」とは、作業についての情報を組織内で見える形で共有するというものです。私は損害保険会社に勤めていたときに、「仕事の視える化」の効果を実感したことがあります。

 営業部門に配属されていたので、代理店がたくさん契約をとることをサポートすることが役割の一つでした。四半期ごとにキャンペーンが実施され、自動車保険や積立保険の新規契約の目標件数が支社ごとに設定されました。

 事務処理で忙しい時でも、グラフ作りの仕事を優先して行いました。グラフを壁に貼り、新規契約が増える度に、代理店ごとのグラフの棒を伸ばしていきます。支社を訪れる代理店は、代理店の中での順位や目標達成までの件数を確認して奮起し、支社のメンバーも件数が増えると拍手して喜ぶというまさにチーム一丸となって目標に向かっている感覚でした。そして必ずといっていいほど目標を達成していたと思います。

 「視える化」によって、結束力が強まったり、問題点が見つかったり、目標が達成できたり、良いことがたくさんあるので、仕事でもプライベートでも「視える化」の工夫をして活用していきたいと思っています。

by 鈴木

月曜日, 2月 20, 2012

「直感力」を磨く

『常に素早い決断をするためには「直感力」が大事になってくる。「直感力」は日頃からありとあらゆることを考え抜き世の中の動きを肌で感じ、どちらの方向に歩んでいるのかを理解する大局観をもつことが大切である。』とある経営者の方がおっしゃっている文章を読みました。

その経営者の方は、「コンビニに生鮮食品を扱う」ということを数年前に提案したそうです。今となってはコンビニに生鮮食品が置かれていることは当たり前の感覚になっていると思います。しかしその当時は周りに反対されたそうです。しかしこの社長は、「今後高齢化が進み、近所のコンビニで日常の買い物をする人が増える」という流れを読んだ上でのひらめきだったそうです。

私もささいなことですが壁にぶつかり、考え抜いてハッとひらめくことがあります。今まで自分がどういった時にその状態になったのかを振り返って考えてみると、何もない0の状態からひらめいていたのではなく、どこかで少しでも向き合ったことがあったからのように思います。後から考えると自分が想定していないところで結びついていたことも少なくありません。

そう考えると日頃からいろんなことと真剣に向き合うことはやはり大切だと思います。この経営者の方がおっしゃるように世の中の動きを肌で感じられるように、様々なことに興味を持ち向き合っていきたいです。

by石原

金曜日, 2月 17, 2012

「指標」

昨年、世界一幸せな国といわれている、ブータンの国王夫妻が来日し、「国民総幸福(GNH)」について話題になりました。
心理的幸福は寛容・満足・慈愛が正の感情、怒り・不満・嫉妬が負の感情で心に抱いた頻度を地域別に集計し、愛に満ちた地域と怒りの地域がわかる地図が作られるそうです。
 他にも健康・教育・文化・環境・コミュニティ・政治・生活水準・時間の使い方など約70項目の指標について統計をとるそうです。
1970年代からGNH増大が国策とされているようですが、リーマンショックを機に世界各国で幸せの指標が重要視されるようになったようです

OECD(経済協力開発機構)も「住宅」「収入」「雇用」「コミュニティ」「教育」「環境」「ガバナンス」「健康」「生活満足度」「安全」「ワークライフバランス」の11項目を指数化した幸福指数を出しています。
それぞれの指標での国際比較をすることが主眼で、ランキング目的ではないものの日本は34カ国中19位でした。なんだか気が沈んでしまいます。
他にも人間開発指数(識字率・寿命などから国連が算出:日本は180カ国中12位)、世界平和度指数(軍事費や犯罪などから英エコノミスト紙が算出:同153カ国中3位)、地球幸福度指数(満足度・環境負荷などから英環境保護団体が算出:同178カ国中95位)など豊かさの指標が色々あり、統計の取り方も様々で面白いです。

本来、抽象的、主観的なものを数値化することは是非が分かれるところではありますが、その上で、このような指標が多くあり、心理的幸福を重要視する流れはとても興味深いです。

これから、会計事務所として繁忙期に入ります。
忙しくなるとどうしても心の余裕が少なくなりがちです。
自分なりに心理的幸福の指標について考え、心穏やかに乗り切りたいと思います。

by 古橋

火曜日, 2月 14, 2012

動機付け

適度な運動は、体力づくりはもちろんのこと、気分転換や集中力アップなどにも効果的だと言われています。そこでわたしも、時間があるときはなんとか自分にやる気を起こさせ、ジムで体を動かすようにしています。
 一旦そこまで出掛けてしまえば何ということはないのですが、出掛ける気持ちを起こすのが一苦労です。

 そんなとき、『目標に向かって努力し続けられる人、挫折してしまう人、その違いはどんなところにあるのか? 』というコラムを目にしました。
 そこには、「例えば、途中で挫折してしまいやすいのがダイエットですが、1キロ痩せるごとに10万円もらえるとしたら、誰でも成功させるでしょう。
 つまり、それはその人に強い動機があるかないかの差のようです。そして、痩せたいという目標より、お金が欲しいという目標のほうが強い動機になるからです。
 強い動機があれば、誰でも目標に向かって邁進できるのです。」とありました。

 単純なわたしは、“強い動機があれば、誰でも目標に向かって邁進できる”という最後の一文に妙に惹かれ、糸口が見付けられるかもという気持ちになりました。
 確かに、目的はあっても強い動機までは持ち合わせていなかった、わたしのジム通いですが、動機付けを試してみようと思いました。
 ジムに通うという身近で些細なことですが、これが上手くいったら仕事などにも応用できるのかな・・・という期待も込めて、少し楽しみな気持ちになりました。
 もしかして、この楽しみな気持ちが“動機付け”につながっていたら、うれしいです。

by 板谷

金曜日, 2月 10, 2012

マイナンバー制度

年末調整が終わって一息つく間もなく、会計事務所では給与支払報告書(源泉徴収票)を
各自治体に送るという仕事に追われます。
給与支払報告書は個人の市町村税を計算する元になるものですが、
給与を受給する人の住む市町村にそれぞれ発送をするというなんとも原始的な作業です。
これを受け取った地方自治体も、ここから人別に選り分けて
(人によっては複数の職場からの給与があるので、何枚も送られてきます)
計算をしていると思うと人手は大変なものでしょう。

 これを効率よく管理するような方法が今後出てきたりはしないのかと調べていると、
共通番号制度の話が出ていました。
どうやら私が知らないだけで、だいぶ昔から、税金や社会保障制度に共通番号をつけて
管理する話が浮かんでは消えということを繰り返しているようです。
昨年には公募によりこの番号の名称を「マイナンバー」に決定したようです。
ずっと長い間議論が続いてきた制度ですが、昨年末のニュースを見ると、
共通番号制度(マイナンバー)の整備費が政府予算案に計上されるとあったので
近い未来に実現するのかもしれません。

 個人情報の管理の難しさはあるかと思いますが、昨年の震災時の社会保障の混乱等を見ると、
一律管理することのメリットも大きいのではないかなと感じています。

by 加藤

火曜日, 2月 07, 2012

金相場と税金

先日、近年高騰している金相場についての特集をテレビで見ました。
それによると、ドル相場でここ10年の間に5倍程度になっているようです。
(円建てでは、円高の影響により3倍程度です。)
株式市場が低迷しているなか、投資目的や財産形成の手段として金の購入を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、金などの貴金属を売却した時の税金について取り上げてみたいと思います。

まず、貴金属の取引業者以外の人が売却した場合には、所得税の世界では譲渡所得の区分に該当します。
ただし、1つで売却額が30万円未満の場合はもともと非課税となっており、通常、ネックレスや指輪を売っても税金の対象にはならないでしょう。
30万円以上で売却してもうけた場合でも、1年当たりの利益のうち50万円までは所得ゼロの取扱いになります。
問題となるのは、利益が50万円を超えた場合ですが、購入してから5年以内のものはその超えた金額が、5年を超える場合には、その超えた金額の半分が所得になり、給与等の他の所得と合算され税金を計算します。

上記の計算方法から考えると、売却するときは、複数の年に分けて売却したり、購入してから5年待ってから売却した方が、税金は発生しにくいことになります。
売却時のご参考にして頂ければと思います。
なお申告の際には、購入金額が分かる書類が必要となりますので、領収書等は貴金属と一緒に保管されることをお勧めします。
また、昨年の税制改正によって平成24年から、200万円を超える金などの支払(購入)をした場合は、税務署に支払先情報を届けることになりました。課税庁も目を光らせておりますので、申告漏れがないようにお気をつけください。

現在の上昇相場は、世界的な金融不安や、全体の半分を消費する中国・インドの経済成長によるものだといわれています。
いまの相場がバブルなのか、それとも今後も上昇が続くのか、見守っていきたいと思います。

by 加古宗利

金曜日, 2月 03, 2012

「医療費控除のおさらい」

昨年末にレーシック手術を受けてきました。自由診療で費用が高額になるためクレジットカード払いも可能となっており、私はカード払いで済ませました。

①さて、これは医療費控除の対象になるでしょうか?
②カード払いができる病院も増えてきているようです。12月にカード払いをした医療費の引き落としは1月以降となりますが、それはいつの年の控除対象となるのでしょうか?

確定申告シーズンとなりましたので、上記の点を交えつつ、医療費控除について知っておいて頂きたいポイントをあらためてお伝えしたいと思います。

医療費控除は…
・一年間での医療費の支払いが10万円を超えると医療費控除ができます。
(ただし、その年の所得によって10万以下でも可能な場合あり。)
・一年間とは暦年で、1/1~12/31をいいます。
・対象となる医療費は自分と生計一(※)のご家族について支払ったものです。
※家計・お財布が一緒(同居が要件ではなく、仕送りをしているご両親・お子様などの分もOKです。)
・支払った医療費に対して、保険金・給付金等をもらった場合、「その医療費-保険金等(マイナスになる場合はゼロ)」としなければいけません(実質負担分のみ控除可)。
・治療の対価として支払ったものが医療費控除の対象のため、予防や健康増進のための支出、入院の際に必要なものとして購入した物品費用などは対象となりません。
・治療であれば保険診療外治療であっても対象となります。
・支払いをしたものが対象となるので、未払いのものは含めません。

 さて、回答ですが、
①について 医療費控除の対象となります。
 “保険診療=対象になる、自由診療=対象外”と誤解されている方もいらっしゃるかもしれません。一般的水準を超えての治療は対象とならない部分もありますが、保険診療か否かで線引きがされているわけではありません。レーシックは医療費控除の対象でした。
 対象かどうかわからないものについては税務署へお問い合わせ下さい。
②支払い(決済)をした日を含む年の医療費控除の対象となります。
 ただ、金利や手数料は医療費控除の対象とはならないのでご注意ください。

 最後に、確定申告で医療費控除を受けるには原則領収書の原本添付が必要です。領収書を紛失しないようお気を付けください。
 医療費控除を受ける必要がないくらい家族が健康なのが一番ですが、かかってしまったものは仕方がないので、手間(コスト)より還付額が多い場合はもれなく控除を受けたいものですね。

by 松浦

月曜日, 1月 30, 2012

「今年の抱負」

昨年度は私にとって様々なことを経験することが出来た一年でした。
 今年はお客様が求めているものをより強く意識し、何のために行っているのかという目的をしっかりもって仕事に励んでいきたいと思います。現状に満足せず時には立ち止まって、今やっていることが本当にベストなことなのか客観的に物事を見るよう努力していきたいと思っています。
 そして仕事だけでなくプライベートにおいて始めた習い事も何のために通っているのかをしっかり意識して続けていきたいです。くれぐれも作業をすること、通っていることに満足せず、一日一日を大切に過ごしたいと思います。

by石原

金曜日, 1月 27, 2012

今年の抱負

今年は、体を動かすことを頑張りたいと思います。
 仕事では、色々な業務が同時並行で進むので、スケジュール管理をしながら体も頭もマルチに使うのですが、プライベートでも実践していきたいと思います。
 他のスタッフのようにマラソンなどは無理ですが、エスカレーターを使わず階段を使用することや、“○○しながらストレッチ”など、時間を確保しなくてもできることを、日常生活に意識的に取り入れていきたいと思います。
 地味な努力でどれくらい効果がでるものか、自分でも楽しみながら取り組んでいこうと思います。

by 古橋

水曜日, 1月 25, 2012

今年の目標

昨今の景気の不透明感や政府の増税方針もあり、昨年はお客様からご相談をいただく機会の多い一年でした。

「●●する予定なんだけど、税金はどうなりますか?」というご質問に対して、「▲▲円になります。」とお答えすることは会計事務所として当然のことですが、「●●する」という取引の背景には、お客様の目的が必ずあるはずです。
「目的達成のためには、その取引がベストなのか?」という部分にまで踏み込んで検討し、別の方法をご提案できると、お客様に後悔のない選択をしていただけるのではないかと思います。

そこで今年は、取引スタートではなく、目的スタートでの思考を強く意識したいと思います。
ご相談いただくにあたり、まず最初に目的や希望を伺い、優先順位を把握した上で、多くの選択肢がご提案出来るように努力したいと思います。

by 加古宗利

月曜日, 1月 23, 2012

今年の目標

今年、常に心がけたいことは「積極性」です。
多忙なときや、困難にぶつかったときになんとか乗り越えられる手段は積極的な気持ちだと思っています。
毎年冬はスキーに行きますが、スキーも同じで、急斜面やコブを滑るコツは、谷の方向に敢えて身を投げ出す勇気(積極性)だと思います。
怖いからといって腰が引けてしまうと、コントロール出来なくなって、暴走したり転んだりして、逆に危険なことがあります。
何が起きても積極的な気持ちでいる、ということを今年は自分に課したいと思います。

by 鈴木

水曜日, 1月 18, 2012

今年の抱負

今年の抱負は「何事にも貪欲に取り組む」です。

 これまでは、興味を持ったことに対しても、考えすぎて立ち止まってしまうことがありました。
 しかし今年は、とにかく前に進んでいけるようにしたいです。
できない理由ではなく、できるためにはどうすれば良いのかを考えながら、少しずつでもやってみようと思います。

 特定の考えに固執せず、視野を広げながら・・・。
そして新しい知識や経験を得たら、そこで満足せず、常に上を目指す気持ちを持ち続けたいと思います。

by 板谷

木曜日, 1月 12, 2012

「今年の目標」

今年は「体力をつけること、時間管理を身につけること」を掲げたいと思います。

 体力をつけたい理由は、体力がつけば公私ともに活動的になることができ、仕事が忙しい時にも集中力を保ちながら頑張りがきくのではないかと思うからです。
 以前のブログにも書いたのですが、3月のマラソン初挑戦・初完走を目標にして昨年秋からランニングを始めています。ただそれをゴールとせず一年を通じて体力作りをしたいと思います。

 また、時間管理についてですが、“段取りよく多くの仕事をこなせるようになりたい”、“満足度の高い仕事をお客様に提供したい”、“無駄な残業をすることなくプライベートの時間も楽しみたい”、となると時間の使い方はなかなか難しいものです。しかし自分の時間の使い方には大いに改善の余地あり!と思っているところがあるので、意識と工夫で少しずつでも変化が起こせればと思います。

 昨年は税理士登録をさせてもらい、仕事に関連して勉強したいことがますます増えてきました。やりたいことを諦めることなく一つずつこなしていくためにも、体力をつけ、時間管理を身につけ、公私共に充実した一年を送れるよう努力したいと思います。

by 松浦

火曜日, 1月 10, 2012

新年のごあいさつ

昨年末に結婚し、新たな生活がスタートしました。
生活が一変したことにより、物の見方、価値観等が以前とは少し違ってきていることを実感しています。
税務の面でも今までとは違った視点、立場から見ることになり、勉強したいと思うもの、
興味を引かれる事の範囲が広がってきました。
通勤距離が少し長くなった分、電車内での時間を読書や勉強の時間にあてることができそうなので、
時間の有効活用をできたらと思います。

by 加藤