火曜日, 10月 28, 2008

富士山会

 私は富士山の麓の合宿所で税理士試験の勉強をしていました。
 その合宿所では全国から税理士や公認会計士を目指す人たちが集まってきて、試験の日まで勉強をしながら共同生活をします。
 辛いこともありましたが、同じ目標を持った仲間と励ましあって勉強に励むことができましたので、とてもいい思い出になっています。

 そんな合宿生活が終わってからも、交流を続けていきたいと思い、『富士山会(ふじやまかい)』と称して、税理士試験が終わって一息つくこの時期に同窓会を開こうと、昨年から実施しています。
 勉強中の辛かったことや楽しかったことなど、懐かしい話で盛り上がりました。さらに、同じ業種に勤めている人が多いので、仕事上の失敗談や私がまだ経験していない業務についてなど、これから私が仕事をしていく上でプラスになる話を聞くことができました。
 久しぶりに会った仲間はそれぞれ成長していて、勉強をしていたときとはまた違った意見交換ができ、有意義に過ごすことができました。

 今までの私は、あまり先頭に立って何かをやっていくというタイプではないと思っていましたので、このような会も誰かが開催したものに出席するという感じでした。
 しかし、石田会計に勤めてから、所長である石田が士業たちの集まるアイチ士業ネットワーク(通称ASN)という会を創設し運営していることなどに刺激を受け、私も何かしてみたいと思うようになり、小規模ながら富士山会を開こうと考えたのです。
 富士山会では、久しぶりに会う仲間なのに私がゴルフを始めたことを知っていて、どうやら私のブログを毎月読んでくれている人が多く、照れながらもとても嬉しく思い、それを聞くことができただけでもこの会を開いてよかったと思いました。

 税理士試験の勉強の時も、お互いに刺激しあって向上してきましたが、勉強が終わった今も、交流を続けることにより、お互い仕事上でのいい刺激になり、励まされました。
 会を終えてみて、遠く離れていても、辛いことを一緒に乗り越えてきた仲間というものはとても大切であることを改めて実感しました。
 今回は個々の事情で欠席してしまった人も来年若しくは2年後5年後というようにいつかは出席して、お互い楽しく有意義な時間が過ごせるように毎年続けていきたいと思いました。

by村上

金曜日, 10月 24, 2008

安全、安心志向とエコ

近頃、食品に関する偽装が相次いで問題になっています。
期限の切れた食品や産地偽装などといった言葉が、毎日のように報道されています。

食品衛生法によれば、消費期限とは定められた方法により保存した場合、腐敗変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠く恐れがないと認められる期限のことです。これに対して、賞味期限とは開封していない状態で表示されている保存方法に従って保存したときに「美味しく食べられる期限」のことです。

賞味期限を1分でも過ぎると廃棄されてしまうような過剰な意識が、問題を引き起こす一因になっているのではないかとも思われます。その結果、消費者の安全、安心志向も一層高まり、生産地の明瞭表示や生産者の顔が見える食品が店頭に並び、更に拍車をかける要因になっているのかもしれません。

一方で、エコの話題もよく耳にします。ごみの減量が地球環境にとっていかに重要かということは、至る所で話題にのぼっています。食品の廃棄は、その際たるものです。

 いずれの意見も正しい場合には、両者の歩み寄りによる妥協点を見い出すことが不可欠ですが、現状ではお互いが悪影響を与え合い、このような結果が導き出されているように思います。私たち消費者としては、いずれにしてもまずは正しい表示ありきで、個人個人が生活環境を守りつつ、地球環境に配慮していけるのが理想だと思います。

by 板谷

火曜日, 10月 21, 2008

なぜプロジェクトは予定どおりに進まないのか?

私は本を読むのが好きで、週に1冊のペースで読んでいます。
最近、エリヤフ・ゴールドラットさんの著書である「クリティカルチェーン」 というビジネス小説を読みました。  
著者はイスラエルの物理学者で、代表作に「ザ・ゴール」という本があります。  
本書を読もうと思ったのも、「ザ・ゴール」(ストーリーも面白く、ビジネスに 役に立つノウハウも詰まっているお勧めの一冊です。)に感銘を受けたからです。  

本書ではプロジェクトが遅れる原因の人間の問題行動の一つとして、「余裕ある 日程計画」を挙げています。  
プロジェクトの日程計画を立てる場合、基本的には各工程の時間を見積もり ますが、各工程の責任者は確実に終わらせることができるように余裕を持った 時間を見積もります。  
しかし、人間は時間に余裕があると思うとギリギリまでスタートを切らない ため、結局予想外のことが起きると間に合わなくなり、遅れたまま次の工程に 引き継がれます。  
反対に早めにスタートを切り、予定より早く終わったとしても手直しを加え たりして時間を調節するため、早期完了のメリットは引き継がれません。  

クリティカルチェーンでは各工程の余裕時間を削り、50:50のできるかできないかの時間を見積もりますが、最初から半分は遅れる予定ですので遅れたこ とによるペナルティはありません。
そして各工程の余裕時間は、プロジェクト 全体の余裕時間として管理します。  
また次回のスケジュールの短縮をしないこと条件に、早期完了を報告しても らいます。    

手法を聞いてみると、特別画期的なものとは思えませんが、逆にこれだけで 大幅な時間短縮が図れると思うと凄いの一言に尽きます。  
実際、日本の企業でもこの手法を用い、時間短縮に成功している事例が数多くあるようです。  

私の仕事はプロジェクトとはかけ離れていますが、決算の件数が他の月の半 分しかない時でもすぐには終わらないところを鑑みると、私にもズバリ当ては まっているのだと感じます。  
問題が当てはまるということはその管理手法も使えるものがあるのではない かと思いますので、自分なりにアレンジを加えて事のスピードが上がるよう試 行錯誤していきたいと思います。  
また良い成果が出た時には、成果の報告と手法をご紹介させていただきたいと思います。

by荻巣 勇人

月曜日, 10月 20, 2008

「裁判傍聴」

先日、初めて裁判傍聴に行ってきました!来年施行の裁判員制度など関心はあったものの遠い存在でしたが、石田の勧めで所員3人で行くことができました。

裁判というとテレビでのイメージしかなかった私ですが、弁護士さんがいるとスムーズに進行することを体感し、色々な意味で先入観が崩れ勉強になり、久々に学生の頃の社会見学のような気分でした。
傍聴したものの一つに労働審判を経て訴訟に移行したものがあり、当事者が出廷かつ第一回ということもあり、内容が良くわかり興味を持って聴くことができました。他の裁判は経過がわからないものも多く、勿論、傍聴人にわかりやすい配慮もなく進行してゆくので当事者、利害関係者でないとわからない閉鎖的なイメージを強く受けました。この点は裁判員制度が始まればかなり改善されるのでは・・・と期待しており、楽しみです。
いい勉強になったものの、裁判員に選ばれてしまったら大変だわ・・・としみじみ感じました。選ばれればそれなりに貴重な体験ができ、勉強にもなるし、得るものは沢山あると思うのですが・・・メディアでは色々な問題点、情報が交錯しており、どれも否定的な印象を受けます。やはり公私の時間を割いて第3者の裁判に深く関わることに積極的にはなれないとゆうことでしょうか。

数日後、タイミングよく「裁判員候補者になる確率が地域格差3倍を超える」という内容の新聞記事を見ました。傍聴の記憶も新しく、興味をもって読んでいると・・・名古屋は候補者になる確率が日本で3番目に高く、一年で約250人に一人の確率になるそうです。年によって有権者数、裁判件数により多少確率は変わるようですが、具体的数字に暗い気分になってしまいました。せめて裁判員制度が浸透した頃に選ばれたいと願っています。
by 古橋

水曜日, 10月 15, 2008

拝啓 鉄道会社 社長さま

通勤の際は、いつも大変お世話になっております。
特に、ほぼ時刻表通りの日々の運行は利用者にとって時間のロスもなく、快適な生活の一助となっています。これは世界的に見ても誇れるものです。日本企業のレベルの高さを表す良い例でしょう。

ただ、

通勤ラッシュについては、いかがでしょうか。
私自身、片道15分の利用に過ぎませんが、あの大混雑には困っております。特別暑がりな体質のため、暑い時期は短時間でも大汗をかき、仕事をする前から気分を害しております。寒い時期においても、知らない方との押しくらまんじゅう状態は気分の良いものではありません。

そんな混雑した電車の車内では、毎朝次のアナウンスが流れます。 「車内大変混み合いましてご迷惑をお掛けします」と。

毎日です。

毎日お気遣い頂けるのはありがたいのですが、残念ながら一向に改善するような気がしません。
もしかして、通勤ラッシュ時の混雑は仕方ないと思われていませんか。
仕方ないから、マニュアル文を毎日伝えておけばよいと思われていませんか。

通勤ラッシュ時の混雑によるマイナスは、想像以上に大きいと思っております。
混雑が解消すれば、痴漢や痴漢の冤罪といった弊害も無くなるでしょう。また、混雑を避けるために車通勤されている方が、電車通勤に変更し収入がアップするというプラス面も期待できます。電車通勤の方が増えることは、地球にやさしいことですし。
混雑の解消には、車両・人員の増加によるコストアップが想定されますが、一人当たりのスペースを平均化するために座席の数や配置を変えることで現状よりもストレスを減らすことも可能かと思われます。これ以外にも検討できるものはまだまだあるかと思いますので、さらなる企業努力で乗り越えられないでしょうか。そのための公的補助金があってもよいとさえ思います。
ぜひ、ご検討いただければ幸いです。

もちろん、安全第一で。
                                        敬具

追伸:9月に入社しました加古宗利です。現状に満足することなく、常にプラス思考で、お客様のお役に立てるサービスを心がけてまいります。よろしくお願いいたします。

by 加古

金曜日, 10月 10, 2008

篤姫

 大河ドラマ「篤姫」を毎週楽しみに見ています。

 もともと大河ドラマは毎年見ているわけではないのですが、今回は主人公が自分と同じ名前「あつこ」(私の漢字は敦子ですが)ということもあり、何となく親しみを抱いて見始めました。

 大河ドラマというと、言葉も難解でかしこまった演出といったイメージがありますが、今回は現代風にアレンジされた幕末物です。若者にも分りやすく楽しめる今回の篤姫は、若手俳優の人気も手伝って高視聴率を獲得しているようです。
登場人物達が私たちと同じように思い悩みながら友情や愛情を育み、時代にもまれていく様は共感を呼び、篤姫のセリフ「女の道は一本道」はブログ等でも話題を呼んでいます。
彼女の一旦こうと決めたら後ろを振り返ることなく一本道を進む姿は、女性ながらリーダーとしての素質を兼ね備えているように思います。
(ちなみに私は一本道ではなく、あちこち道草をくいながら歩いて行く方が性に合っているようですが) と言っても融通が利かないというわけでもなく、自分が間違っていたと思えばあっさり引く素直さも見習いたいものです。 完全な悪役と思われた安政の大獄の井伊直弼も彼女にかかると、国を思うが為、悪役を引き受ける信念ある人物として見直されます。
先入観で物の判断をしない、全てにおいて自分で行動し、体感して判断をする篤姫に圧倒されながらも憧れの念を抱かずにはいられません。 フィクションのドラマと違い実際に存在した人物だと思うとその生き方に重みも感じます。

 毎週家族と一緒に見ている内に歴史にも興味が出てきて、まずは解説本を買い込み歴史の背景や衣装の解説を見ながら楽しんでいます。
いつか篤姫の故郷である鹿児島も訪れたいと思っています。

by 加藤