金曜日, 10月 19, 2012

「趣味の時間」

私は花や緑が好きで、たまにフラワーレッスンに行って花束やアレンジを習ったり、観葉植物などを室内で育てて楽しんでいます。

将来的にはイングリッシュガーデンまでとは言わなくても、少し本格的にガーデニングをしたいと思いながら、本屋で気になって手に取ったのが、「モネの庭」というモネが晩年を過ごした地、ジヴェルニーの庭園の四季折々の写真集でした。
淡いピンクの壁に窓扉の明るいグリーンが映えるモネの家とその前面に広がるチューリップや、太鼓橋にかかる藤、青紫と黄緑の補色を使った組み合わせが目を引きます。
モネは印象派を代表するフランスの画家ですが、ガーデンデザイナーでもあったようです。
モネは絵画だけでなく、庭にもその豊かな色彩を表現しました。
そしてまた、庭の生きた色彩や光から新たなインスピレーションを受けて、睡蓮などの絵を何枚も描きました。
私はもともと「色」にも興味があり、もっと「色」について知りたいと色彩検定を受けたことがあるほどで、庭と色彩をテーマとしたこの本はお気に入りの一冊です。

現状ではガーデニングと言えば、毎年秋にチューリップの球根を植え、春に様々な品種の花が咲くのを楽しんでいる程度です。
開花時期や高低差、色彩を意識して組み合わせるガーデニングにはほど遠く、砺波のチューリップ公園や木曽三川公園などを訪れた際に気になった品種を実際に植えてみたり、開花後も手入れをして来年のための球根を育てたりという段階です。
これから色んな植物の性質を知ることはもちろん、土やエクステリアなど、身近なものから少しずつ範囲を広げて、いつか自分の想像する庭を実現できたらと思います。

このような趣味の時間は、良い気分転換になったり、心に遊びとゆとりを持つことができます。
また、普段とは異なった視点で物事を捉えられたり、趣味を通して人とのつながりが広がったりとプラスの要素が大きいので、これからも大切にしたいと思います。

by 石井