木曜日, 5月 31, 2012

「80対20の法則」

以前、マーケティングのお話を聴いた際に「売上の80%は顧客の20%によって生み出されている」ということ知りました。この考え方は20%の顧客に的を絞ったサービスを行った方が売上を効率的に増加することができるというものです。

最近またこの話を耳にする機会があり、気になったので調べてみました。
これは「80対20の法則」とよばれ「パレートの法則」とも呼ばれるそうです。そしてこれはマーケティングだけでなく、あらゆる場面であてはまるそうです。

例えば…
仕事の成果の80%は、費やした時間全体のうちの20%の時間で生み出している
富める者上位20%が全体の富の80%を所有している
文章で使われる単語の80%は全単語数の20%にあたる頻出単語である
ソフトウェアの利用者のうち80%は全機能のうち20%しか使わない

などといったようにさまざまな例があげられていました。

自分自身の仕事や受験時代を振返っても、結果を生み出した努力は全体の努力の20%によって占められているといったのは、20%は極端な気もしますが「確かにそうなのかもしれない」と思わされる部分があります。例えば受験時代についていえば基本がとても重要で、その基本をしっかりとおさえておけば、80%程度の問題は解けるといったような感覚です。

では、残りの努力は無駄なのか?という感覚にもなりそうですが、個人的にはそうは思いません。あくまで、限られた時間の中で最大限の成果を出すためには、費用対効果の1番高い部分を見極め、集中的に取り組むことが大事とこの法則は伝えているように思います。

この見極めが大切であると同時に難しい部分でもありますが、意識して取り組むことで仕事もプライベートもより充実させていきたいと思います。


by石原

金曜日, 5月 25, 2012

波長が合うって大事

相手のことをよく知らないけど、話しているとなんとなく波長が合うと感じることはありませんか?
このなんとなくの感覚が、結構大事なのかもしれないと思います。

私が通っている美容院の店長がまさにこの「波長が合う」人で、髪を切ってもらいながら、話に花が咲き、時にはお互いの失敗談で盛り上がり、涙が出るほど笑うこともあります。
聞き上手、話し上手で、相手をリラックスさせる雰囲気をもつ人なので、行くととても気持ちが明るくなります。
笑いのツボが似ていることもとても魅力です。

髪を切ったあと、いつも清々しい気持ちで美容院を出るのですが、人気のある人なので、たくさんの人が同じように明るい気分になって帰っていくことが想像できます。
いい仕事をしているなあと感心してしまいます。

サービス業は技術、知識はもちろんのこと、多くの人に波長が合うと感じてもらえるだけの器がいるのだと思いました。

その美容院の技術や店舗の雰囲気にも満足していますが、上手な美容師がいる素敵なお店は他にいくらでもあると思います。
でも波長の合う人はなかなか見つからないので、これからも今の美容師さんにお世話になろうと思います。

by 鈴木

木曜日, 5月 17, 2012

異業種の方との交流

今年に入ってから、異業種のメンバーで定期的に意見交換会を開催しています。

 仕事の内容、職業によっては専門分野、そしてプライベートなどの自己紹介をして、自分のことを表現する場にもなりました。
 食事をしながらですが、自分とは異なる職業の方と話をするのは、考え方や話の切り口が新鮮で驚きや勉強になることが多いです。

 「最近、こんなことがありましたが、どのように考えますか?」とか「みなさんならどうされますか?」といった問いかけをきっかけに、各々が意見を出し合ったり、過去に似たような経験をしたことなどを話し合います。思いも寄らない考えや、そこから派生して、「こんな場合は・・・こんな場合は・・・」と新たな問題がどんどんでてくるところも面白いです。
 一つのテーマについて、従業員の立場からだけでなく雇用者側の考え方や 、法律上の見方など様々な角度から検証していけるのもとても興味深いです。
 また、その職業ならではの苦労話や特殊な経験談など、普段は聞くことのできない話もあり、とても充実した時間をもつことができました。

 食事からスタートした会ですが、せっかく知り合った仲間なので、みんなで何かできたら・・・という気持ちが芽生えています。
 良い刺激を受けながら、成長していけたらいいなと思っています。
 そして、私自身も負けずに自己研鑽に励みたいと思いました。

by  板谷

月曜日, 5月 07, 2012

「更正の請求の改正による影響」

“確定申告を間違えて税金を多く払ってしまった!?”そんなときに、是正を求める「更正の請求」という手続きがあります。聞いたことがないと言う方もいらっしゃるかもしれません。昨年の税制改正により大きな変更がありましたので簡単にご紹介したいと思います。

 まず、「更正」がそもそも何かというと…、例えば納税者が申告した内容に計算間違いや転記ミスなどがあったとき、または税務調査等によって税法違反が判明したときに、税務署が正しい税額に是正することを言います。増額更正と減額更正のどちらもあります。
 そして、「更正の請求」とは、上記のような間違いの場合で、所得や税額が過大であったときに、納税者側が税務署長に対して是正(減額更正)を求める手続です。(所得や税額を少なく間違えていた場合の是正については、納税者側が行うのは修正申告であり、税務署側が行うのは増額更正となります。)

 さて、改正で何が大きく変わったのかというと、更正の請求ができる期間です。従来は請求できる期間が1年だったのが、5年へ改正されました。これは、平成23年12月2日以降に申告期限が到来する国税について適用されます。しかし、それ以前のものについても従来の請求期間(1年)内であれば手続は可能です。また、請求期限を過ぎてしまったものについても別の手続より更正を求める方法が残されています。

 ここまで聞いただけでは有利な改正と思えるかもしれませんが、気にすべき点は、税務署側が“増額”更正できる期間も従来3年であったものが5年に改正されているところです。(不正行為によるものは従来どおり7年まで遡って更正されます。)
 今まで調査対象が通常3期分であったのはここに基づくもので、それが延長されたということは、今後順次にではありますが、5期まで遡っての調査がベースになってくる可能性があります。
 お客様においては、今後決算資料や総勘定元帳はもちろん請求書や領収書などの資料は、直近の5期分くらいはすぐ出すことができるよう、紛失などに気をつけながら資料の管理に一層の配慮をしていただきたいと思います。
 会計事務所としては、調査の傾向が変わってくるようでしたら、また何らかの形で情報発信していきたいと思っています。

by 松浦

火曜日, 5月 01, 2012

カーシェアリング

「カーシェアリング」をご存知でしょうか。
車を複数の会員で共有し、会費と利用料を負担する仕組みで、会員制のレンタカーといった感じのものですが、近年会員数が増えているようです。
事務所の近くにも一台、カーシェアリング用の車両がありますが、設置当初は使われている様子はありませんでした。
しかし、ここ最近は時々車がない(利用されている)ことが増えてきました。

カーシェアリングを利用するメリットは、やはりコストでしょう。
車は本体の値段だけでなく、毎年多額の維持費がかかります。
車を長時間使わない人は車を持たずに、頻繁にタクシーを使った方が安いという人もいるくらいです。
一方、デメリットとしては、共有ですので利用者が多い時間帯には使えないケースがでてくることです。
でも、レンタカーやタクシーで一時的な代用は可能な気がします。

利用者に対するアンケート結果では、会員入会後のマイカー保有台数は大幅に減少し、また、公共交通機関や自転車等の利用が増えたそうです。
渋滞が減少して、排気ガスが少なくなる効果も期待できそうですね。

利用効率の関係で、都市部でないと採算が取れないため、全国的に普及することは難しいと思いますが、お財布にも環境にもやさしい仕組みですので、普及が進めば良いなと思います。
残念ながら、サービスが無い地域に住んでいる私は利用することができませんが、都市部にお住まいの方は検討されてはいかがでしょうか。

by 加古宗利