水曜日, 12月 28, 2011

「褒めあう」

私は学生時代にAIESECという海外インターンシップを運営するNPO法人の団体に所属しておりました。毎週のミーティング時間の中でメンバーとの仲を深める時間として簡単なゲームをしていました。その中で印象的だったゲームが人を褒めあうというゲームです。

 このゲームはまず、メンバーそれぞれの良いと思うところを好きなだけ書き上げます。そして、各メンバーについて書いたことを読み上げ、誰のことを指しているかみんなで推測します。そして自分のことだと思った人が自己申告で名乗り出るというシンプルなゲームです。

 人を褒めたり、褒められたりする機会が私自身あまりないので、このゲームは照れくささでいっぱいでした。ですが、やはり人から褒められるということはなんだか嬉しく、活動を一緒に行う機会が少ないメンバーから褒められると、「そんな風に見てくれてたんだ!」という新たな発見もいっぱいでした。皆照れくさそうでしたが、すごく雰囲気が良くなり、メンバーとの距離感が縮まったことを今でもよく覚えています。当時は全然意識していなかったのですが、褒めあうに限らず相手を認め合うということに組織としてのプラス効果が理論的にあるようです。

 皆様はストロークという言葉をご存知でしょうか。ストロークとは「相手を認めること」です。そして、心のごちそうとも言われているそうです。簡単に言うと「自分が投げかけた言葉、表情に周囲が影響を受けて、やがて自分のところにも返ってきて人生に大きな影響をあたえる」というものです。なので、プラスの言葉を発することでプラスの連鎖が生まれ、より良い方向に進むそうです。逆にマイナスの言葉を発すると、マイナスの連鎖になってしまうというものです。
 
 最近この話を知り、すぐにこのゲームを思い出しました。これからも日頃からプラスの言葉を発していくということを大切にしようと思いました。

by石原

月曜日, 12月 26, 2011

Iメッセージ

ずいぶん前になりますが、心理学に興味をもち、1年ほど講座を受講したことがあります。その講座の中でもっとも印象に残った「I(アイ)メッセージ、YOU(ユー)メッセージ」という表現方法をご紹介したいと思います。
YOUメッセージは「あなたは~です。」という言い方で、主語が「あなた」になります。この言い方は、相手を責めたり、非難したり、行動をかえさせたいという思いを相手に印象付けてしまいがちです。
一方、Iメッセージは「私は~です。」「私が~してほしい。」のように「私は」を主語として、自分の思いを伝える方法です。
Iメッセージには、相手の言動によって自分がどう感じたのか、相手に何をわかって欲しいのかをまっすぐに伝える効果があります。

具体例をいくつか挙げてみます。

○スタッフのAさんが遅刻をしてきたときに上司がAさんに対して言うセリフ
YOUメッセージ
「遅刻するのは、(きみの)仕事に対しての意識が足りないからだ!」
Iメッセージ
「Aさんは、スタッフのリーダー格であるし、新人の見本になるわけだから、正直今日遅刻してきたことは、(私には)とても残念なんだ・・。」

○子供がずいぶん遅くに帰宅したときに父が言うセリフ
YOUメッセージ
「(おまえは)こんな時間まで何してたんだ」
Iメッセージ
「連絡もないし、(私は)ずっと心配だったよ」

○夫の言葉に傷ついて妻が言うセリフ
YOUメッセージ
「(あなたは)ひどいことを言うのね」
Iメッセージ
「そう言われて、(私は)傷ついたわ」

言われた側の立場にたってみると、YOUメッセージとIメッセージとでは、言葉から受ける印象が大きく変わります。
相手を責めたい気持ちがあるときに,YOUメッセージを使いがちです。感情のおもむくままに言葉を発すると,どうしても強い表現となり,相手を「受け入れ拒絶」状態にしたり,「反発」を招くことになります。
「あなたは~」という言い方をしそうになった時、一呼吸おいて、Iメッセージで自分の思いを伝えることができれば、言いにくい内容でも相手に不快感を与えることなく良い関係を築いていくことができるかもしれません。

by 鈴木

退職後の生活をイメージする

「厚生年金の支給開始年齢の引き上げを検討する。」
先日、報道されたこのニュースをご記憶の方は多いと思います。
現状では、年金の支給開始年齢は60歳から65歳まで段階的に引き上げられておりますが、さらに68歳あるいは70歳へ引き上げを検討するということのようです。

急速な少子高齢化が起こった日本では、ある意味「想定内」のことだと思っています。
が、こんなに早く70歳への引き上げの話が出てくるとは思いませんでした。
さすがに不安を感じたため、今までは「先のことだから」と考えもしなかった老後の家計のことを、一度試算してみようと思いました。

例えば、60歳で退職し、70歳から年金を夫婦合計で月20万円もらうものとします。
生活費等で月25万円を使う生活を80歳まで続ける場合は、60歳時点でいくら貯金があればいいのか・・・

答えは、3,600万円です。

ちなみに、計算方法は以下の通りです。
①20年間の支出は、6,000万円(=25万円×12ヶ月×20年)。
②20年間の収入は、2,400万円(=20万円×12ヶ月×10年)。
③①-②=3,600万円。

この貯金を20年間で貯めようとすると、なんと1ヶ月あたり15万円も必要となってしまいます。
もちろん、退職金の支給や再就職等によりもっと少なくても良いかもしれませんが、基本的に将来の収入は弱含みでしょうし、長生きすればするほど必要な貯金は増加すると思いますので、結構現実的な金額のような気がしています。

試算してみて、正直「お先真っ暗」という気分ですが、少なくとも老後の厳しさを数字で把握できて良かったです。
将来どうなるのかはわかりませんが、これを念頭に今の生活費を見直したり、食費を減らすため実家の畑を活かすなど対策を考えたいと思います。

みなさま、退職後の準備はお済みですか?

※個人別の年金受取額の試算は、誕生月に郵送で届く「ねんきん定期便」や日本年金機構のホームページで行うことができます。

by 加古宗利

火曜日, 12月 20, 2011

「モチベーション」

先日、不景気でも業績を伸ばすことで有名なコンサルタントの特集をテレビでみました。
 私が見た回のサブテーマは「社員教育」でした。
 不景気になると一般的に経費は削減対象になるのですが、「教育費」は投資と考え、利益に結びつくサイクルを確立させ「必ず」売上が伸びるという内容でした。
よくある、テーマですが、「必ず」という言葉がとても気になり、見入ってしまいました。

 食品小売店の改革では、社員全員にワインの研修を受けさせたそうです。
以前は、コストの関係で、希望者やお酒販売担当者が業務終了後、社内の詳しい人が講師となり、実施していたようですが、効果がいまいちだったようです。
改革では、業務時間内に、社員全員、専門講師を招いてのべ32時間で100種類ほどのワインの試飲、チーズなどの知識習得などを行ったそうです。
約100種類ワインをのみ比べると、産地、年代などの違いが素人からの出発でも分かるそうです。
 “商品知識が深まる→お客さんへの商品説明に自信がもてる→仕事にやりがいを感じる→モチベーション向上→お店の印象向上→売上増加”といういいサイクルを構築する過程がよくわかりました。
定期的に接客コンテストを開催し、優秀な人を表彰することにより、向上心を継続させるような仕組みも整えたそうです。

 他にも、その人が手がけたチェーン飲食店の改革などが紹介されていました。
業種や社風を大切にしつつ、研修内容が工夫されており、学ぶべき点が多くありました。
 
 強いリーダーシップのある指導者や、先見の明のある経営者の成功事例などはよくありますが、『業種を問わず』成功させていることにとても感動しました。
知識・技術の習得研修の基本はメンタル教育が大切なのだと再認識しました。
外部からの改革者は、社風に合わない事例が少なくないと思っていましたが、私の偏見であったことを痛感し、最近また人事関係の本を読み始めました。
 
by 古橋

金曜日, 12月 16, 2011

免疫力を上げて

先日、インフルエンザの予防接種の予約のため、病院に行きました。
1週間先の予約を取り、併せて「免疫力が低下すると風邪などもひきやすくなるので、免疫力を高めるようにしてください。」と言われました。

『免疫力』を辞書で引いてみると「体内に入ったウイルスや細菌、異物などから自分自身の体を守る力。」とあり、『免疫』とは「病原体など自己の体内に生じた不要成分を非自己と識別して排除しようとする生体防御機構の一。本来は、ある特定の病原体に一度感染して回復できると抵抗性をもつようになり、同じ病気にかからなくなることをいう。また物事が度重なってそれに慣れてしまうこと。」とありました。

 数日後、本屋さんに立ち寄ったとき、その時の看護士さんの言葉が頭に残っていたのか、『免疫力』というタイトルのついた本がたくさん並んでいることに気付きました。
少し中を見てみると、キレイ過ぎる現代は免疫力が低下し、これがアレルギーの原因になるということが書いてあり、少しのつもりが・・・真剣に読み入ってしまいました。衛生環境に几帳面になりすぎることが、かえって免疫力低下につながりやすいようです。やはり何事も適度に行なうことが必要のようです。

 「ストレスの解消につとめ、適度な運動をして、質の良い睡眠をとる。」というのが免疫力アップのコツのようですが・・・。
これから年末調整・確定申告と続く業務に備えるため、体調管理をして臨みたいと改めて思いました。

by 板谷

火曜日, 12月 13, 2011

年末調整

今年も年末調整の季節がやってきました。

 皆さんも保険の控除証明書を集めたり、色々と準備を進めて頂いていると思います。
保険の控除も大切ですが特に間違いが多いのが扶養控除です。

 扶養控除を受けるためには「扶養控除等(異動)申告書」という用紙への記入が必要です。
こちらに記入漏れや間違いがあると税金が多く計算されてしまったり、 また後日、
「是正」といって訂正の連絡が税務署から入り、修正の書類とともに追加の税金を納めなければならなくなります。
例えば、扶養控除できると思っていたお子さんが、アルバイトで103万円以上お給料をもらっていて、知らない間にお父さんの扶養から外れてしまっていたというのはよくある話です。
他にも老人ホームに入居していて、住民票がホームになっている親御さんの分まで「同居老親」として控除を受けてしまい、 訂正となったり、逆に寡婦控除を受けられるはずの方が、記入がなければ余分に税金がかかるといった事も考えられます。

「扶養控除等(異動)申告書」については、書き方をご説明したものを石田会計ニュースと一緒にお届けしています。
年末のこの機会に是非ご自身やご家族の状況をあらためて確認をして頂ければと思います。


by 加藤

「職場環境に感謝」

10月末に念願の税理士登録をすることができました。
 実務経験二年を満たせば登録申請が出来るとはいえ、「まだまだこれから」と新たなスタートラインに立った思いです。

 ところで、石田会計での税理士登録者は、私が入社してからの最近では毎年1人ずつのペースできています。総勢12名の事務所としてはかなりのペースでの輩出数でないかと思います。

 現在も、大学院に通うスタッフや、会計士登録の実務要件を満たすために外部へ研修に行くものもおります。
 資格試験に挑戦している場合は、相談すれば勤務状況を配慮してもらえるので、在勤中に会計士の試験に合格した者もおりました。

 登録を温かく後押ししてくれ、資格試験の勉強等にも配慮してくれる環境を所長の石田が作ってくれていること、またそれに加えて同僚の理解とサポートの点でも大変恵まれている職場だと感じます。

 登録を終えた今、あとは自己研鑽に励むだけですので、研修会等に出たり他事務所の税理士と交流したりしながら、今後ますます関与先の皆様のお役に立てるよう頑張って行きたいと思っています。  
 また、周りへの感謝を忘れず、石田会計から今後も試験合格者や登録者が出るようサポートのできる同僚でありたいと思っています。

by 松浦