火曜日, 6月 12, 2012

「ご存知ですか?“D言葉”」

最近知ったのですが、“D言葉”とは、頭文字が「だ行」で始まるネガティブな言葉のことだそうです。
 各々の職場や特定の人に対し、これを言ってはいけない、と認識しているものがあるのではないかと思うのですが、その中でビジネスシーンやプライベートのいずれにも共通のNGワードと言えるのがそのD言葉ということです。

 例えば…、「だって」・「だけど」・「でも」・「ですから」・「どうせ」、という言葉です。
 なるほど、その後には言い訳や相手を否定する言葉が浮かびませんか?
 これらは相手を嫌な気分にさせるだけでなく、自分の評価も下げてしまいそうです。

 心配になって自分の言動を省みてみたところ、私が発しがちなD言葉は、家族から頼みごとをされた時の「(手伝ってあげたいけど)でも忙しい」という言葉だと思いました。
 職場では、このような直接的な断りの言葉はさすがに使いませんが、家族だからといって良いわけではありませんね。

 どうもうっかり出てしまいそうな言葉ですが、そんな時の対策は、「でも」と言い訳や否定から入らず、「そうですね、でも私は○○だと思うのですが、どうでしょうか?」という感じで、「Yes+D言葉+疑問・提案」という形で言葉を伝えるというのがよいそうです。
 また、D言葉は「使わなくても会話が成り立つ」と認識するということが大事です。

 日本には、「言霊(ことだま)」という言葉が昔からあるように、言葉が自分の思考や行動に与える影響は侮れないようです。言い訳や否定の言葉に囲まれるよりは、前向きな発言をする人になりたいですし、そういう人の近くにいたいと思う気がします。
 自分も周りの人にも気持ちよく過ごしてもらうために、悪気がなくてもうっかり“D言葉”を使わないよう、心がけたいと思いました。

by 松浦