金曜日, 9月 14, 2012

「便利すぎ!?」

インターネットで日用品など買い物をすることが日常的になりました。
個人的には週1~2回は利用しており、実際に見定めたいものがあるときだけお店にいくので効率的です。
最近では午前中に注文すると夕方届くということも珍しくなく、ネットスーパーは約3~4時間で届きます。急いでなくても早く届くので申し訳ない(?)くらいです。
早いだけでなく、配送料無料も多く、便利さに日々感謝です。
 
 お店に出向かないので時間も節約でき、衝動買いするリスクもなく、必要な物が買えるので配送料くらい払ってもいいのでは・・・と個人的には思うのですが、それにしてもどうしてこんなに早いのか、不思議に思いませんか?
調べたところ、本で有名なアマゾン(ネット小売店)では商品をバーコード管理し、ロボットが商品の保管、ピックアップ、集出荷を管理しているそうです。
 利用者拡大や長期的な成功のため、短期的な利益は気にしない、との企業哲学だそうです。もちろん、短期的には損失が出るため、アナリストの批判的な意見もありますが、実際サービスを受けている立場からすると、すばらしい企業哲学だと思っています。
 
日本の小売店もネット通販の物流整備を急ピッチで進めているようで、大型物流施設・倉庫賃貸料も半年で5%上昇しているようです。付随して、フルフィルメント(商品の発注から決済、ピッキング、配送までのトータル業務)代行事業は、伸び盛りの成長市場になっています。物流専業者のみならず、自社インフラの有効活用を狙うカタログ通販やIT企業が参入し、異業種間で荷主を奪い合っている状況で、利益に結びつくのは少し先のようです。ネットスーパーも顧客の囲込優先で、利益が出るのはまだまだ先のようです。

顧客の過剰な(?)利便性や、インフラ整備優先で、従業員の給与などコスト削減では企業努力とはいえ、少し寂しい気がします。宅配ピザが少し割高なのが当たり前のように、もう少しサービスに対する対価を払う仕組みがあってもいいのではと思います。 

by 古橋