金曜日, 3月 30, 2012

読めても書けない

パソコンで文章を書くようになってから、読めても書くことができない漢字が増えた
という話はよく耳にします。

 私もその一人で、人前で漢字を書く場面で冷や汗をかくことが度々あることから、
何とかしなければと考えていました。

 あらためて漢字の勉強をするというとなかなか億劫になってしまいますので、
とりあえず通勤電車の中で吊り広告を眺めることから始めてみました。
もちろんただ眺めているだけだと意味はありません。
そこで漢字の一つ一つを頭の中で書くようにしてみると、
思っている以上に読めても書けない漢字が多いことに気付かされます。
先ほど使用した「億劫」も、パソコンでは変換キーを押せばすぐ出てくるので問題はないのですが、
いざ自分で書こうと思うと、さてどんな漢字だったかなと一呼吸置いてしまいます。
電車の中に限らず、街中を歩いていると看板や標識が溢れています。
それを意識して読んでいると漢字の知識も増えることはもちろん、
普段いかに様々な情報を右から左に流していたかが分かります。
情報を目にすることと頭に入れることの違いというものを実感させられました。

 難しい漢字を机の前に座って勉強する方法もあるかもしれませんが、
日常目にしている漢字を意識して頭に入れるだけでも少しは効果があるのではないかと期待しています。

by 加藤

火曜日, 3月 27, 2012

「睡眠」

皆さんは睡眠時間をどれくらいとれることが理想ですか?

私は睡眠時間を8時間程度とれることが理想です。睡眠不足を感じると全ての事において非効率になるため、睡眠時間をなるべく削らない様に心がけています。

しかし、中には睡眠時間が1日6時間で足りる方や、少ない人では3~4時間という方も耳にします。人によってなぜこんなにも差があるのか不思議に感じていました。睡眠時間3~4時間でスッキリとした生活が送れるならそれに越したことにないなと思ったり・・。

そこで睡眠のメカニズムについて調べてみました。

レム睡眠…身体が眠っているのに、脳が活動している状態
ノンレム睡眠…身体は活動しているのに、脳は眠っている状態

インターネット情報によると一般的には大体90分の周期でレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しているのですが、睡眠時間が短い人ほどレム睡眠が短い様です。そして人間は寝付いたときはレム睡眠(浅い睡眠)であり、暫く経つとノンレム睡眠(深い睡眠)になる様です。

あくまで遺伝による影響が強いので極端に睡眠時間を減らしたりといったコントロールは難しそうですが、就寝してから深い眠り(ノンレム睡眠)に入りやすくなる方法はいくつかある様なのでご紹介いたします。

具体的に深い眠りにつくために…

①就寝前3時間の食事は控える(就寝中に消化活動を行うのを防ぐ)
②就寝1時間前頃に入浴する(就寝頃に体温が低下し、眠りにつきやすくなる)
③布団をこまめに干し、湿気を追い払う

などがあげられていました。それに加え適度な運動など、やはり規則正しい生活が大事なようです。①は太らないようにだけなく睡眠にも良い効果が得られると思うと尚更試みたくなります。人それぞれの体質があるので極端に睡眠時間を減らすのは難しいかも知れませんが、深い眠りでスッキリとした目覚めが出来るようどれも手軽に出来そうなことなので実践してみようと思います。そして仕事の効率もさらにアップしていきたいと思います。

by石原

金曜日, 3月 23, 2012

記憶より記録

会社の状況によって様々ですが、基本的に税務調査は数年に一度やってきます。

 そんなとき、決まって聞かれるのが「○○についての資料はありますか?」 というものです。
 つい最近の事柄であれば、計算根拠やその時の状況、どうしてこのように処理したのかなど詳細に説明できるのですが、過去のこととなるとそう簡単にはいきません。その時は、納得して行った処理でも数年経つと、忘れてしまうものです。また、資料があっても、数字の根拠や理由などは、どうしても「記憶」が薄れてしまいます。

 そこで頼りになるのが「記録」ということになります。
「記録」は「記憶」と違って目に見えるため、証拠として残るうえに「記憶」を呼び起こす手掛かりになることもあります。
こんなことまでメモしておく必要があるのかな・・・と思うようなことが、実は後から大変役に立ったという経験は何度もあります。

 例えば、正式な資料が見つからなかったときに、手書きのメモや手帳の記録が証拠になったということもあります。
もちろん、きちんと書類を整備しておくことが一番なのですが、何気ない記録がそれを補ってくれることがあります。

少し面倒だと感じても、後々の自分を助けると思って、意識的に「記録」を残す努力をしていこうと思いました。

by 板谷

金曜日, 3月 16, 2012

継続は力なり

イチロー選手の名言の中に「小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道」という言葉があります。
その言葉を目にして、身が引き締まる思いがしました。

自分の過去を振りかえって思い出したのは、小学生の頃、剣道を4年間一生懸命やってきたのにちょっとした挫折でさっとやめてしまったことです。
1年前の地域の大会では道場から選抜されたのに、その年の大会では選ばれなくて、とても悔しくて大泣きしてその日限りでやめてしまったというなんとも情けない話です。

やめたことを後悔してはいないつもりでしたが、剣道場の壁に貼ってあった「継続は力なり」という文字が、今になっても心にふと思い浮かぶことがあります。

今年の2月からゴスペルを習い始めました。音楽をやってみたいという気持ちが以前からあり、身ひとつでできるゴスペルにとても興味がありました。
「とんでもないところに行く」ことはないと思いますが、今度こそずっと継続して、一生の趣味にしたいなと思っています。

仕事でもプライベートでも、小さな積み重ねを大切にして少しずつ成長していきたいと思います。

by 鈴木

火曜日, 3月 13, 2012

予測とその後の対応

先日、自動車で事故を起こしてしまいました。
相手はバイクだったのですが、低速での接触だったのでお互いにケガもなく、その後の対応も穏便に済ますことができました。
車の損傷は、ぶつかったのがナンバープレートだけだったこともあり、大したことはなかったのですが、ナンバー取付け用のネジがフロントバンパーを傷つけてしまったため、修理に出すことにしました。

いつも頼んでいるディーラーに見積りをお願いすると、フロント左のライトも故障しているとのこと。
それも取り替えると14万円という金額提示を受けました。
自分の中では5~6万円と思っていたので予想外でしたが、これからも長く乗り続けたいと思っていたため、ライトも直すことにしました。

修理に出して2週間後、ディーラーから修理完了と修理代金の連絡がありました。
知らされた請求金額は、なんと24万円。見積りより10万円もオーバーしていました。
その理由を聞くと、「ほかにもいろいろと部品を交換しているみたいで・・・」との回答。
担当者はどちらかというと真面目そうな人でしたので、”たまたま担当者の予測が外れただけ”と割り切りましたが、なんだか詐欺にあったような気分でした。

自宅に戻ってから、イヤな気分になった原因を考えると以下の2点が思いつきました。
(1)見積りより高くなったこと。
(2)(1)の連絡がないまま、修理が終わってしまったこと。

(1)は、修理してみないと分からない部分はあると思いますので、ある程度仕方ないかなと思います。
が、(2)はコミュニケーションの問題であり、本人の心がけや努力次第で改善可能なところでしょう。
見積りより高くなることが分かった段階で、すぐに連絡をもらって、修理を続けてよいかどうかの確認さえもらえれば、結果は一緒でも不信感を持つことはなかったと思いました。

会計事務所の仕事においても、日常的に利益や納税額の予測をします。
すべて予測通りになることが理想ですが、そうはならなかった時の対応がとても大切だと痛感しました。
予想外の出費で懐が痛みますが、この経験を仕事等に生かすことで、少しでも元を取ろうと思います。

by 加古宗利

金曜日, 3月 09, 2012

「願いをこめて・・・」

先月、グリーンジャンボ宝くじが発売されましたが、前後賞合わせて史上初の5億円ということもあり、ご購入された方は多いのではないでしょうか。
 宝くじをあまり購入したことがない私も「復興」という言葉に惹かれ久々に購入しました。
 今回は660億円が販売され88億円が災害復興に当てられる「復興宝くじ」で阪神淡路、新潟県中越地震に続き3回目になるそうです。

 もともと宝くじは戦後のインフレ対策で始まり、自治体の復興資金調達として今に至るようです。平成7年に50周年記念に登場したマスコットのクーちゃん(黄色のくじら)もかわいいですよね。
 歴史があるせいか、ロトなども含む宝くじを過去に1回以上購入したことのある人は18歳以上人口のうち約75%と、なじみ深いものになっています。
 毎年購入は55%、毎月購入は13%と息の長いファンが多いことに驚きました。
 
 一般的な 宝くじ収益金の内訳は当選金45%、公共事業など40%、諸経費15%だそうです。当選金45%とはいえ、「当たらない」イメージが強いですが、まさにその通りです。
 ジャンボ宝くじの場合、1等は1ユニット(1000万枚)に1本なので、単純に1000万分の1ということになります。3等100万円の当選確率は5万分の1です。
 
 ピンとこないので・・・
 おコメ1袋(10kg)で50万粒位らしいので3等は1袋に10粒、1等は20袋で1粒になります。当たらないはずですよね。
 1ユニット(30億円)購入で当選金は半分以下なので、たくさん買えば当たる(?)とはいえ、なんとも複雑な思いになります。ちなみに当選金には所得税はかかりません。

 宝くじ長者白書(1000万以上の高額当選者の統計)によると当選者の多くは10年以上宝くじをコツコツと購入されているそうです。
 主にジャンボ宝くじをメインに購入、職業は会社員の方が多いようです。枚数も10~30枚と庶民的でした。
私も「当たらないから・・・」と悲観的にならず、今年からこつこつ購入を続けていこうと思います(笑)

 久々に購入した宝くじが復興の一助となり、当たるといいなぁと願いつつ抽選日を待っています。

by 古橋

火曜日, 3月 06, 2012

「電子申告をして思ったこと 」

石田会計では以前から電子申告を取り入れ、今では法人・個人共に100%に近い実施率ですが、仕事では当たり前のように電子申告をしながら実は自分の確定申告は紙で提出していました。本人確認に必要となる電子証明書の取得手続きが面倒だったからです。
 しかし、電子申告することによって受けられる税額控除が以前は五千円だったものが、23年分は四千円、24年分は三千円と減額されてきたので、どうせやるなら早いうちに…と重い腰を上げました。

 電子申告のメリットは、還付申告の場合還付が早く処理される、添付書類の省略が可能(大量の医療費領収書を郵送する必要もありません。但し保管義務あり。)、確定申告期間中は24時間受付可という点です。

 さて、そのための事前準備は①電子申告の開始届出、②電子証明書の取得、③カードリーダー(読み取り機)の取得、です。
 ①の開始届出は国税庁のホームページから、住所氏名などの必要事項の入力をして完了します。
 ②の電子証明書の取得が面倒なのですが、一般的だと思われるのは、住所地の市役所で住基カードを発行してもらい、そのカードに電子証明書を格納してもらうというもの。申請は代理でも可能ですが、受取は本人でなければいけないということなので一回は足を運ぶ必要がありそうです。 (もしかして自治体により違うかもしれません。)私は三が日明けに行きましたが、待ち時間は一時間位かかりました。
 最後に③カードリーダーを電器店で取得し、準備OK!
 申告書の作成については、国税庁のホームページ“確定申告書等作成コーナー”から行うことができます。

 私の場合、今回の出費は住基カードと電子証明書の発行で1,000円、カードリーダーで2,400円の支出、税額控除が4,000円だったので差し引き600円の得となりました。手間もかかり、得する分がごくわずかなので、多くの人はあまりメリットを感じられないところかもしれません。(税額控除を受けられるのも一人一回だけです。)
 また事後的なコストとして、電子証明書の有効期間は3年、住基カードは10年であること(更新料が500円ほどかかる)を考えると、「パソコン利用に抵抗がない」、「持参も郵送も面倒だからデータ送信できることに“とても”魅力を感じる」という方でなければなかなか個人では電子申告に手が出ないというのが実際のところかもしれません…。

 電子申告をしてみて感じたのは、個人的には“(紙より)楽だな、国税庁のホームページも良くできているな” という感覚なのですが、税金の制度は複雑な上、申告にパソコンを使う必要があることに苦手意識を感じる方も多いと思います。私もこういう仕事をしていなければ全く違った感じ方をすると思います。

 国税庁の統計では、22年分確定申告人員中、電子申告したのは33%強のようです。会計事務所の代理送信分を考慮するとまだまだ普及半ばと言えそうです。
 今後、より使いやすく、メリットが感じられるものに改善されていき、普及による行政コストの削減で間接的にもメリットが受けられるというようなサイクルになっていくと良いなと思っています。

by 松浦