火曜日, 10月 16, 2012

本音で話せる関係を目指して

8年くらい前から、とあるハウスメーカーとお付き合いしています。
そこは「お客様アンケート」がとても多いことで有名で、事あるごとにアンケート用紙が自宅に届きます。
その提出先は、メーカー本部です。経営者がユーザーの本音をとても気にしていることが伺えます。
その甲斐もあってか、毎年の満足度ランキングで常に上位をキープしているので、アンケートの成果が出ているようです。
各担当者もその結果が、賞与の査定に影響するみたいでみなさん必死です(笑)。

石田会計では、定期的にアンケートをお願いするようなことはしておりません。
ハウスメーカーのような大きな組織ではないですし、お客様にとってより身近な存在と自負しておりますので、わざわざアンケートをお願いするのもどうかと思っています。
それでも、ふと「お客様に満足していただけてるのか」、「今日の訪問の付加価値は高かったのだろうか」と不安になることがあります。
また、「相談しやすい雰囲気で接することができたのだろうか」と帰り道に考えていたりもします。

私は石田会計に入社して4年になり、担当のお客様とのお付き合いも長くなってまいりました。
親しくさせていただき、ありがたく思っております。
しかし、そのことが、逆に本音を察知する機会を失っているのではないかと思うことがあります。
私に気を使っていただいた結果、伺えない真のご要望があるのではないかと。

会計事務所業界はサービス業なので、本音(ご要望)が伺えなくなるのはその後の成長を考えますと、致命傷になりかねません。
もっと良いサービスを生み出し喜んでいただくには、お客様のご要望を把握することが不可欠だと感じます。
私自身はお客様に本音でお伝えできるように意識しておりますが、本音を言いやすい雰囲気も持てるように努力いたしますので、率直なご意見をいただければ幸いです。
そして、お客様の応援団として、ともに成長し続けられる関係を築けたらと思っております。

by 加古宗利