月曜日, 12月 29, 2008

結婚式

 只今、私の周囲で結婚ラッシュとなっています。ここ二ヶ月で5回の結婚式に出る予定です。
 遠方も含め、一度にたくさんの結婚式に出席する機会はそうそうないので、それなりに楽しんでいます。

 結婚式といえば愛知県の結婚式は派手なことで有名です。私が小学生の頃は近所で結婚式があるとその家の二階の窓からお菓子をばら撒くのでよく取りに行っていましたし、嫁入り道具を積まれている紅白の布で覆われたトラックもよく見かけました。
 そういえば最近、近所で菓子まきをする習慣もなくなりましたし、紅白のトラックも見かけなくなりました。派手にすることは金銭的にも苦しいのもあり、時代の変化とともに価値観が変わっていったのでしょう。
 昔ながらの習慣がなくなっていくのはどうにも寂しい気持ちになってしまいます。

 結婚披露宴に出席して私が感動したのは、披露宴の最後にスクリーンで流れるビデオエンドロールです。
 当日リアルタイムで撮影したものをドラマティックに編集し、出席者の名前を映画のエンドロールのように流すのです。その気の利いた余韻にとても感動しました。
 しかも、昔のような派手さはありませんが、他県と比べてお色直しが多い等愛知県ならではの派手さは残っているようです。

 このように、時代の流れとともに新しいものがたくさん取り入れられて、古いものがなくなっていってしまうのは、寂しいですが仕方の無いことの様に思えてきます。
 もしかすると、なくなってしまっているからこそ、昔をより懐かしいと感じるのかもしれません。
 変わっていくものもありますが、新郎新婦の幸せいっぱいの表情を見ていると、いつの時代になっても変わらないものもあるのだと心に深く染み入りました。

by村上

木曜日, 12月 25, 2008

「伊勢の森から」

 先日、伊勢神宮の宮域林(みやいきりん)へ行く機会がありました。

 伊勢神宮は「式年遷宮(しきねんせんぐう)」といって、建物を20年ごとにまったく同じ形に建て替えています。
 理由は神域の清浄さを保つため、伝統建築の技法を伝えるためなど諸説ありますが、690年から(中断はあるものの)続いている神事です。
 (ちなみに、次の遷宮は2013年で、すでにさまざまな神事がとりおこなわれています)
 「宮域林」というと神聖な天然林、という感じがしますし、実際神宮のごく周辺はそういった古い森なのですが、「宮域林」とされている森林のほとんどは、式年遷宮で用いられる木材を供給するため人の手で植林された人工林です。

 植林がはじまったのは比較的新しい大正時代なので、現在の伊勢神宮には宮域林からの木材はほとんど使われていません。案内の方の話によると、木材は植えてから使用できるまで非常に長い時間がかかるため、初の植林から90年後となる次の遷宮で、やっと一部について宮域林の木材を使用できる見込みということでした。
 ただ、大きくなりそうな木を予測して間伐していったものの、いざ木材にしてみると中に穴が開いていて使用できない・・・ということもあるため、今からどの程度自給できるか予測するのはとても難しいそうです。
 
 案内の間、いろいろと興味深いお話をうかがったのですが、その中でも
 「私は、自分の仕事が完成するところを見られないんですよ。それを見るのは私の次か、次に同じ仕事をする人。」
 「木のサイクルは非常に長いため、今のことだけでなく、将来のことも見据えて仕事を行わなければうまくいきません」
という言葉が心に残りました。
 その場では、「スケールの大きな話だな。自然相手ならではだな・・・」
とだけ思っていましたが、その後に思い返したとき、(そこまで長い期間でないだけで)自分の仕事も同じだと気づきました。

 自分の仕事や日常を考えると、今週はどうするか、今月はどうするかなどといった短期的な目標を意識するのは簡単ですが、年単位となると難しくなります。まして、それ以上の期間となると、相当意識的でいなくてはそうした視点があることすら忘れがちです。
 もちろん、日々の積み重ねも重要ですが、自分の行っている仕事が長期的にどこに向かっているのか?を意識するために、年単位、さらにはもっと長い周期でものを考えていく視点についても身につける必要があるのかもしれないと思いました。
 
by 安藤

月曜日, 12月 22, 2008

何事も基本が大事

先日、友人に誘われて、マナー教室に参加しました。
職業柄、お客様にお会いする機会も多く、またほとんどが自分より年上の方ということもあり、失礼の無い様にと日頃から気になっていました。
 
 その体験講座は、いわゆる「和」のマナーを一通り教えてもらえるというもので、日常生活における動作など、毎日普通にしていることを改めて教わりました。
講師の方は、「普通のことを普通にできる人が少なくなったが、基本が一番大事だ」とおっしゃっていました。礼の仕方から歩き方、座り方、お茶の出し方などの日常の動作は、人から見られるという視点を意識することで、同じ動きでも全く違ってくるそうです。

 またその一方で、丁寧すぎてもかえって失礼ということもあるそうです。
例えば、礼の仕方については、簡単な会釈を意味する「草礼」、目上の方に対しては「行礼」、最高の敬意を表わす「最敬礼」があり、相手と状況によって使い分ける必要がありますが、使い方を間違えると逆に失礼になるそうです。
丁寧であれば良いという単純なものでもないようです。

 一通りの動作を一から学びましたが、共通して言えるのは、結局のところ無駄の無い動きこそが一番美しいということです。どんなにアレンジされていても、そこに理由が無いものは相手に伝わらず、無駄な動きとして認識されてしまうそうです。
基本を押さえて、それをいかに周囲に美しく見せることができるか。
何事も基本が大事と再認識しつつ、日々の行動を改めて見直してみようと思いました。

by板谷

土曜日, 12月 20, 2008

経営の良き相談相手になるために

私はお客様のところへ訪問した後に悔しい気持ちになることが良くあります。
理由は自分が経営の相談相手というには程遠いと感じてしまうことがあるから です。
経営の相談というのは会計・税務に比べると非常に難しいと思います。
その理由は会計・税務は、会社の業種・規模により違いはあるものの大きな違 いはなく、また答えもある程度出すことが可能だからです。
それに対し、本当に経営に役に立つ情報を提供するためには、あまりに判断要素 が多く、また答えというものも基本的にはないのです。

経営に役立つ情報を提供できるようになるには、その業界の知識は必須なのでは ないでしょうか。
そのため、私は会計・税務に充てる時間とは別に意識的に業界研究にも時間を充てること にしています。
私は新しくお客様を担当させていただくことになった際、まずは業務内容を知る ためホームページを拝見させていただきます。(ホームページがないお客様の場 合は、お取引先等のホームページを拝見させていただいております。) そうすることで、ある程度会社のイメージが湧きます。
そして知らない言葉が出てきた時には、その意味を調べることにしています。
その後にその業界に関するTV番組を観たり、本や新聞を読んだりすることで、理 解を深めることにしています。

実践していることはこれくらいなのですが、その甲斐あってか最近お客様とお話し させていただいている時に、仕事内容がよく分からないということも減りましたし、 また知らない言葉というものも以前よりも随分減ってきたように感じます。

その会社で実際に働くことができれば、業界の知識を得られるとともに、その会社 の強みや弱みを知ることができるので、一番良い方法だと思います。
しかし現実には難しいため、これからも今までの方法を続けるとともに、何か違っ た方法を模索していきたいです。
今のところ、違った業界の方との交流を大切にすることで見聞を広めていくのも、役 立つ情報を提供するためには良い方法ではないかと思っています。

by荻巣 勇人

火曜日, 12月 16, 2008

「スマイルセラピー」
 
皆さんは「スマイルセラピー」をご存知ですか?
私は目の疲れ、顔のたるみなどを意識し始めた頃から知人に薦められ表情筋の運動を毎日心掛けています。一日一回思いっきり大きな口を開けてみる、思いっきり笑顔をするなど極端な表情を色々して、指でつぼを刺激するだけですが、気分がすっきりし、手軽にできる美容法です。人間の顔は左右対称と思われがちですが、顔癖というものが誰にでもあり、それが表情筋をつくり、手足のストレッチのようにほぐしてあげないと固まったり、たるんでしまうそうです。
最近「スマイルセラピー」との関連を知り、いい情報だと思うので簡単に紹介したいと思います。
スマイルには2種類あり
① 面白いから笑う
② 笑うから面白い
① はよくある感情表現の一つで共通認識としての「笑う」ですが②はいわゆる作り笑いのことです。
作り笑いというと「営業スマイル」「ひきつった笑い」などマイナスイメージもありますが・・・実はホルモンバランスで科学的にもいいことが立証されています。
①の場合、楽しい・嬉しいなど感情を脳が感じると口角が自然に上がります。これは快楽ホルモンが分泌されるからだそうです。②の場合は口角をあげる(作り笑いをする)ことにより脳が楽しいと勘違いし、それによって快楽ホルモンが分泌され、自然に口角が上がるそうです。始めはぎこちなくひきつった笑顔でも口角筋を意識的に動かしていれば自然な表情になるのです。
スマイルセラピーによると、人間の行動は表情の「顔癖」、心の「思考癖」、言動の「口癖」が相関しており、顔癖を意識的に笑顔を心掛けることにより思考、言動にも好刺激を与え、外見にも前向き、明朗、積極的な印象を与え、結果として人間力がアップすると考えられています。どれも共感できる内容です。
今話題のメンタルヘルスを始め、接客マナー、コミュニケーション能力など様々な視点からスマイルセラピー研修を実施している企業もあり、個人レベルでも好感度アップ、美容目的で受講する人が増えているそうです。ビジネスとしての社会的認知度がこれほどとは驚きましたが、大切なことだと再認識しました。
石田会計には数箇所に鏡が置いてあり、「にっこり鏡」の愛称を持つものもあります。最近、初代のコンパクトなものから大きなものに変わりました。自分から鏡を見るときは無意識に表情を調えているものですが、ふと鏡に映った自分の顔を客観的に見ると疲れた顔をしている時があり、反省と共に、意識的に口角を挙げるように頑張っている今日この頃です。
by古橋

木曜日, 12月 11, 2008

ストレスの功罪

日常生活の上で、ストレスという言葉をよく耳にしますし、私もよく使っています。
ストレスで胃が痛いとか、うつ病になったとか、ストレスのない社会にしたいとか・・・。
この言葉を悪い意味として使い、取り除くべきものとしてこれまで認識していました。

ところが、ある雑誌のコラムにストレスについての記述があり、それが誤解であることに気づきました。
ストレスとは元々物理学の用語だそうです。
例えば地面に置いてあるゴムボールを上から押さえつけると、ボールは楕円形に歪みますが、この時、ボールには元に戻ろうとする力が働きます。この力のことをストレスと呼んでいたようです。
後にこの言葉は、人間の心や体に起こる現象にも使われるようになり、外部からの圧力や刺激に対してなんとかしたいという力をストレスと呼ぶようになったのです。
この「なんとかしたいという力」は、圧力や刺激に効率よく対処するために心や体をセッティングする自然のメカニズムです。
学生時代、試験の前になると食欲がなくなったり、胃が痛くなったりすることがありました。今思えば、これらは脳への血流が優先され、血流が抑えられた胃腸の機能が弱まった結果起こる弊害であったと思われます。
そのおかげで、試験の結果が良くなった(?)かどうかはわかりませんが、少なくとも集中力は高まっていた記憶がありますので、脳への血流は増えていたようです。
このメカニズムによって、無意識ながらも物事にうまく対処できていたのかも知れません。

しかし、このバランスを崩した状態が長く続くと、軽い胃痛が胃潰瘍になったり、精神的な病につながってしまうようです。うつ病患者が増えているというニュースもよく聞きますが、元来備わっている体のすぐれた機能が、逆にマイナスに働くことが増えているのでしょう。

ストレスの影響についてはマイナス部分が強調されることが多いと思いますが、プラス面もあることに気づけたのは大きな収穫でした。
適度なストレスを目標達成のための活力にできるように、ストレスと上手に付き合い、自分を成長させる機会にしたいと思います。

by 加古

月曜日, 12月 08, 2008

愛知万博の置き土産

 あまり聞いたことがない方も多いかと思いますが名古屋にはEXPOエコマネーという愛・地球博をきっかけに生まれた地域通貨があります。 環境に配慮した行動をとると、ポイントが貯まっていくシステムです。 環境のために何かを犠牲にしたり、頑張ってみたりするほど「エコ」に力をいれている訳でない私も、この度エコマネーデビューを果たしました。

 エコマネーの存在に気づいたのは最近のことです。 私は地下鉄で通勤をしているのですが、清算機の横にある小さな機械の前でたまにゴソゴソしている人を目にすることがあり、 何をやっているのかなと気になっていました。 そこで先日思い切ってその機械に近づいてみると、なにやらカードリーダーらしきものが設置してあります。交通エコポン???なんだろう???

 家に帰ってネットで調べてみると、どうやらエコマネーの一つで交通エコポンというものらしいです。一日1エコポンずつポイントが貯められて、 5エコポンで1エコマネーとなり植樹への寄付やエコグッズと交換できるとのこと。環境に優しい公共交通機関の促進をうながそうと言う訳です。 地下鉄の他にはあおなみ線や協賛店にもリーダーが設置してあります。 愛知万博の入場券があれば(使用済みでOK!)事前登録も必要なく、券をリーダーにかざすだけなので、これなら私でもできる! という訳で私もエコブームの波に遅ればせながら乗ってみました。 もちろん万博の入場券がない方は金山にあるエコマネーセンターや協賛店で入手できます。 改札を出るまえにちょっと立ち寄るだけなので10秒もかかりません。 こんな簡単ならもっと早くから参加していれば、エコマネーもたくさん貯まっていたと思うと少し悔しくもあります。

 こんなささいな事で本当に地球環境の改善に役にたっているのか分りませんが、朝の仕事前に「何となく善意の行動をしている」 といった自己満足を得られるだけでも良いのかなと思っています。 こつこつポイントを稼いでぜひ植樹に結び付けたいです。

by 加藤 敦子