金曜日, 2月 10, 2012

マイナンバー制度

年末調整が終わって一息つく間もなく、会計事務所では給与支払報告書(源泉徴収票)を
各自治体に送るという仕事に追われます。
給与支払報告書は個人の市町村税を計算する元になるものですが、
給与を受給する人の住む市町村にそれぞれ発送をするというなんとも原始的な作業です。
これを受け取った地方自治体も、ここから人別に選り分けて
(人によっては複数の職場からの給与があるので、何枚も送られてきます)
計算をしていると思うと人手は大変なものでしょう。

 これを効率よく管理するような方法が今後出てきたりはしないのかと調べていると、
共通番号制度の話が出ていました。
どうやら私が知らないだけで、だいぶ昔から、税金や社会保障制度に共通番号をつけて
管理する話が浮かんでは消えということを繰り返しているようです。
昨年には公募によりこの番号の名称を「マイナンバー」に決定したようです。
ずっと長い間議論が続いてきた制度ですが、昨年末のニュースを見ると、
共通番号制度(マイナンバー)の整備費が政府予算案に計上されるとあったので
近い未来に実現するのかもしれません。

 個人情報の管理の難しさはあるかと思いますが、昨年の震災時の社会保障の混乱等を見ると、
一律管理することのメリットも大きいのではないかなと感じています。

by 加藤