火曜日, 12月 04, 2012

サイトの移行について

石田会計事務所のスタッフブログに訪問いただき、ありがとうございました。

当該サイトは次のアドレスに移行させていただきます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。


http://jimusyo.ne.jp/blog/
 石田会計事務所(名古屋)の新スタッフブログ

火曜日, 11月 27, 2012

「アイデア」

 ユニクロとビックカメラがコラボした「ビックロ」が東京でオープンされたことは記憶に新しいと思います。
衣料品店と家電量販店という異業種のコラボレーションは斬新なアイデアで注目された方も多いのではないのでしょうか。

 新たにアイデアを出す必要があっても、なかなかアイデアが出なくて頭を悩ませる経験は誰にでもあると思います。
ある本ではアイデアとは既存のものの組み合わせに尽きるということが書かれていました。
今まで私は、アイデアは0から生み出す必要があるように思い込んでおり、○○を改善させるにはどうしたらいいかなどという漠然としたアイデアを出す際、頭を悩ませていました。

 アイデアを出す際の情報収集として色に注目するという方法があるそうです。
例えば今日は赤色と思って赤色に注目して赤色のものを探します。
そうすると、赤色という共通項にくくられて、一見関係なさそうなものが集まってきます。
実践してみると、思った以上にその色のものが目にとまります。PC、文房具、外に出れば看板、道歩いている人のカバンなどなど…。いつも何気なく通っていた道から意外な物たちが集まってきます。

 どうしても○○の情報が欲しいと思うと、○○の周りに目がいってしまいがちです。
色の情報が欲しいわけではないけれど色に注目することで意外なものが組み合わさり、思考の幅が広がります。
思考の幅を広げておくことはアイデアを出すことに大きく役立ちそうです。
「いつもと違った視点で…」と思ってもどうしていいか分からなくなりますが、強制的に何色と決めることで違った視点で必然的に情報収集できます。 ゲーム感覚でもでき、頭の体操にもなりそうなのでしばらく実践してみようと思います。

by石原

木曜日, 11月 22, 2012

「挫折と再起」

 京都大学の山中伸弥教授が、あらゆる組織や臓器に分化する能力があるiPS細胞を開発して、ノーベル医学生理学賞を受賞しました。
iPS細胞の開発を発表してからわずか6年で賞に輝きましたが、それまでは挫折と再起の繰り返しだったそうです。

 最初の挫折は、整形外科の研修医だった頃で、治すことができない数多くの患者がいるという現実に直面したり、
他の医師が30分で終わる手術に2時間かかり、向いていないと痛感したことでした。
その後は基礎研究に転換し、大阪の大学院で研究の基本を学んだ後、外国の研究所に留学して研究に打ち込みましたが、帰国後二度目の挫折を経験しました。
研究資金も少なく、実験用のマウスの世話ばかりで、研究だけに没頭できる米国の環境との落差に苦しみました。
そんなとき、米国の研究者がヒトES細胞の作成に成功したというニュースに励まされたり、奈良の大学院の助教授の公募に通ったことが救いとなり、現在に至ります。

 これまでの経緯を聞いて、挫折は人生において大切なことだと改めて思いました。
挫折することにより、今まで当たり前のように与えられていた環境やチャンス、幸運などに改めて気付き感謝するきっかけになったり、
自分に足りないものを自覚し習得するきっかけになったり、相手の気持ちがよく分かるようになります。
また、今まで偶然乗り越えられてきたことも、色んな状況を踏まえて、自分の真の力で突破することができるようになるのではないかと思います。

 ただ、挫折だけではなく、時には周りから見て自分の能力では現実的でないと思えるようなことでも、自分を信じて脇目も振らず一心に、目標に向かって進むことも大切だと思います。
そういうときは、周りが見えていなかったり、迷惑を掛けていたり、犠牲を伴うことも多いですが、自分の枠を超えた大きな目標も成し遂げてしまえるほど、
爆発的なエネルギーを出すことができると思います。

 しかし、ずっと周りが見えていない状況が続いては、人として成長できないことも多いと思いますので、
やはり挫折も経験しそれを乗り越えてこそ、成功に繋がりまた、より充実した人生をおくることができるのではないかと思いました。

by 石井

火曜日, 11月 20, 2012

説明があってこそのサービス


 ネイルサロンに勤める友人の話です。
ネイルサロンは今女性の間で流行っている、爪に色を塗ったりアートを施したりする場所なのですが、
お客様に直に接する職種なのでやはり様々な苦労があるようです。

 爪は人によって形状や状態も多様な為、時として爪が割れてしまったり、
要望があったデザインにならなかったりと、ベストを尽くしてもお客様の希望するような
仕上がりにならないこともあるそうです。
そんな時、あらかじめ「爪が薄くなっているので割れてしまう危険性があります」、
「爪が短いので、このデザインだと色が剥げやすいかもしれません」などと一言添えておくだけで、
クレーム率はかなり低くなるそうです。
お客様の立場にたった説明と状況判断で、同じような技術を持ったネイリストであっても、
顧客満足度が大幅に違ってくるという現象が顕著に現れてくるとのことです。
友人は将来独立を考えていることもあって、技術力を磨く事以外にも、
そういった気配りの方法についても試行錯誤をしつつ工夫を凝らしているようです。

 会計事務所の仕事も、お客様の状況に応じたサービスを提供すると言う点ではネイルサロンと共通しているので、
友人の話を聞いている時に自分の仕事に重ねて想像してみました。
そうすると最初は全く違う分野の仕事と思って聞いていた話であっても学ぶことはたくさんありました。
お客様の現状の問題点、会計事務所から提案できるサービス、それに対するリスクや費用を適切なタイミングで
お伝えしているか…等、自分で少し考えただけでも友人の話から考え直すことは多くありました。
お客様の求める説明をベストなタイミングで提供しなければと改めて考え直す一件でした。


by 加藤

火曜日, 11月 13, 2012

「年齢の数え方」

 小学生の時に、同級生の中で誕生日が1番早い子は4月2日生まれ、1番遅い子は翌年度の4月1日生まれ、と知って「4月1日が一番じゃないの?」と思った記憶があります。「そういうものなんだよ」と聞いてそのままだったのですが、税務の勉強をしているときにその答えを知りました。なぜだかご存知でしょうか?

 実は《年齢の数え方に関する法律》というものがあります。
それによると年齢を数えるときは、誕生日から起算して応答日(年を数えるので、月日が同じ日)の前日に満了する(よって次の年齢に達する)ことと定められています。
 ですので、4月1日生まれは3月31日をもって、また4月2日生まれは4月1日をもって歳を重ねます。日常の感覚とは違いますが、これが現在の法律上の扱いです。
 
 冒頭の話であると、就学義務を定めた法律が“満6歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから…就学させる義務を負う”とあるので、法律の認識で3月31日までに6歳になっている必要があり、同じ学年に翌年度の4月1日生まれの子まで入ってくるということです。

 そろそろ年末調整シーズンが視野に入ってきた頃ですが、扶養控除の判断に必要な家族の年齢の数え方もこれにならっています。年齢の判定は年末(12月31日)で行いますが、上記のことを意識して頂かなくても誕生日の記載を間違わなければ控除ミスが起きることはありません。
誕生日を間違えることはほぼないかと思いますが、他の事項を含め、書類はよく確認頂き間違いやもれがないようにして頂くことがお客様にとってベストなことです。
 石田会計では年末調整業務に備えて、書類の記載方法の説明資料を配布しておりますが、それでもわからないことがあれば、遠慮なくお尋ね頂ければと思います。

【参考】
《年齢計算に関する法律(明治35・12・22施行)》
1 年齢は出生の日よりこれを起算す
2 民法第143条の規定は年齢の計算にこれを準用す
3(省略)

《民法》第143条(暦による期間の計算)第143条 
1 週、月又は年によって期間を定めたときは、その期間は、暦に従って計算する。
2 週、月又は年の初めから期間を起算しないときは、その期間は、最後の週、月又は年においてその起算日に応当する日の前日に満了する。(以下、略)

by 松浦

金曜日, 11月 09, 2012

組織力を生かす

「かんてんぱぱ」のブランド名で有名な伊那食品工業をご存知ですか。
この会社は、寒天の国内シェアが80%もある、本社が長野県の会社です。
妻の実家のすぐ近くにあるので何度も訪れたことがあるのですが、先日、テレビで特集されていたので見てみました。

番組の中で印象に残ったのは、従業員の方が始業時間よりもかなり早く出勤していることでした。
その目的は、清掃です。
本社には広いガーデンがあり、誰でも自由に利用することができるのですが、そこを中心に毎日掃除するそうです。
しかも業務命令ではなく、皆さんが自主的に行っているとのこと。
会社が好きでプライドを持ち、お客様に汚いと思われたくないといっていた男性職員の言葉がとても印象的でした。
実際に訪れると、ゴミどころか落ち葉さえほとんど落ちていないぐらいの本当にきれいな庭園です。

人材採用の話では、「採用時にもっとも重視するのは協調性」と経営者の方が言ってました。
協調性を重視している会社は多いですが、1番となると珍しいと思います。
また、「人間は力を合わせればものすごい力が出る」とも。
私自身、仲間で協力して1つの目標に向かっている時は、人数の足し算以上の成果が出た経験が何度もあります。
この会社では、この効果を日常的に経営に生かし、好業績を続けていると感じます。
従業員の仲の良さは、「伊那食ファミリー」という言葉があることからも伺えます

能力主義が叫ばれ、ヘッドハンティングが盛んな時代ではありますが、会社の業績アップには、個の力に頼るよりも組織力を高めた方が近道ではないかと感じます。
「組織力」や「協調性」といったキーワードが、長引く不況下の中で”勝ち組”になるための一つの条件になるのではないかと思います。

by 加古宗利

火曜日, 11月 06, 2012

「年末調整少し変更あります!」

 平成24年分より、生命保険料控除の最高額は10万円から12万円にアップされています。従来の生命保険料控除は一般タイプ・個人年金タイプの2種類でしたが、ここに介護医療保険タイプのものが加わったためです。
 ところが、一般タイプ、個人年金タイプ、介護医療保険タイプというように個別にみると各々の控除額が5万円から4万円に引下げなので拡充なのか減額なのか??わかりにくいですよね。
「いままで受けていた5万円控除も4万円に引き下がってしまうのか?」
「従来加入していた保険に加えて、今後、生命保険に加入した場合、控除額はどうなるのか」などいろいろな疑問が出てきます。

 平成23年以前契約の保険については従来どおり、生命保険料控除の最高限度額を5万円のままとする経過措置があります。
 後者の疑問については、平成23年以前契約の保険(旧保険)と平成24年以後契約の保険(新保険)の両方に加入している場合には、①~③で有利なものを適用します。
①旧保険のみ(限度額5万)
②新保険のみ(限度額4万)
③旧・新保険合算する場合(限度額4万)
 たとえば、旧保険(一般タイプ)5万円の控除&旧保険(個人年金タイプ)5万円の控除&新保険(介護医療保険タイプ)4万円の控除ということになり、単純に加算すると14万円の生命保険料控除となるのですが、このような場合の限度額は12万円に調整されるということです。
 また、平成24年以後の、従来の保険への特約中途付加、更新、転換等の保険の見直しをした場合は新しい控除の適用(上限4万)になります。平成24年以後の保険の見直しは、増税に作用することもあるので注意です。

 各社の生命保険料控除証明書の様式が様々ですので、年末調整書類記載の際は気をつけていただければと思います。年末調整のご依頼いただいているお客様は、私共でも再度書類チェックいたしますが、ご協力宜しくお願いいたします。

by 古橋