水曜日, 10月 26, 2011

「お墨付き」有効利用のすすめ

 商品を勧められるときに、「○○認定」「△△賞受賞」などと言われると興味をもってしまう私ですが、皆さんはどうですか?
 商品そのものよりも、無意識のうちに、「第三者のお墨付き」があるという事実に好感を持ち、それが売り手に伝わってしまい・・・予定外(?)購入ということがよくあります。

 例えば、お菓子のパッケージなどでよく見かけるモンドセレクション(Monde Selection)のロゴがあります。ベルギーの政府系民間団体が行っている食品などの技術的水準を審査する組織であり、賞の名前でもあります。
企業が審査料(1100ユーロ)を払って出品する仕組みで、絶対評価の点数合計によって、特別金賞・金・銀・銅賞があり、審査方法の詳細は非公開のようです。
 また3年連続金賞以上で,国際優秀品質賞という称号が与えられ、私たちがよく見かけるモンドセレクション受賞マークを商品パッケージに使うことができるそうで、某ビールが3年連続金賞受賞をCMなどで広告していますよね。
 
 その効果で、日本からの審査希望が増え、今では応募される全商品の5割が日本からの出品で、その8割が入賞しているようです。
 比較的安い金額で国際的な賞を受賞でき、品質保証にもなるので、中小企業の利用が多いようです。他社商品との差別化につながり大きなメリットがあると思いました。出品のサポートや申請代行のサービス業者もあるようです。

 モンドセレクションに限らず、商品、サービス、取り組み、活動などに対してもたくさんの賞・認定などがあります。
知名度がある賞だけでなく、業界では名の知れたもの、地域密着のものなど「知る人ぞ知る」賞というものも大きな自社アピールになると思います。

 最近では、節電の影響もあり、エコ・ファースト認定企業が新聞で取り上げられていました。
認定を受けていない企業も節電対策をしているものの、認定を受けているとやはり、好感が持て企業イメージアップになりますよね。
 第三者評価の「お墨付き」を広告・企業イメージアップなど経営戦略への利用をご検討されてみてはどうでしょうか?

by 古橋

月曜日, 10月 24, 2011

「世界のさまざまな税金」 

 最近たばこの値上げの話題をよく耳にします。たばこの値上げについては賛否両論あると思いますが、これに関連して世界でも意外なものに税金がかけられているということをニュースで取り上げられていて興味深かったのでご紹介いたします。

ポテトチップス税…2011年9月よりハンガリー国で施行。男性4人に1人が肥満と言われているハンガリーの肥満対策としてポテトチップスを含むスナック菓子や清涼飲料水などに課税されます。

渋滞税…2003年2月よりイギリスで施行。ロンドン中心部の渋滞が多いエリアに自家用車(電気自動車や排ガスの規制をクリアした環境にやさしい車を除く)で乗り入れる際に1日8ポンド課税されます。
これは渋滞緩和と公共交通機関利用の促進を目的とされています。

このほかにもフランスではチョコレートの加工(チョコレートケーキなど)に対して課税されているようです。この制度も健康維持を目的としているそうです。

また、現在は廃止されていますが、ロシアでは国民のイメージを一新するためにひげ税という制度があり、税額は身分階級によって異なったそうです。しかし、ひげは男性の強さや生命の象徴とされていて、ひげに対して課税されることになってもひげを剃らない者もいたそうです。それにしても、ひげに対して税金をかけるなんてすごいですね。

 現在は、財源確保のため増税についてよく取り上げられていますが、本来の目的は私たちの生活を充実させるためにあると思います。健康促進にもなり、財源確保にもつながるのであればいいような気もしますが、生産している企業側にとっては売上が減り、従業員に対して思うように対価を支払えないという状態も生じうるかもしれません。全ての方面から優れた徴収の仕方というのは難しいとか思いますが、その中から最良の選択がされるといいなと思います。

by石原

金曜日, 10月 21, 2011

通勤ラッシュのメリット

私事ですが愛知県に引っ越してきて4ヶ月ほど経ちました。新しい環境に慣れるにつれ、以前よりも性格が穏やかになったような気がしています。
東京はあまりに人が多くてついイライラして、気づかないうちに眉間にしわがよっていることがよくありました。

朝の通勤時からストレス度はかなり高くなります。
身動きがとれないほどのぎゅうぎゅう詰めのなか、電車が揺れるたびに足を踏んだり踏まれたりしないように工夫をしながらひたすら耐えるという修行のような時間を過ごし、職場につく頃には既に疲れきっている状態でした。

車内の雰囲気も全体的にイライラ感があり、言い争いを目にすることも珍しくありませんでした。
それでもホームでの整列やエスカレーターでの右側通行など基本的なルールを乱す人はめったになく、秩序がちゃんと守られていたように思います。

東日本大震災が起きた日、電車が夜中まで動かなかったので、とにかく家の方向に向かって大勢の人々に混じって歩きました。
誰もが黙々と並んで歩いているので、帰宅したのが夜中の3時半という異常事態ではありましたが、混乱によるストレスというものはそれほど感じませんでした。

小さな土地に大勢の人が住むための工夫は自然と身についていて、緊急時でも秩序を守ることが難なくできたのだろうと思います。
そう考えると普段の人混みによるストレスは悪いことばかりではないという気がしました。
忍耐力が自然に身に付くというプラス面があるのだと振り返ってみて思います。

往復2時間のラッシュからの解放はうれしいですが、せっかく得た忍耐力を維持するため、通勤時に使っていたエネルギーを何か有意義なことに注ぎたいなと思っています。


by 鈴木

金曜日, 10月 14, 2011

真似をして学ぶ

 社員教育のひとつにOJTという制度があります。現場における実務を通じて、仕事の一つ一つを身につけていくというものですが、会計事務所の業務も同様で、所内の作業から訪問時の応対に至るまで、実際に経験しながら学ぶことは数多くあります。

 そこで、わたし自身も上司に同行する機会があるときは、貴重な勉強の場として、お客様への物事の説明の仕方や、話の聞き方などを習得できるよう努力しています。
 自分とはどこがどのように違うのかを比較しながら、自分が出来ていないことや足りないところは、どんどん真似をして、自分のものにできるよう心がけています。

 例えば同じ内容を説明するにも、言葉の選び方や話す順序などによっては相手への伝わり方もまったく違ってくるというのは何度も実感しています。また、話しを聞き出すことにも技術が必要なのだということも分かってきました。
 そして、さらにそれが相手の出す結論を左右してしまうこともあるため、とても重要であるということも感じます。

 最近は、わたしが後輩と一緒に、お客様のところへ訪問する機会もあります。
 自分では分かっていても、人に教えるということがどれほど大変かということを身をもって経験し、改めて勉強になりました。相手の良さを引き出して、自分も吸収できればお互いにとって良いと思います。        
 また、わたしが上司の言動を真似たり、参考にしているのと同様に、わたしのひとつひとつの言動が参考にされるということを心得て、身を引き締めて行動しなければと思いました。
 経験者として、自分が先輩から学んだことを伝えられたらと思います。

by 板谷

火曜日, 10月 11, 2011

統計データを活用する

10月18日は「統計の日」です。
統計と聞くと、「無機質な数字の羅列」というイメージがあり、個人的にはあまり馴染みのあるものではありません。
今までは、ニュースなどで統計調査の結果を知る程度で、積極的に活用していませんでした。

どんなものがあるのだろうという疑問から、国の統計の中枢機関である総務省統計局のホームページを見てみました。
すると、実に様々な統計情報が公表されています。
分野は、人口や家計、物価、労働、文化・技術などと多岐にわたります。
また、日本だけでなく世界各国との比較をしたものもあります。

まずは手始めとして、比較的なじみやすい家計調査を見てみることにしました。
細かい統計データをエクセルでダウンロードして中身を確認したら様々なことが読み取れます。

例えば、平成22年の勤労者世帯(2人以上)をみてみると、
(1)1ヶ月当たりの実質収入52万円のうち、税金と社会保険の9万円を差し引いた43万円が可処分所得(手取り)であった。
(2)可処分所得のうち消費支出に32万円使い、残った11万円の8割は預金等の金融資産にあてられた。
(3)消費支出32万円のうち食費は7万円を占め、前年と比べると野菜が減って調理食品が増えた。
といった感じです。

そういえば、最近電器屋で見る冷蔵庫は、冷凍室の容量が大きく、野菜室が小さくなっていますが、裏付けとなる統計データを確認できると納得感が違います。
また、数値中心のデータ以外にも、統計データをグラフ化して解説しているものもあります。
昨年、大きなニュースとなった「たばこ値上げの影響」や「記録的な天候不順の影響」についての解説もあり、分かりやすくて興味深い内容です。

統計データに触れてみた感想は、「公費負担で作られていて無料なのに、使わないのはもったいない」というのが率直なところです。
個人的には、仕事に関係のある部分を定期的にチェックして、お客様への情報提供に役立てたり、将来求められるであろうサービスを検討していきたいと思っています。
御社においても、新商品の開発やプレゼンテーションに役立ててみてはいかがでしょうか。

by 加古宗利

月曜日, 10月 03, 2011

「スポーツの秋」

 学生時代陸上部(800mや1500mなどの中距離 )だったこともあって、先の8月末からの世界陸上の番組はすべて録画をして観戦していました。日本勢が出ている種目ばかりではありませんが、世界トップレベルの戦いは感動と興奮の瞬間盛り沢山でとても面白かったです。

 その観戦の刺激を受けて、気候の良い時期ですので何か運動がしたくなりました。

 そんな時にちょうど目に飛び込んできたのが、“名古屋シティウィメンズマラソン”のポスターです。
 フルマラソンなのですが、“走ってみたい!”という思いつきそのまま、即申し込みをしてしまいました。(実は一番の後押しは、完走者には主催者側からティファニーのペンダントが贈られるということでしたが…笑)

 来年3月11日に開催されるこの大会は、これまで国際大会の選考会だった「名古屋国際女子マラソン」を受け継いで、今大会から競技者のランナーと市民ランナーが一緒に走り、定員15,000人規模・女性のみが参加する大会としては世界初の試みとなるそうです。
 また、ロンドンオリンピックへの国内選考もかねているのだそうで、そんな大会に出られるというだけでもなんだか貴重な体験になりそうです。

 ただ、昔運動部だったことがあるとは言え、ここ何年かは継続的にスポーツをすることもなく、5km、10kmの大会なら出たことがあるというわけでもありません。急にフルマラソンは無謀?と思う気持ちもありますが、とりあえずやってみようと、約半年後を見据えて早速練習を始めました。
久しぶりの激しい筋肉痛の感覚に苦笑いしつつ、走った後は気分もすっきり、なかなか楽しめています。また、走るようになってから、ご飯がより美味しく食べられること、肩コリが解消されるという嬉しいおまけの効果も出ています。

 大会開催のころは会計事務所の繁忙期ですが、体調管理と仕事の管理を上手にこなしつつ、“完走できました!”との嬉しい報告ができるよう頑張りたいと思います。

 皆さんも◯◯の秋、楽しんでいますでしょうか?



by 松浦