金曜日, 9月 28, 2012

豊川稲荷参拝

 先日初めて豊川稲荷へ参拝してきました。

 私が住む豊田市からはほど近く、高速道路を使えば一時間もかからず行くことができます。
参拝が目的とはいえ、どちらかというと今話題の門前町での食べ歩きをメインの楽しみにしていたのですが、
想像を遥かに超える立派な建物や敷地内の造りの美しさに花より団子の私でもうっとりするほどでした。
夏の晴れた日でしたので青い空に浮かぶ白い雲と寺院のコントラストが映え、普段絵を描かない人でも
写生がしたくなるような風景です。
さて境内を歩いているとお坊さん達が歩いていたり、写経会のポスターが。
「???」
実は私は豊川稲荷を神社だと思っていたのですが、お寺だったのですね。
完全に勘違いしていて、柏手を打ってしまいました。
今回の事がきっかけで家についてから改めて豊川稲荷の歴史を調べたお陰で、神仏習合の慣習や、
稲荷にも神社系と寺院系があるということが分かりました。
どんなところにも知識を得るチャンスは転がっていますね。
寺院には無料ガイドさんもいらっしゃるようなので、今度チャンスがあればお話しを聞きたいです。

 参拝を終えるとちょうどお昼でしたので、楽しみにしていた食べ歩きです。
豊川市では町おこしとして「いなり寿司選手権」を開催していたり、よくマスコミでも取り上げられているので
古い街並みも活気に溢れていました。
各お店は趣向を凝らし、様々な味や形の「いなり寿司」やアゲを使った料理を食べ歩き用にアレンジして
出していますので、見ているだけでも楽しいです。
お店の人によると「いなり寿司」はそもそも米の不作時に、アゲにオカラをつめて俵型にして、
米俵の代わりにお供えしたのが始まりということで、色々由来を聞きながら美味しく頂きました。

 とくに新たな観光施設を作らなくても、市民が町を盛り上げようと頑張れば、
現状を生かした観光客も楽しめる場所になる良い手本だと感じ、応援したいなと思いました。

by 加藤