水曜日, 10月 24, 2007

行動の秋

私にとって秋は1つ年をとる季節でもあるため、四季の中でも特別な季節です。毎年、食欲の秋となってしまいがちですが、今年は就職して初めて迎える秋ということもあり、1つ年をとると同時に1歩前へ踏み出したいと考え、「行動の秋」という目標を立てました。

私の周りには行動的な友人が多く、色々なことを知っていて話題が豊富で、とても魅力的です。対照的に、いまいち行動力の鈍い私ですが、人と話をすることは好きなので、そんな友人の行動力を見習い、アイチ士業ネットワーク(通称ASN)という会への参加を決めました。
ASNとは、平成10年に当事務所の所長である石田が創設した、弁護士や社会保険労務士といった士業のための異業種交流会です。会員は300名以上、定期的に行っている勉強会や懇親会は年間100日を超えるなど、活発な活動を行っています。
 初めは知らない人の間に一人で入っていくことに不安もありましたが、実際に行ってみると、独立開業された士業の方々が多く参加されていて、経営者の立場からのお話や、その士業独自のエピソードなど、興味深い話ばかりで、とても勉強になりました。そこで仲良くなった方からさらに食事会に誘われたりと、一つ行動した結果から更なる出会いも広がりました。

また、以前から勧められていたエクセル・ワードの試験を受けることを決めました。初めは、試験を受けるまでもなく内容の勉強さえしておけばいいと思っていたのですが、なかなか手をつけることができずに、結局、時間だけが過ぎていきました。しかし、試験の申し込みをした後は、試験日までにはなんとかしなければという思いから、時間をとって勉強をするようになりました。事務所で一緒に受ける人もいるため心強いですし、より一層がんばれます。
 さらに、税法の知識を深めようと、朝少しだけ早く出勤して、解説書を読むようにしています。
 
 行動するということは、とてもパワーのいることではありますが、その分たくさんの可能性を得られるということを知りました。これらの行動をしたことで少しでもお客様のお役に立てることができれば幸いです。「食欲の秋」も忘れてはおりませんが、今年の秋は動くことの大切さを知ったことで、特別な秋になりそうです。

by村上

水曜日, 10月 17, 2007

名古屋

 先日、群馬から幼馴染が遊びに来てくれました。
彼女がこちらに来るのは二回目です。
前回は愛・地球博がメインで、名古屋そのものをほとんど紹介できなかったので、今回は、名古屋の良さを存分に知ってもらおうと、はりきってあちこちに案内しました。 

 そして彼女を案内するうちに、私自身も名古屋に引越ししてきた当時の事を色々と思い出す事ができました。
まず、待ち合わせ場所は名古屋駅だったのですがつい、いつもの癖で「名駅(め~えき)」と言ってしまい、友人をキョトンとさせてしまいました。
その時、すっかり名古屋に染まっている自分を発見。そういえば私も最初は「め~だい=名古屋大学」「め~てつ=名古屋鉄道」という言葉を、いちいち聞き返していたことを思い出しました。
市バスを乗るのは前の扉からで、他の民間のバスは後ろからだったので、慣れるのに何回も間違えたことや、地下鉄の初乗り料金が、ちょっぴり他の都市と比べて高いと思ったことも、群馬の友人に言われるまですっかり忘れていたのです。
本当に慣れとは恐ろしい!
今回は、名古屋港の水族館や名古屋城、栄のオアシス21と色々回ったのですが、名古屋はコンパクトにまとまっていて移動しやすいと、友人は好意的な感想を述べていました。
「名古屋めし」にも大満足して帰っていき、私も嬉しく思います。

 よそから名古屋に移ってきた分、他の地域との違いには敏感に反応していたはずだったのですが、自分のいる環境の特徴や習慣は、しばらくすると当たり前になりすぎて気づかなくなるのだなと改めて感じる機会となりました。
他の事でも、内部の人間からだけでなく外部の人から見てもらうと、思いもしなかった考えや意見が出てくるのはこういうことなのですね。

by 加藤

金曜日, 10月 05, 2007

『事務所の就業規則』

先月から石田会計事務所の就業規則の作成に取り掛かっています。

本来、就業規則の作成は、経営者が法律を守った上で、自由に作ることができるものですが、今回はスタッフの声を反映させながら作成できる機会に恵まれました。今後のスタッフの増員や職場での労務トラブル防止のためにも、お互いにとってベストの規則を作れるよう努力していきたいと思います。

就業規則に関する参考書の中に、「就業規則には3つのレベルがある」という、とても共感できる内容がありました。

まずレベル1は、助成金の申請や従業員が10人に達したことにより、形式上、就業規則の作成が必要となり、雛形を丸写しで作成してしまうケースです。私も作成し始めてから気付いたことなのですが、雛形の就業規則は、従業員に有利なように作成がしてあることが多いのです。そのため、この規則だと、もし仮に従業員との争いごとになった場合には、経営者側が敗れてしてしまうことが非常に多いそうです。

次にレベル2は、トラブルの予防やトラブルが起きたときの解決手段として規則が活用できるケースです。この状態であれば、会社を守るという観点でみれば、十分であると書かれています。私も当初は、このレベルでの作成を考えていました。ただレベル3の内容を見て、これではまだまだ不足しているなと感じました。

そのレベル3とは、職場で働く従業員のやる気を起こさせる規定(例えば、リフレッシュ休暇や、賞与をポイントで客観的に評価できる規定)や、安心を与える規定(例えば、有給休暇を消化できるように、その一部を計画付与する規定や、慶弔規定の充実)を設けることで、従業員の仕事に対するモチベーションを上げ、その結果として売上げ増加へとつながると、その本には書かれていました。確かに、福利厚生が充実し、客観的な評価で給与を頂ける職場は、働き甲斐がありますし、私もそんな職場を望んでいます。

まだ作成の初期段階にありますが、スタッフと経営者にとって理想の規則を作ることがすごく大変だなと感じています。なるべく早く事務所内で話し合えるたたき台を作成し、修正を加えながら、少しずつでも理想の規則に近づくものが出来ればと思っています。

就業規則の作成が終わりましたら、是非一度、石田から社労士として第一線でご活躍をされている複数の有名な先生方を紹介してもらい、ご意見を頂く予定となっております。どのような評価を頂けるのか、楽しみにしています。

完成しましたら、またご報告致します。

by 鈴木

月曜日, 10月 01, 2007

スタッフから見た石田会計3

石田会計はまだ若い事務所です。石田が金融庁から戻ってきて、本格的に指揮を取り始めたときから数えて、ようやく4年になります。

私が3年前に入所したときには、以前いた事務所に比べて、自由な雰囲気は満ち溢れたいたものの、事務所内部での統一された決め事や手順といったものがそれほど固まっておらず、言われたことを粛々と手順どおりにこなすことが当たり前だった私にとって、やや戸惑いがあったものでした。

定型的な作業に関しては、ある程度統一した決め事に従って行ったほうが効率的だと考えた私は、石田にその旨を伝えたところ「自分で思ったとおりに作って、やってみていいよ」と言われて、拍子抜けをしたと同時に、自分のやりたいことが実現できることにやりがいも感じていました。

それからは、私個人の判断で必要だと思ったチェックリストやマニュアルを作成したり、新しいコンピュータや必要なソフトウェアの導入を進めていったのですが、後々に聞いてみると、石田の中では「上から押し付けられたやり方だけをこなすのは、その時点では効率的なんだけど成長が頭打ちになってしまう。現場の各人が自発的に考えて行うことに意味がある」と考えていたとのことでした。

そういえば、石田会計では、上から強制的に指示されて仕事をさせられる事がほとんどありません。新しいジャンルの仕事があったときには、まず本人の意向を確認した上で、その分野に興味があって、やる気がある人に割り当てられることが多いです。

また、本業の税務以外の仕事を始めることに関しても、裁量が大きく認められています。事務所に同居する形で、ホームページ作成会社が順調に活動していますし、私自身も社会保険労務士としての業務を平行して始めています。

このように、内部では自主性を尊重して、さらに良い仕事が出来るように心がけていますが、逆に外部の目からご指摘をいただくことで、改善できることも多々あると思います。「ここはこうした方がいいよ」「ここは間違ってるよ」といった率直なご意見をいただけると、大変ありがたく思います。

by 小林雄