月曜日, 9月 24, 2012

「キャッシュフロー計算書」

「資金繰りが厳しくて…」とこのご時世、いろんな場面で耳にすることがあります。

利益が上がっていても、資金繰りが上手く回らず倒産してしまう「黒字倒産」という言葉まであるように、資金繰りは企業を存続させるために大切なポイントとなってきます。利益がいくら計上されて、資産・負債がどれだけ残っているかということは「決算書」で確認されていると思います。 それと同じように資金がどこに使われて、どれだけ残っているかを表すものに「キャッシュフロー計算書」というものがあります。

「キャッシュフロー計算書」では、本業である「営業活動」、設備投資などの「投資活動」、そして資金の借入・貸付などの「財務活動」の3つの活動に分類し、それぞれの活動ごとに資金の動きを把握します。一般的には「営業活動」で資金を生み出し(+)、「投資活動」「財務活動」で資金を減らしている(-)と、生み出した資金を、投資や過去に調達した資金の返済に充てているということで、将来性・成長性の高い会社だと言われています。

経営者の方や、経理をされている方はどこにお金を使われているかは大体把握されているかとは思いますが、1年間の動きを客観的に見るために「キャッシュフロー計算書」は現状を見つめなおし、改善するための一つの材料になってきます。

規模の小さな話にはなりますが、私個人のお金の動きを大まかにキャッシュフロー計算書で分類してみますと…

営業活動にあたる入出金:毎月のお給料(+)、食費(-)、被服費(-)等
投資活動にあたる入出金:勉強のための本代(-)、研修等に参加する費用(-)等
            ※一般的に株式の売買等もあてはまります
財務活動にあたる入出金:特に無し 
            ※一般的に借入・配当等があてはまります

もちろんお給料の中でやりくりしているので、現状営業活動がプラス、投資活動はマイナスといったところでしょうか。一応成長過程にあてはまりますね(笑)

頭の中で分かっているつもりでも客観的に把握することは、感覚とのズレがないかも確認できるため大切だと思います。
私も出来る限り会計の面からお力添えをしていきたいと思います。


by石原