金曜日, 3月 30, 2012

読めても書けない

パソコンで文章を書くようになってから、読めても書くことができない漢字が増えた
という話はよく耳にします。

 私もその一人で、人前で漢字を書く場面で冷や汗をかくことが度々あることから、
何とかしなければと考えていました。

 あらためて漢字の勉強をするというとなかなか億劫になってしまいますので、
とりあえず通勤電車の中で吊り広告を眺めることから始めてみました。
もちろんただ眺めているだけだと意味はありません。
そこで漢字の一つ一つを頭の中で書くようにしてみると、
思っている以上に読めても書けない漢字が多いことに気付かされます。
先ほど使用した「億劫」も、パソコンでは変換キーを押せばすぐ出てくるので問題はないのですが、
いざ自分で書こうと思うと、さてどんな漢字だったかなと一呼吸置いてしまいます。
電車の中に限らず、街中を歩いていると看板や標識が溢れています。
それを意識して読んでいると漢字の知識も増えることはもちろん、
普段いかに様々な情報を右から左に流していたかが分かります。
情報を目にすることと頭に入れることの違いというものを実感させられました。

 難しい漢字を机の前に座って勉強する方法もあるかもしれませんが、
日常目にしている漢字を意識して頭に入れるだけでも少しは効果があるのではないかと期待しています。

by 加藤