火曜日, 4月 17, 2012

成功体験

我が家には10歳のラブラドール・レトリーバーがいます。
毎日家に帰るとしっぽをちぎれんばかりに振りながら迎えてくれて、ソファーに座ると足元に寄り添って甘え、いつも癒しを与えてくれる私にとってかけがえのない存在です。

今は、散歩するときはぴったり横を歩き、とても穏やかで困らせることは全然ありませんが、3歳頃までは、散歩中は引っ張るし、リードを外すと戻ってこないし、家具は壊すし、育てるのがとても大変でした。

しつけの本を熟読して、子犬教室に通い、悪戦苦闘して身につけた育て方は、犬に成功体験を積ませることでした。

呼んだら走ってくるとか、横について歩くなどの訓練で、うまくできるようにこっそり手助けしては、「偉いね~」と誉めることで「できた!誉められて嬉しい!」と思わせるように工夫しました。
そして失敗体験は記憶させないことも大切と教わり、トイレを失敗したときなどは、何事もなかったように黙ってさっと片付けてしまいます。

これを地道に繰り返すうちに、成功して誉められることを積極的に選ぶようになり、お互いが嬉しくて、信頼関係も築かれました。

うまくいったことは、人間にとっても自信につながるので、私自身、大型犬をちゃんと育てられるという自信が芽生えました。
その自信が何か思いがけないときに自分の支えになってくれるような気がします。

小さな成功の積み重ねがやがて大きな実を結ぶと信じて、目の前のことに集中して取り組んでいこうと思います。

by 鈴木