金曜日, 10月 02, 2009

五感を鋭く

 日々なんとなく過ごしていると季節の変わり目もあっという間に過ぎ去ってしまいます。

 すこしは秋の訪れにも敏感になりたいと思い、最近意識して五感を働かせています。
犬の散歩で外を歩いているとそれなりには季節を感じることは出来るのですが、やはり視覚に頼る部分が多いようです。

 そこで、感覚の一つ一つを順番に意識して集中することにしました。 すると今まで気がつかなかったことが、たくさん感覚を刺激してくれます。
川の堤防ではいつの間にか秋の虫が鳴き始めていることに気づき、吹く風も夏のねっとりとした風から爽やかな空気になっていたり。
足元の土の感触も心なしか変わっているようです。
ご飯時も良く味わって食べるのと、何となく口に運ぶのとは全然違いますね。
「視・聴・嗅(きゅう)・味・触」全ての感覚を同時に鋭くするのは無理でも、一つずつ意識することで敏感になることができるようです。

 感覚とは受動的なものだと思っていましたが、能動的に感じようとすることで普段淡々とやり過ごしていたことを丁寧にするようになりました。
そうなると毎日同じことの繰り返しの生活ですら、新たな発見をすることがあります。
刺激が多いと言われる現代社会ですが、逆に刺激に慣れて鈍感になっているのかもしれません。
特に、会計事務所の業務はデスクワークが主で視覚に頼る部分が多いので、感覚が偏りがちです。
普段使わない部分の感覚を呼び覚ますのもまた、毎日を楽しく過ごすコツかなと思います。

by 加藤