月曜日, 12月 22, 2008

何事も基本が大事

先日、友人に誘われて、マナー教室に参加しました。
職業柄、お客様にお会いする機会も多く、またほとんどが自分より年上の方ということもあり、失礼の無い様にと日頃から気になっていました。
 
 その体験講座は、いわゆる「和」のマナーを一通り教えてもらえるというもので、日常生活における動作など、毎日普通にしていることを改めて教わりました。
講師の方は、「普通のことを普通にできる人が少なくなったが、基本が一番大事だ」とおっしゃっていました。礼の仕方から歩き方、座り方、お茶の出し方などの日常の動作は、人から見られるという視点を意識することで、同じ動きでも全く違ってくるそうです。

 またその一方で、丁寧すぎてもかえって失礼ということもあるそうです。
例えば、礼の仕方については、簡単な会釈を意味する「草礼」、目上の方に対しては「行礼」、最高の敬意を表わす「最敬礼」があり、相手と状況によって使い分ける必要がありますが、使い方を間違えると逆に失礼になるそうです。
丁寧であれば良いという単純なものでもないようです。

 一通りの動作を一から学びましたが、共通して言えるのは、結局のところ無駄の無い動きこそが一番美しいということです。どんなにアレンジされていても、そこに理由が無いものは相手に伝わらず、無駄な動きとして認識されてしまうそうです。
基本を押さえて、それをいかに周囲に美しく見せることができるか。
何事も基本が大事と再認識しつつ、日々の行動を改めて見直してみようと思いました。

by板谷