只今、私の周囲で結婚ラッシュとなっています。ここ二ヶ月で5回の結婚式に出る予定です。
遠方も含め、一度にたくさんの結婚式に出席する機会はそうそうないので、それなりに楽しんでいます。
結婚式といえば愛知県の結婚式は派手なことで有名です。私が小学生の頃は近所で結婚式があるとその家の二階の窓からお菓子をばら撒くのでよく取りに行っていましたし、嫁入り道具を積まれている紅白の布で覆われたトラックもよく見かけました。
そういえば最近、近所で菓子まきをする習慣もなくなりましたし、紅白のトラックも見かけなくなりました。派手にすることは金銭的にも苦しいのもあり、時代の変化とともに価値観が変わっていったのでしょう。
昔ながらの習慣がなくなっていくのはどうにも寂しい気持ちになってしまいます。
結婚披露宴に出席して私が感動したのは、披露宴の最後にスクリーンで流れるビデオエンドロールです。
当日リアルタイムで撮影したものをドラマティックに編集し、出席者の名前を映画のエンドロールのように流すのです。その気の利いた余韻にとても感動しました。
しかも、昔のような派手さはありませんが、他県と比べてお色直しが多い等愛知県ならではの派手さは残っているようです。
このように、時代の流れとともに新しいものがたくさん取り入れられて、古いものがなくなっていってしまうのは、寂しいですが仕方の無いことの様に思えてきます。
もしかすると、なくなってしまっているからこそ、昔をより懐かしいと感じるのかもしれません。
変わっていくものもありますが、新郎新婦の幸せいっぱいの表情を見ていると、いつの時代になっても変わらないものもあるのだと心に深く染み入りました。
by村上