月曜日, 5月 19, 2008

サービス

先日、大学時代の友人の結婚式に出席して来ました。私は神前式の結婚式に出席するのは初めてでしたが、独特で厳かな雰囲気の中執り行われる式に、気持ちが引き締まる思いでした。披露宴では大学時代の懐かしい友人達と余興ができたこと、美味しい料理が食べられたこと、何より新郎の幸せそうな顔が見えて非常に良かったです。

ただ一つ気になることがありました。それは式場のカメラマンです。結婚式でも披露宴でも出席者のことを考えないで、何の断りもなく平気で出席者の目の前に入り撮影するのです。お陰で私は指輪の交換も三献の儀も見ることができませんでした。注意をしようかとも思いましたが、そこの場所からの写真が最も良く撮れる場所かと思うと気が引けてしまい、結局我慢してしまいました。

以前、私が結婚式でアルバイトをしていた時に社員に言われたことなのですが、お客様を満足させるサービスは、料理が美味しいことや内観が綺麗なことなど色々とあるが、その中でも絶対に欠かしていけないのは、スタッフの接客の質であるとのことでした。どれだけ豪華な結婚式であっても、スタッフの接客が悪いとその式場はお客様にとって悪い印象が残ってしまい、満足していただけないということを常にスタッフに教育していました。

確かに私自身、この式場が有名にも関わらず、このカメラマンの対応一つでこの式場を利用したいとは思いません。今回のことで一番怖いのはカメラマンや式場の関係者がこのことに気づいていないことだと思います。ただこのことは決して他人事ではなく自分自身にも当てはまることですので、自分のサービスがこれでいいのか常に自問自答しつつ仕事をしていきたいと思います。

by荻巣