木曜日, 7月 19, 2007

新しい発想

 最近、世の中で一番手に入りにくいものはゲーム機だということを耳にしました。言い過ぎではないかと思う一方、あながちうそではないのかもしれないと思いました。それは、任天堂のゲーム機が売り切れで手に入らないということをよく聞くからです。私もNINTENDO DSのタッチペンという今までにない新しい形と、英語や料理を楽しく学べるソフトに魅了されて購入しました。

 不思議なもので、初めは欲しいという気持ちもほんの少しだったのが、手に入らないと知ったとたんに、どうしても欲しいという気持ちに変わりました。そういう経営戦略があったかどうかはわかりませんが、あったのならば見事に成功したと言えるでしょう。
そもそも任天堂の小型ゲーム機の初めはゲームウォッチで、新幹線の中でサラリーマンが電卓で暇つぶしをしていたことから思いついたそうです。ふとした日常生活から新しい発想が生まれていくのだと感じました。

 ゲームと聞くと遊びというイメージがあり、子供にはあまり持たせたくないと思う人もいると思います。しかし、そんな遊びのイメージを逆に利用して、子供たちの関心を集めるため、最近では授業にDSを使うということを実施した小中学校があるそうです。
現に中学3年生の英語の授業にDSを取り入れたところ、わずか5ヶ月で語彙が平均4割もアップしたそうです。この結果は、楽しみながら勉強することで集中力を上げ、実力を上げることを立証したように思います。そして、授業にDSを取り入れるという新しい発想に対し、とても画期的であり望ましいことだと感じました。

 新しい発想を思いつくのはきっと一瞬で、その一瞬が訪れるチャンスを逃してしまわないためにも、日ごろから、常に意識して物事を考えることの大切さを改めて感じました。

by村上