月曜日, 12月 06, 2010

言葉の選び方

寒さも一層増し、冬本番といった感じです。

 これからさらに忙しくなる会計事務所にとって、この季節の風邪は大敵です。特に昨年大流行したインフルエンザは、できる限りかかりたくないものです。という私も、昨年は流行にのって新型インフルエンザにかかり、安静にしながらも仕事の予定が遅れることにやきもきしていたのを思い出します。

ということで、今年はいつもに増して早々に予防接種を打ってきました。

その際、看護師さんが、「絶対にインフルエンザにかからないというわけではありません。」と言いながら注射をしてくれたことに、わたしは少しの戸惑いを感じました。看護師さんが言ったことは事実であり、もしかしたら患者さんに伝えるようにと病院の中での決まり事になっていたのかもしれませんが、何だか気持ちが下がりました。
「今年はかからないといいですね。」とか「これで他の人よりは、かかりにくくなっているはずですよ。」とか、できれば前向きな言葉がもらえるとうれしかったのですが・・・。

 予防接種は健康な状態の人が受けるため、患者さんとは別のくくりで言葉を選ばれたのかもしれませんが、なんだか注射の効き目が無くなってしまいそうで悲しい気持ちになりました。

 伝えなければいけないことも、その伝え方次第で、良くも悪くもとられてしまうことはもったいないなと改めて感じました。

by 板谷