金曜日, 12月 04, 2009

年末調整

 年末調整の準備も徐々に始まり、一気に年末ムードが高まってきました。

 年末調整というと、いつもは扶養控除申告書の意味や書き方をお伝えして書類を集める側の私ですが、この冬はたまたま父の扶養控除に変更があり、代理で父の会社に事情説明をすることになりました。
家族の所得計算をあらかじめしておいたりと下準備をしておいたにもかかわらず、いざ父の会社の経理の方に電話で説明をしても、なかなか相手に用件が伝わらず予想外に大変な思いをしました。
しかし今回自分が年末調整をしてもらう側になったことで、色々と見えた部分があり勉強になりました。
もちろん私も給与所得者の一人ですので、年末調整を石田会計でしてもらっているのですが、私自身は被扶養者がいないので、考えるようなことはなにもありませんでした。

 企業によっては扶養控除を受ける際、被扶養者の所得証明を求めるところも多いようですが、所得証明は前年度の所得がのっているだけなので今現在の所得はここでは分からない訳です。
しかしそれでも参考資料として形式上提出しなければいけなかったりといった事情も、今回の件があるまでピンときていませんでしたし、自分の状況を相手に伝えることがいかに難しいかも分かりました。

 年末調整は確定申告と違い、給与収入の方はほぼ全員が関わることなので、簡単なようでいて間違いもおこりやすい手続きです。
会計に携わる仕事をしている私でも父の年末調整でこの有様でしたので、従業員さん達の年末調整を一手に引き受ける経理の方のご苦労は想像以上だと思います。
私もまだまだ説明が未熟ですので説明が分かりにくい時もあるかと思いますが、年末調整で皆さんが損をすることがないよう頑張りたいと思いますので、何でも気軽に相談して頂ければと思います。

by 加藤