木曜日, 11月 26, 2009

相乗効果

 先日テレビでサプリメントの副作用について特集していました。
私も常用してはいませんが、たまにお世話になることもあるので、ついつい見入ってしまいました。服用している薬や他のサプリメントの飲み合わせにより、けいれんがおきたり、頭痛が起きる症例が出ており、見ていると怖くなってしまうほどです。
もちろん正しい服用をすれば効果はあるので、正しい情報のもとお付き合いしていきたいものです。 

 サプリメントに限らず「組み合わせ」とは日常生活の中で避けては通れないもので、洋服の「コーディネート」から仕事の「段取り」、食事の「メニュー」など意識的にも、無意識にも何かを複数選択して生活しています。個人レベルだけでなく社会的にも職場でのうつ病やメンタルヘルスの問題は「適材適所」ができていれば本来起こらない問題かもしれません。過去の大小様々な選択の「組み合わせ」により、自分自身の人生ができていると思うと秋の夜長にぴったりな深い話になりそうです。

「食べ合わせ」も身近な「組み合わせ」の一つですが、一緒に食べるといい食材などは積極的に取り入れるようにしているものの、逆に栄養摂取効果を打ち消してしまう組み合わせの知識があまり無いことに気がつきました。
 例えば、サラダによく入れるきゅうりはビタミンCを破壊する酵素を持っており、他の野菜のビタミンCを破壊してしまうそうです。酢を入れると破壊力を抑えることができるそうですが、知らずに塩で食べるとせっかくのビタミンCが台無しです。「一日20品目以上摂りましょう」とよく聞きますが、単に多品種食べればいいというものでなく、適した調理法や相性のいい食材・悪い食材など食材の個性についても同時に勉強しなければと痛感しました。
 色々調べていると、今まで良かれと思ってしていた事が実はよくなかった事に気付き、なんともいえない小さなショックを数分一人で受け止めておりました。

 物事にはメリットとデメリットがあるとわかっていても、メリットの情報に気をとられてしまいがちです。1+1=2のようなものばかりでなく相乗効果が期待できるものもあれば相殺される場合もあることを考え、公私共に相乗効果を得られるお得な組み合わせを心がけていきたいです。

by 古橋