火曜日, 11月 10, 2009

生物多様性!?

 ある朝、新聞を読んでいて「生物多様性」という文字が目につきました。平日の慌ただしい朝なら仕事と直接関係のないことはあまり読まないのですが、その朝が休日であったのと、前日に環境問題を取り上げたテレビを見たことで、たまにはという思いで記事を読み、環境問題について調べてみました。

 「生物多様性」とは、生物は、種類はもちろんのこと環境などに応じて様々な生態系や遺伝子を持っているという考え方のようです。環境問題を考えたときにこの「生物多様性」の保全がとても重要になるそうです。
 例えば、世界で原因不明(農薬などが原因との説あり)に蜂が減少するという事態が起こっていますが、私などは害虫のイメージが強いミツバチが少なくなることは良いことでは…と思ってしまいます。
 しかし、ミツバチは花から花へと受粉を助けるという重要な役割を持っていますので、ミツバチがいなくなるということは、食べ物が育たなくなるということなのです。
 一見、自分に関係のない生物の絶滅の危機も、生物は食物連鎖だけでなく様々な形で繋がっているため、回り回っていつか自分に関係してくるのです。

 近年では企業も利益追求だけでなく、環境問題も視野に入れて社会的責任を果たすべきという考え方になってきています。エコが当たり前の世になりつつある中で、社会で共存していくには環境問題は無視できないものとなってきているのです。
 
 普段の生活ではつい自分と直接関係するものだけに目がいってしまいがちですが、すべてのものに関わりがあることを少し念頭に置いて、多様な事柄に目を向けることも大切なことだと思いました。

by 村上