火曜日, 2月 24, 2009

ナビゲーション思考

 先日、私にとって大きな選択を迫られた出来事がありました。
 日々において小さな選択を幾つかしながら人は道を前に進んで行くのですが、大きな選択となるとその道が分かれ道になっていることが多くかなり慎重になります。
 そんなとき私はなるべく3人以上の人から意見を聞くようにしています。
 そのうちの一人から教わった思考法を紹介したいと思います。

  その思考法とは、常に結論から物事を考えていく結論先行型の思考法です。
 それは、まず目的地を先に決めて、その目的地に辿り着くためには、今の自分はどの道を行かなければいけないのかを選択する言わば車のナビのような思考法です。
  この方法は目的地さえ決まってしまえば、おのずと現時点の決定しなければいけないことが早く分かるという利点がありますが、目的地である結論を早く出すことが難しいのでは?と思いました。
 しかし、その方はいとも簡単にここでの目的地は自分の好き嫌いで決めてもいいとおっしゃいました。
 正直驚きましたが、目的地が好きなところでなければ、がんばって進む気力もそこへ行く意味すらなくなると納得しました。

 早いと言っても、この思考法も考えなければいけないことには変わりありません。
 なぜなら、車のナビでもそうですが、何の障害もなく最短で目的地に到着することができれば理想的ですが、時には行く手を阻む事象によりその道が通れない等の理由により、回り道を考えなければならないからです。
 しかし、たくさんの要因をゼロから考え長い時間を使ったあげく、タイムリミットが迫って慌てて結論を出すよりは、目的地が決まっていた方が格段に早く意思決定ができると思うのです。

 この思考法の一番気に入ったところは目的地が好きな場所であることです。
 それは、色々なことを考えて仕方がなく踏み出した一歩よりも、回り道であろうと好きな目的地目指して進むことができる一歩の方が楽しく歩いて行けると感じたからです。
  これからは、日々の小さな選択からこのナビゲーション思考を取り入れて、いざ大きな選択を迫られたときに、すばやくそして自分にとって適切な意思決定をしていけたらいいなと思いました。

by村上