火曜日, 2月 03, 2009

初日の出を拝んで

 元旦は早起きをして、初日の出を拝みました。海の近くに住んでいることから、いわゆる日の出とは違う光景が広がります。海のはるか向こうにある水平線から昇る太陽は、水面に反射して黄金色に輝き、文字通り手を合わせて拝むにふさわしいものでした。わたし自身の中で、毎年恒例となっていますが、何度見ても毎回新鮮な感動を与えてくれます。感動するという気持ちは、日常生活ではなかなか味わうことができず、きれいなものを見て、まさに心を洗われるようでした。

 元旦という言葉は中国語で、「元」は始まりの意味をもち、「旦」は太陽が地平線から昇るという意味を表わしています。この二文字が一緒になって、元気よく新しい一年を迎えようという気持ちが込められているそうです。

 「一年の計は元旦にあり」ということで、朝日を浴びながら、今年の目標を心の中で唱えました。何事もまず初めに計画を立てることが大事という言葉に従い、今年は常に最終地点を意識して、そこに行き着くまでの過程を丁寧に計画しながら物事を進めていきたいと思います。

 太陽が昇りきると、その場に集まった人は皆、晴れ晴れとした顔をし、誰からともなく拍手が湧き起こりました。寒さを忘れて見入っていた私も、はっと現実に戻り、目標をかみしめつつ、身を縮めて家へと急ぎました。

by板谷