金曜日, 10月 10, 2008

篤姫

 大河ドラマ「篤姫」を毎週楽しみに見ています。

 もともと大河ドラマは毎年見ているわけではないのですが、今回は主人公が自分と同じ名前「あつこ」(私の漢字は敦子ですが)ということもあり、何となく親しみを抱いて見始めました。

 大河ドラマというと、言葉も難解でかしこまった演出といったイメージがありますが、今回は現代風にアレンジされた幕末物です。若者にも分りやすく楽しめる今回の篤姫は、若手俳優の人気も手伝って高視聴率を獲得しているようです。
登場人物達が私たちと同じように思い悩みながら友情や愛情を育み、時代にもまれていく様は共感を呼び、篤姫のセリフ「女の道は一本道」はブログ等でも話題を呼んでいます。
彼女の一旦こうと決めたら後ろを振り返ることなく一本道を進む姿は、女性ながらリーダーとしての素質を兼ね備えているように思います。
(ちなみに私は一本道ではなく、あちこち道草をくいながら歩いて行く方が性に合っているようですが) と言っても融通が利かないというわけでもなく、自分が間違っていたと思えばあっさり引く素直さも見習いたいものです。 完全な悪役と思われた安政の大獄の井伊直弼も彼女にかかると、国を思うが為、悪役を引き受ける信念ある人物として見直されます。
先入観で物の判断をしない、全てにおいて自分で行動し、体感して判断をする篤姫に圧倒されながらも憧れの念を抱かずにはいられません。 フィクションのドラマと違い実際に存在した人物だと思うとその生き方に重みも感じます。

 毎週家族と一緒に見ている内に歴史にも興味が出てきて、まずは解説本を買い込み歴史の背景や衣装の解説を見ながら楽しんでいます。
いつか篤姫の故郷である鹿児島も訪れたいと思っています。

by 加藤