月曜日, 10月 20, 2008

「裁判傍聴」

先日、初めて裁判傍聴に行ってきました!来年施行の裁判員制度など関心はあったものの遠い存在でしたが、石田の勧めで所員3人で行くことができました。

裁判というとテレビでのイメージしかなかった私ですが、弁護士さんがいるとスムーズに進行することを体感し、色々な意味で先入観が崩れ勉強になり、久々に学生の頃の社会見学のような気分でした。
傍聴したものの一つに労働審判を経て訴訟に移行したものがあり、当事者が出廷かつ第一回ということもあり、内容が良くわかり興味を持って聴くことができました。他の裁判は経過がわからないものも多く、勿論、傍聴人にわかりやすい配慮もなく進行してゆくので当事者、利害関係者でないとわからない閉鎖的なイメージを強く受けました。この点は裁判員制度が始まればかなり改善されるのでは・・・と期待しており、楽しみです。
いい勉強になったものの、裁判員に選ばれてしまったら大変だわ・・・としみじみ感じました。選ばれればそれなりに貴重な体験ができ、勉強にもなるし、得るものは沢山あると思うのですが・・・メディアでは色々な問題点、情報が交錯しており、どれも否定的な印象を受けます。やはり公私の時間を割いて第3者の裁判に深く関わることに積極的にはなれないとゆうことでしょうか。

数日後、タイミングよく「裁判員候補者になる確率が地域格差3倍を超える」という内容の新聞記事を見ました。傍聴の記憶も新しく、興味をもって読んでいると・・・名古屋は候補者になる確率が日本で3番目に高く、一年で約250人に一人の確率になるそうです。年によって有権者数、裁判件数により多少確率は変わるようですが、具体的数字に暗い気分になってしまいました。せめて裁判員制度が浸透した頃に選ばれたいと願っています。
by 古橋