金曜日, 8月 10, 2007

星に願いを

 最後に夜空を見上げて、星座を探したのはどれくらい前でしょうか?
 記憶をたどってみると、私は寒い季節にオリオン座を見たのが最後だったような気がします。

 小学生の頃は名古屋市科学館の天文クラブに入り、晴れた夜には星座早見盤を片手に星座を探していましたが、いつの間にか、日常生活の中でふと夜空を眺めることをしなくなっていました。

 先日、名古屋の都心部で、5時間ほど時間をつぶす必要がありました。
 いつもであれば、このような時は迷わず図書館へ行くのですが、その日はちょうど7月7日の七夕で、私の足は久しぶりに、プラネタリウムのある名古屋市科学館へ向かっていました。
 
 7月のプラネタリウムのテーマは「流星群の夜」でした。
 数年前に見た大量の流れ星に感動して以来、毎年数回発生する流星群を楽しみにしている私にぴったりなテーマです。

 夏に見られるのはペルセウス座流星群で、今年の極大(流星群が活動する期間中で最も多く流れ星が現れること)は、8月13日の真夜中と予想されています。今年はちょうど新月で月明かりが無くなるため、良い条件で観測ができそうです。
 今まで以上に大量の流れ星を見ることができるのではないかと、期待に胸を膨らませています。

 天候に関わらず、いつも満天の星空を拝むことができ、星座のイラストが表示されるプラネタリウムは、お手軽ですが、やはり本物の夜空が与えてくれる感動とは比べ物になりません。

 我が家は都会ではないのですが、近くに一晩中明かりのついている施設があり、残念ながらあまり良い観測環境ではありません。
 科学館のお隣の白川公園では「光」害対策として、従来の水銀灯から上空に光が漏れない街灯に切り替えたそうです。省エネにもなるそうで一石二鳥なのですが、コストの問題等もあり、全面的に変更することは難しいようです。

 他力本願も甚だしいのですが、いつまでも素敵な天体ショーが見られますようにと、流れ星にお願いしようと思っています。

by 宮内