金曜日, 11月 12, 2010

手にとってもらう工夫

 先日テレビで、最近注目のお豆腐メーカーの成功の秘密を放送していました。
そのメーカーはお豆腐の味が美味しいのはもちろん、パッケージに工夫をし、売上を伸ばしているのだそうです。
パッケージにはお豆腐の種類によって、その特徴を活かして調理されたお豆腐の写真が、美味しそうに印刷されていました。
これはスーパー側がアイディアを持ち込んで実現したそうです。

 そういえば最近のスーパーでは、昔からある「試食販売」に加え、今夜のおかずの提案ということで、売り場を工夫してその料理の具材や調味料を一か所にまとめていたり、レシピも一緒に配っていたりします。
料理初心者の私にとってはとてもありがたいことで、スーパー側の企画に喜んで乗っかっています。

 スーパーに限らず、出版業界ではケーキの作り方の本にケーキを焼くときの型がセットになっている本がヒットしていたりと、「商品と使い方のアイディアのセット」という売り方をすると、消費者も手にとりやすいのかなと感じています。
メーカーではHP等で自社商品の使い方についてのアイディア募集も行っていたりして、インターネットの普及により、消費者との双方向のアイディアのやりとりも進んでいます。

 商品そのものをより良いものにしていくのはもちろん、消費者側の目線で売り方やパッケージを工夫して、アイディア勝負でファンを増やそうという努力には頭が下がります。

by 加藤