火曜日, 8月 17, 2010

イクメン効果!?

「急増するイクメン!?」というタイトルに誘われて、あるテレビ番組を見ました。

 イクメンとは、積極的に育児に参加する男性のことで最近では珍しくないそうです。
番組の中では、イクメンになるための講習会も取り上げており、子供がいる男性はもちろんのこと、未婚の男性までもが参加して、女性の物事の考え方や怒りのツボを学んでいました。「こんなことを言うと、女性は怒りますよ。」という講師の言葉に、「へー。」とうなずく男性の姿は妙な感じがしました。

 その中で、イクメンを実践している一人の男性の一日に密着していたのですが、育児と両立していることを除いても、時間に対する考え方や取り組みについて勉強になるところが多く、大変興味深いものでした。
 例えば、子供を預ける時間に合わせて他の社員より1時間近く早く出社するのですが、誰もいない一人の時間を有効に活用し、一日のスケジュールを組んだり下準備をしたりと以前より仕事の段取りが良くなったと話していました。
 また会議にかかった時間と参加者の時給から、その会議の金額を積算し、早く結論を出すことの重要性を視覚に訴えるそうです。
 さらに、打ち合わせには必ず複数で参加して情報を共有し、誰がいつ急に休んでも仕事に支障が出ないように情報共有を図っているそうです。

 育児をしている・いないに限らず、本来そうすべきだと思うようなことも多くあり、大変勉強になりました。仕事と育児を両立したいという思いが、周囲にも良い影響を与えており、結果として全体がより良くなっていることには、ただただ感心させられました。理由は何であれ、改めて見直してみたり、違った見方をしてみると意外な結果が出ることもあるのかもしれないなと感じました。

by 板谷