レオナルド・ダ=ヴィンチの代表作の一つ『最後の晩餐』の絵の解説が、テレビで放送されていたのがふと目に止まりました。
『最後の晩餐』は、イエス・キリストが処刑される前夜に、12人の弟子と共にとった夕食の模様を描いたもので、この食事中に、キリストがこの中に裏切り者がいることを告白したとも言われています。
この絵に楽譜が隠されていると、あるイタリアの音楽家が発表したのです。
その楽譜とは、テーブルの上に無造作に置かれたパンと12人の弟子の手の位置に音符を置いたもので、実際に曲にするとレクイエムのような曲になるというものでした。
そのことを裏付けるかのように、その音符を線で結ぶと「彼に聖別と栄光あれ」という文字になるそうです。
ダ=ヴィンチは絵画だけでなく、彫刻や建築、数学にも長けていたと言われています。
そのためダ=ヴィンチが描くものは、緻密に計算されたものが多く、安定感があるそうです。
実際に『最後の晩餐』も、キリストを中心として遠近感を出す方法である一点透視図法という方法で描かれており、奥行きがあるように見えるのです。
ダ=ヴィンチの『最後の晩餐』には、絵画とは一見絡み合わないと思われる音楽と数学が隠されていたのです。
私は芸術に疎いのですが、このミステリアスなところが、とてもおもしろく感じました。
芸術だけに限らず物事には、実は思いもよらないところに新しい発見があるということが多いのかもしれません。
色々なことに好奇心を持つことによって、まだ知らない思いもよらない発見をしたいと思いました。
by 村上