月曜日, 9月 22, 2008

スピード重視

この7月末に、より広くていい環境を求めて伏見から黒川へと引越しをしました。

今までは引越しするに当たっては、運送がメインで引越しもやっているところにお願いしていたのですが、今回は折角の機会なので、どれぐらい違うものなのかを試してみたくなり、引越し専門業者にネットで見積もりを出したところ、一番早いS社からは翌日朝一番に電話が入って、次の日の夕方には見積もりに来てくれるとの連絡がありました。

見積もりにきてくれた営業マンはテキパキと『従業員は全員が社員で社内研修所で研修を受けてます』『顧客満足度ナンバー1です』といったS社の魅力をアピールを入念にしてから金額を提示してくれました。

関西人の習性として値段交渉をしてみると、すかさず「今日、契約をしてくれましたら、その値段で結構です」という話に。

あまりに話が上手くいくので理由を聞いてみると「梱包用ダンボールを用意してきてあるので、ここで決めてもらえれば、もう一度お伺いする時間が省けるからです」との返事。

その話に納得してしまった私は、「営業トークに乗せられちゃって、他の会社の話が聞けなくなってしまったな」と内心苦笑しながらも、即決してしまいました。

実際の引越し作業自体も、作業員の方たちが恐るべきスピードで荷物の運び出し入れを行ってくれて、前回伏見に引っ越してきたときには半日以上かかったところが、今回は移動時間も含めて3時間強で済みました。

S社では一日に2軒の引越しをこなすそうなのですが、この速さならさもありなんと関心してしまいました。

さて、最初の営業マンの対応から始まって、他社との差別化という点においてスピードというものを、いかにS社が重視しているかについてを考えさせられました。

作業自体のサービスとしては、家具や部屋に傷がついたりするようなことがなければ、どこもそれほど大きくは変わらないはずです。

そこを満たした上で、これだけのスピードでやってくれるということは、依頼する立場から見ると大きな満足につながります。

時間をかけての過剰なサービスよりも、一定水準のサービスを訓練で保ってスピードで勝負するほうが、これからの世の中にはマッチしていくように感じました。

by 小林雄