木曜日, 8月 21, 2008

理事就任

この稿でも何度も話題に出ているアイチ士業ネットワーク(以下、ASN)の役員に、この度就任することになりました。ASNとは、東海3県の弁護士や税理士といった士業の人たちが集まって活動している団体で、会員数も200名を超え、この種の団体としては全国でも有数の規模となっています。

この会の発起人が、当事務所の所長である石田ということもあって、ここ4年ほど公式サイトのメンテナンスやメーリングリストの管理といった事務作業を、私がずっと行ってきました。代々の役員の方たちからの依頼をこなしながら、裏方として会を見てきたのですが、時が経つにつれ、最初は感じなかった問題点が少しずつ目に付くようになってきました。

発足当時は会員同士も顔見知りで、何かあっても個人的なコネクションによって解決出来ていたものが、年を重ねてメンバーが入れ替わり、組織自体も大きくなっていったにもかかわらず、会としてのあり方が以前と変わらず、暗黙の了解でしか伝わっていかなかった点に、その問題の多くが起因していました。

このような世代の分断ともいえる状況に組織が陥ってしまった場合の解決策は二つあると私は考えます。一つは、成長をやめクローズドな組織にして、内部の関係を再び密なものにすることです。もう一つは、今までのやり方を見直し、組織自体の再構築をすることです。

今回ASNが選んだのは後者でした。再構築と一言でいえば簡単なようですが、実際動き始めてみると、様々な軋轢や新たな問題が一時的に噴出してきます。それでも、もっと多くの方たちと交流をし、成長を続けて行くために、「今やるしかない」と情熱を傾けて立ち上がりました。

私もこの動きを見て、「いつまでも裏方でいて、人任せにしていてはいられない」と、いてもたってもいられなくなったことが、引っ張っていく側に変わりたいと思った第一歩でした。また、私だけでなく石田も10周年の記念事業の準備委員長として、発足当時からのベテラン会員の意見をまとめて、現役世代との架け橋となるべく、同じく役員に就任しました。

石田会計コンビが、この一年間で組織改革に貢献しその過程を学んでくることが、石田会計自身の業務にもフィードバックが可能だと考えています。ぜひご期待ください。

by 小林雄