水曜日, 5月 30, 2007

料理と仕事の共通項

最近、私事ですが、料理を始めました。

もっとも、平日はなかなか時間が取れないため、休日になんとか一品作るぐらいですので、大したものはほとんど作れず、本を見ながら簡単なものに挑戦している状態です。

料理を始めてみて実感しているのは、たいしたことの無いように思えることでも、さて自分でやってみると、なかなか思うようには出来ないということです。

ゆで卵を一つ作るのにも、ゆで加減がわからずに、いざ割ってみると、まだ黄身が固まってなかったり、また、お肉の味付けに胡椒をかけ過ぎてしまって、胡椒の味以外しなくなってしまったりというような失敗を何度もしています。

自分の手際のあまり悪さに苛立っている時に、「仕事と同じように完成形から逆算して、全体の流れを掴んでから準備をするようにし始めれば、もっとテキパキと出来るはずだ 」ということに気がつきました。

実際、自分の中で大雑把にでもシミュレーションしてから始めるようにしてからは、少しは段取り良く進むようになって、出来た料理もようやく食べてみておいしいと思えるようになってきました。

仕事でも、すぐにでも取り掛かりたいという気持ちを抑え切れずに、とりあえず見切り発車をしてしまったがために、途中で空中分解を起こしてしまって、また最初からやり直しをしてしまったことが何度かあります。

逆にゴールを強く意識して、無駄な手順を極力排除することができたときには、その仕事自体も自分自身で満足の行く良いものに仕上がっているように思います。

仕事も料理も段取り重視で、もっともっと美味しいものを作れるように努力していきます。

by 小林雄