月曜日, 5月 14, 2007

備えあれば……

 ある休日の朝、寝ぼけたまま台所にたどり着くと、見慣れないアルミパックの物体が並んでいました。居間にいた母に聞くと、アルファ米(炊いたご飯を乾燥させたもの)のレトルトパックとのことでした。
 このレトルトパックは非常持ち出し袋に入れていたものですが、賞味期限が切れそうになっていました。5年間の賞味期限内に何も非常時が起こらなかった事に感謝しつつ、その日の朝食としておいしく頂きました。

 愛知県に住んでいる私にとって、災害といえば真っ先に思い浮かぶのは地震です。小学生の頃から「東海地震」について、何度も話を聞かされたからでしょうか。
 3月には能登地方で震度6強、4月には三重県中部で震度5強を観測した地震がありました。どちらも日曜日だったこともあり自宅にいたのですが、築30年の木造家屋は思った以上に揺れ、とても恐い思いをしました。

 改めて、我が家の地震に対する備えを見直してみました。食料や水、ガスボンベ、乾電池等の備蓄は十分あり、地域の避難所や給水所についても再度確認しました。
 ただ、気になったのは地震が起きた後の備蓄より、思った以上に揺れた家についてです。
 愛知県では昭和56年5月以前に建てられた木造家屋の耐震診断を無料で行ってくれるそうなので、近いうちに申し込むことにしました。

 損害保険各社が、地震保険の保険料を10月1日から一斉に改定することが明らかになりました。全国平均では、7.7%の引き下げになりますが、大地震が発生する可能性が高いとされる愛知県や三重県などでは、逆に最大で30%引き上げられます。
 2007年からは、現行の火災保険による所得控除が廃止となり、地震保険料控除が創設されます。この機会に、損害保険のプランを見直してみてはいかがでしょうか?

by 宮内