木曜日, 4月 26, 2007

確定申告相談会の思い出

もう一月以上前の話になりますが、2/16~3/15の確定申告書の提出時期には、私たち税理士は各市町村で行われる確定申告の個別指導会に出席して、納税者の方たちの申告書作成のお手伝いに参加します。

私も今回、初めてお呼びがかかって中村区役所まで出かけてきました。

普段、事務所で申告書を作成する時には、パソコンソフトに全て打ち込んで行うのですが、指導会では全て手書きで行います。ソフトなら自動で計算してくれるようなところでも、
電卓を叩いて記入していく必要があるので、間違わずに出来ているかどうか、最初はヒヤヒヤもので、何度も計算が合っているかを確認してしまいました。

しかし、来られた相談者の方も口を揃えておっしゃっておられたのが「税金の仕組みは難しすぎて理解できない。」仕組みは理解できているはずの私でさえ、手書きだとかなり慎重になってしまうぐらいなのに、一般の方にとっては何が何やらと感じられるのはもっともだと思います。

今年は、申告書のパンフレットも昨年に比べれば読みやすいように改良されていましたが、もっと根本的な仕組み自体を、分かりやすく作り直していく必要があると感じました。

我々税理士も、納税者の方たちに分かりやすい説明を心がけますので、国税庁の方たちも分かりやすい税制度を作っていただくようお願いしたいものですね。

by 小林雄