月曜日, 1月 30, 2006

(株)ローソン 新浪剛史社長講演

先日、(株)ローソンの新浪剛史社長の講演会に行ってきました。
新浪社長は、三菱商事の出身です。商事時代には、ソデックスという給食会社を買収し、5億円だった年商を80億円にまでした実績を残しています。
この講演で印象に残ったこととして、「3Kのところほどキャッシュ・フローがいい。みんながやらないところに儲けがある」という言葉でした。ソデックスでは、3Kの職場でコックの方と膝詰めで話し合い、意識改革を行っていったそうです。
人がやらないことは、競争が少なく、私自身も前からいいと思っていました。しかし3Kという部分は、思いもつきませんでした。人がやってなくて良いと思われるのは意外に身近にあるかもしれないと考えさせられました。

私は、新卒のときにコンビニを数社受験しました。10数年前のその当時、あるコンビニの人事担当者が、「セブンイレブンの真似を早くやめて、独自性を出す」と言われました。「どのコンビニもセブンイレブン出身者を受け入れて、posの開発や商品開発を行っている」という話も聞きました。
個々の店舗平均日商については、40万円代のコンビニがほとんどです。セブンイレブンは日商60万円代を売り上げています。セブンイレブンの一人勝ち状態が続き、多くのコンビニはいまだに独自性を出せてないように思います。
(株)ローソンは最近、ストア100(生鮮食品等の100円コンビニ)やナチュラルローソン(オーガニック食品や無添加石鹸等を扱い女性を意識したコンビニ)という新しい業態を積極化させようとしています。
新浪社長の言う「みんながやらない」ということに期待しています。

by 小林 徹