月曜日, 2月 06, 2006

転換

先日、テレビのある番組で不況にあえぐ建設会社が農業を行うというのを見ました。一見無謀とも思える賭けかな?とも思ったのですが、そこには、将来を見据えたしっかりとしたヴィジョンがありました。公共事業が減少するなか、生き残りをかけて敢えて違う業種に参入しようとするものでした。銀行の融資姿勢も積極的なものに変化しました。全くの異業種に参入するのはリスクもあり、決断に迷うところです。しかし、その社長さんは建設業より、農業の方が収益が見込めると判断したんだと思います。

時代と共にその時その時の中身を変えていくのはいいと思います。農業は今、一部の地域においては、大規模化・大資本化が進んでいる成長分野でもあると思います。現状に改善の余地がないのなら、業種を変えることも選択の一つになると思います。

異業種に参入するのも、得意な業種に集約するのも、業種を広めるのも経営判断です。変化の激しい時代だからこその、先を見越す確かな眼が必要だと思います。

by河合