金曜日, 10月 14, 2011

真似をして学ぶ

 社員教育のひとつにOJTという制度があります。現場における実務を通じて、仕事の一つ一つを身につけていくというものですが、会計事務所の業務も同様で、所内の作業から訪問時の応対に至るまで、実際に経験しながら学ぶことは数多くあります。

 そこで、わたし自身も上司に同行する機会があるときは、貴重な勉強の場として、お客様への物事の説明の仕方や、話の聞き方などを習得できるよう努力しています。
 自分とはどこがどのように違うのかを比較しながら、自分が出来ていないことや足りないところは、どんどん真似をして、自分のものにできるよう心がけています。

 例えば同じ内容を説明するにも、言葉の選び方や話す順序などによっては相手への伝わり方もまったく違ってくるというのは何度も実感しています。また、話しを聞き出すことにも技術が必要なのだということも分かってきました。
 そして、さらにそれが相手の出す結論を左右してしまうこともあるため、とても重要であるということも感じます。

 最近は、わたしが後輩と一緒に、お客様のところへ訪問する機会もあります。
 自分では分かっていても、人に教えるということがどれほど大変かということを身をもって経験し、改めて勉強になりました。相手の良さを引き出して、自分も吸収できればお互いにとって良いと思います。        
 また、わたしが上司の言動を真似たり、参考にしているのと同様に、わたしのひとつひとつの言動が参考にされるということを心得て、身を引き締めて行動しなければと思いました。
 経験者として、自分が先輩から学んだことを伝えられたらと思います。

by 板谷