月曜日, 10月 24, 2011

「世界のさまざまな税金」 

 最近たばこの値上げの話題をよく耳にします。たばこの値上げについては賛否両論あると思いますが、これに関連して世界でも意外なものに税金がかけられているということをニュースで取り上げられていて興味深かったのでご紹介いたします。

ポテトチップス税…2011年9月よりハンガリー国で施行。男性4人に1人が肥満と言われているハンガリーの肥満対策としてポテトチップスを含むスナック菓子や清涼飲料水などに課税されます。

渋滞税…2003年2月よりイギリスで施行。ロンドン中心部の渋滞が多いエリアに自家用車(電気自動車や排ガスの規制をクリアした環境にやさしい車を除く)で乗り入れる際に1日8ポンド課税されます。
これは渋滞緩和と公共交通機関利用の促進を目的とされています。

このほかにもフランスではチョコレートの加工(チョコレートケーキなど)に対して課税されているようです。この制度も健康維持を目的としているそうです。

また、現在は廃止されていますが、ロシアでは国民のイメージを一新するためにひげ税という制度があり、税額は身分階級によって異なったそうです。しかし、ひげは男性の強さや生命の象徴とされていて、ひげに対して課税されることになってもひげを剃らない者もいたそうです。それにしても、ひげに対して税金をかけるなんてすごいですね。

 現在は、財源確保のため増税についてよく取り上げられていますが、本来の目的は私たちの生活を充実させるためにあると思います。健康促進にもなり、財源確保にもつながるのであればいいような気もしますが、生産している企業側にとっては売上が減り、従業員に対して思うように対価を支払えないという状態も生じうるかもしれません。全ての方面から優れた徴収の仕方というのは難しいとか思いますが、その中から最良の選択がされるといいなと思います。

by石原