月曜日, 8月 22, 2011

備えあれば・・・

 先日、地域の防災訓練に参加する機会がありました。
 消防署の方々の指導のもと消火器の使い方、バケツリレー、三角巾を使用した応急手当、心臓マッサージなどを実践し、AEDの使用方法なども説明を受けました。
 物干し棹と毛布で担架を作り、けが人を運ぶなど、日常あるものを工夫して使うことを学び、大変有意義な訓練でした。
  
 消防署の方の話で、「訓練をしていても災害時に実践できるのは訓練時の20%位」という話がとても印象に残っています。
 確かに、訓練では自分も周囲も精神状態が安定しているので冷静に判断できますし、指示があるのですべきことが明確です。
 知識・訓練の20%しか発揮できないことを前提に逆算すると、自分に足りない知識・訓練が膨大であると痛感し、少しでも・・・との気持ちで応急手当の簡易マニュアルを非難袋に追加しました。
 
 事故や災害に遭遇する場所は、自宅・職場・外出先など想定できません。
「備えあれば・・・」とは言いますが、今まで非常食や薬、生活消耗品など物資の備蓄しか考えていませんでした。知識の準備もこれから意識していきたいと思います。
 例年とは違い、特別な気持ちで今年の9/1(防災の日)を迎えられそうです。

 災害対策の企業向けのものは、BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)というものがありますがご存知でしょうか?
 
 BCPとは企業が自然災害、テロなど緊急事態に遭遇した場合において、事業への損害を最小限にとどめつつ、事業の継続や早期復旧のため、平時に行う活動や、緊急時の事業継続のための方法を取り決めておく計画のことです。
 中小企業庁が指針を公開していますので是非参考にして下さい。BCP策定が企業取引の条件になっているケースもあるようです。

http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/index.html
http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/guidebook/download/bcphint_all.pdf

by 古橋