火曜日, 5月 24, 2011

舞台鑑賞

 以前から興味のあった「劇団四季」のミュージカルに職場の同僚と行ってきました。

 舞台を観るということ自体、私にはほぼ初めての体験であり、
生の観劇ならではの会場の一体感に興奮しつつ、
テレビや映画といった「映像」を鑑賞するものとの違いを知ることができました。

 場面の切り取り方、見るポイントが製作サイドによってある程度作られた映画やテレビと違い、
舞台は観客それぞれが自分なりの注目の仕方やポイントを絞って観られることが、
大きな差であると感じます。
自分なりの楽しみ方の幅があるという点では、本と漫画の違いに似ているのかもしれません。
想像力を駆使して楽しむ本と、絵により具体的な指示があり受身な刺激の漫画を比較した時、
同じストーリーでも感じることは異なるというのは、多くの方が実感していることかと思います。
日常生活においても、場面の切り取り方やどの人に感情移入するするかを意識的に変えてみれば、
いつもと全く違った世界が広がってくるかもしれません。

 会場にはミュージカルを楽しむ子ども達も多くみられ、
こういった自分なりの感動を得られるものを、小さな頃から親しむ習慣があるのは素敵だなと、
大人になってから観劇デビューした私は少し羨ましく思いました。

by 加藤