月曜日, 4月 04, 2011

「善意を最大限に活かすために」

 名古屋駅や栄駅周辺には献血ルームがありますが、よく、「血液が不足していますのでご協力を」と呼びかけているスタッフを見かけます。
 先日の東日本大震災の被害状況を見聞きするにつけ、献血をしたほうがいいのではないかと多くの方が思われるのではないかと思います。実際、すでに普段よりかなり多くの人が献血ルームに殺到しているというニュースを聞きました。

 献血が災害時に役立つことは周知の事実です。ただし、献血によって製造される血液製剤の種類によっては使用期限が短いものがあること、また、一度献血をしたら次の献血のためには一定期間空けなければならないことから、赤十字のHPでは一時期に偏ることのない継続的な協力を呼びかけています。

 せっかくの善意の行為です。一刻も早く援助の手を差し伸べたいという気持ちはとても素晴らしいものだと思います。ただ、こういった非常時の献血では、状況により早く協力することがベストとは限らないようです。
 すぐ献血に行ったほうがいいのかな?と思い、ふと覗いた赤十字のHPでしたが、「現時点では安定的に供給を行えています」との記載が出ていたことで、もう少し様子をみてから協力しようと思いました。

 献血に限りませんが、善意を最大限に活かすため、行動を起こす前には情報収集を試みることが大事だなと感じました。
 被災地の方々の一日も早い状況の改善と復興を願っています。

by 松浦