火曜日, 3月 23, 2010

「どうぶつしょうぎ」

我が家では最近「どうぶつしょうぎ」をほぼ毎日しております。
通常の将棋は81升、20駒ですが、どうぶつしょうぎはライオン、きりん、ぞう、ひよこ(にわとり)の5種類で4駒、盤も縦3列、横4列の12升しかありません。ライオンを王に見立て、ひよこ(歩)が敵陣に入って裏返るとニワトリ(金)になるのです。このかわいらしい、楽しいゲームは2008年に日本女子プロ将棋協会の現役女流棋士が幅広い層(特に女の子)への将棋普及のため、ルールやイラストを考えたものだそうです。
 家族から将棋のルールを覚えるように前々から言われているものの、私がなかなか覚えられず、戦略どころかゲームとしても全然楽しめず、駒の字体の堅苦しい雰囲気などもすべてが嫌に思っていたころ、雑誌でどうぶつしょうぎの存在を知りました。
大人気で売切れが多く、入手に苦労しましたが先月やっと購入できました。駒一つ一つに動ける方向が書いてあるので、子供から大人まで楽しめ、シンプルなのに奥深い、本当に良くできたゲームだと思います。1ゲーム、30手~50手と早ければ5分、長くても15分程(弱いから!?)で終わり、ちょっとした合間の時間にも楽しめるところがいいです。

 ゲームとしてすばらしいのはもちろんですが、将棋普及のために「できるだけ小さく、駒も少なく。そして、将棋の特徴も生かしたゲームを作る」という考案者の理念にも、将棋のルールに苦しんでいた分、とても共感できました。

 「どうぶつしょうぎ」のおかげで少し時間の使い方が上手になりました。
特に、テキパキこなす必要性に迫られていなかった物事でも、ゲームをする時間をつくるために無意識に早く終わらせるようになったのです。
まとまった時間を作るのはなかなか大変ですが、ちょっとした時間ならまだまだ(?)創れそうです。

「どうぶつしょうぎ」に物足りなさを感じられる位になったら、ステップアップして将棋に再チャレンジしようと思います!
by古橋