水曜日, 2月 27, 2008

投資

最近、よくFXという文字を新聞や雑誌で目にします。FXとは外国証拠金取引の略称で、手持ちの円をドルなどの異なる通貨に交換して運用する取引です。

私は石田会計事務所に入所する以前は税務署に勤務していたのですが、この記事を目にする度に、その当時の上司に言われたことを思い出します。それは自分自身で株式・債権等の投資をすることで、その金融商品の仕組みや取引過程で作成される書類を把握でき、税務調査の能力を高めることできるということです。
私はその話しを聞いて以来、株式やFX等の投資を行っています。上司の言葉通り自分で投資をしてみると、その金融商品に対して興味が沸き仕組みを理解することができるようになりました。しかし実際に取引をしてみると、仕組みだけではなく様々なことを学ぶことができていることに気づきました。

例えば、以前私はFXで南アフリカの通貨であるランドを購入したことがあります。購入する前までは南アフリカについて知っていることと言えば、2010年にW杯が開催されることと金の産出国であるということぐらいでした。それが今では、南アフリカは欧州系の自動車メーカーが進出しており経済が発展中であるとか、失業率は高くて治安は依然として悪い等など、その国の経済・政治・社会について様々なことを知ることができました。これは特に南アフリカについて調べることにより知り得た情報ではなく、投資をしたことで無意識の内にテレビや新聞で情報収集をしていたみたいです。

お客様の中には株やFX等の確定申告をされる方もいらっしゃると思いますので、投資を通じて学んだことを少しでも活かせたらと思います。
ただ投資は非常に面白く勉強になるのですが、私には投資のセンスはないみたいですので、リスクを抑えながら続けていきたいと思います。

by荻巣