火曜日, 2月 19, 2008

広い視野で

1月より、入所致しました。新たな気持ちで一から取り組みたいと思いますので、よろしくお願い致します。

 先日ニュース番組で、広辞苑が10年ぶりに改訂されたという話題を取り上げていましたが、その中で最近の受験生は辞書を引かずに電子辞書で調べる傾向にあるという話があり、大変驚かされました。確かに、言葉の意味を調べるという辞書本来の目的からすれば、短時間で答えに行き着く電子辞書のほうが勝っているといえるかもしれません。とりわけ時間の効率化が重要視される現代においては、なおさらです。

しかし、だからこそ削減すべきところとそうでないところの判断は、極めて重要な問題です。たとえば辞書を引くという行為は、目的地にたどり着くには少し時間がかかるかもしれませんが、その時々で思いがけないハプニング、つまりふと違う言葉に目がいって関係の無いページを読みいってしまったりと、想像以上の収穫が得られることがあります。私自身の経験からも、苦労して導き出した答えほど記憶に残り、身に付いたと実感したことは多々あります。

例えば、あるお客様からご相談いただいたことを調べているうちに、それを応用させて別のお客様へのご提案がさせていただけたり、今まで保留になっていた問題が解決したりと二重、三重の喜びが得られることもあります。

 したがって、広い視野をもって物事を考え、仕事に取り組み、結論を導きだすまでの過程を大切にし、より良い目的地へたどり着けるよう努力していきたいと思います。

by 板谷